
プレリリース 2011年5月20日
いすゞ ポスト新長期排出ガス規制に適合させた
小型トラック「エルフ」と中型トラック「フォワード」を発売
いすゞ自動車株式会社(社長:細井 行、以下いすゞ)は、ポスト新長期排出ガス規制(平成22年排出ガス規制)に適合させた小型トラック「エルフ」と中型トラック「フォワード」を、5月20日より全国一斉に発売します。
今回発売する「エルフ」と「フォワード」は、昨年発売致しました「ギガ」「フォワード(一部車型)」と同様、いすゞ開発コンセプトである『See Technology(シー・テクノロジー)』※1に基づき、燃費・積載性能、環境性能を高い次元で両立させ、商用車に求められるニーズの実現を図りました。
「エルフ」及びGVW8トンクラスの「フォワード」については、お客様の運行形態と利便性を考慮し、排出ガス後処理装置に新たな触媒を追加せず、"尿素水フリー"でポスト新長期排出ガス規制に適合させました。
エンジンのポテンシャルアップを通じ、徹底した燃費改善に取り組んだことで、「エルフ」「フォワード」ともに、平成27年度燃費基準達成車の比率を97%※2まで高めました。
平成27年度燃費基準達成車はエコカー減税の対象となり、新車購入時の自動車重量税と自動車取得税が減税されます。
また、ポスト新長期排出ガス規制の規制値から更にPMを30%低減したことにより、平成27年度燃費基準達成車については、九都県市指定低公害車(平成21年基準「優」低公害車)に指定されました※3。
※1 安全技術(Safety)、経済技術(Economy)、環境技術(Environment)の3つの基本性能を柱としたいすゞ開発コンセプト
※2 2010年販売実績より試算(いすゞ調べ)
※3 一部車型を除く
主な特長は次の通りです。
1.新型エルフの主な特長
・ エルフ全車※1を新4JJ1 3.0Lエンジンで統一し、エンジンのダウンサイジングを追求することで環境性能と軽量化を両立しました。
・ 新4JJ1エンジンは2ステージターボ、超高圧コモンレール等の採用により、燃焼効率を向上しつつエンジン本体の排出ガス性能を大幅に向上させ、従来のDPDのみでポスト新長期排出ガス規制に適合しました。
・ 2ステージターボは全域でターボ効果を高め低燃費ゾーンを大幅に拡大することで燃費向上に貢献しています。
・ 排出ガス性能と燃費性能を高いレベルで両立し、ほぼ全車において平成27年度燃費基準を達成しました※2。
・ エンジンのポテンシャルアップと同時に、静粛性も確保し、市街地や夜間の騒音にも配慮しました。
・ 尿素水タンク等を不要とすることで、従前の積載量や架装性を確保し、既存の車型展開を継続しています。
・ フロントアンダーランプロテクション(FUP)※3や大型後部反射器※4など、新たに強化された各種安全規制にも対応しています。
※1 CNG車を除く
※2 GVW5トン超4WD車、AT車を除く
※3 GVW7.5トン超車
※4 GVW7トン超車
2.新型フォワードの主な特長
・ GVW12トン以下の全車型にてポスト新長期排出ガス規制に適合しました。
・ 都市内配送と都市間輸送ではお客様のニーズ、車両使用状況が大きく異なるため、都市内配送には、積載性・利便性に優れた4HK1エンジン搭載車を、都市間輸送には、余裕の動力性能をもたせた上で環境性能と経済性を両立させた6HK1エンジン搭載車を商品展開し、運行形態それぞれの「最適」を目指しました。
・ 4HK1エンジン搭載車は従来のDPDのみで、6HK1エンジン搭載車はDPD+尿素SCRシステムを採用し、ポスト新長期排出ガス規制に適合しました。
・ 排出ガス性能と燃費を高いレベルで両立し、ほぼ全車において平成27年度燃費基準を達成しました※1。
・ GVW8トン及び11トン車においては、177kW(240PS)クラスを6HK1エンジンから4HK1エンジンにダウンサイジングすることで、従前車に対し車両重量の軽量化を実現し、平成27年度燃費基準を達成しました。
・ GVW14.5トン車においては、188kW(255PS)エンジンを新たに搭載し、平成27年度燃費基準を達成しました。
・ GVW20トン(6×4)車においては、改良した221kW(300PS)エンジンを搭載し、平成27年度燃費基準を達成するとともに、191kW(260PS)エンジン搭載車を新た設定し、軽量化ニーズへの対応を図りました。
・ フロントアンダーランプロテクション(FUP)※2や大型後部反射器など、新たに強化された各種安全規制にも対応しています。
※1 低床4WD車、セミトラクタ、GVW20トン191kW(260PS)車を除く
※2 4WD車を除く
<目標販売台数(国内)>
エルフ 30,000台/年(エルフシリーズ全体)
フォワード 10,000台/年(フォワードシリーズ全体)
<東京地区希望小売価格>
☆添付写真はSKG-NLR85AN
車型 主な仕様 エンジン/トランスミッション 東京地区希望小売価格・消費税込
SKG-NLR85AN
(☆) 平成27年度燃費基準達成
ポスト新長期排出ガス規制適合
九都県市低公害車指定制度
平成21年基準「優」低公害車適合
E-CARGO、2トンハイキャブ、標準ボディ
新普通免許対応GVW5トン車 4JJ1-TCS
110kW(150PS)
5速Smoother-Ex
4,750,200円
SKG-FRR90S2 平成27年度燃費基準達成
ポスト新長期排出ガス規制適合
九都県市低公害車指定制度
平成21年基準「優」低公害車適合
キャブ付シャシ、フルキャブ、リーフサス
GVW8トン車 4HK1-TCH
177kW(240PS)
6速Smoother‐Fx
7,572,600円
いすゞ自動車 より
「E カーゴ」
すぐに使える実用性を即納で応える即戦力パッケージ「E カーゴ」シリーズ
実用性にこだわった最適仕様のドライバンボディを高い基本性能を誇るシャシにパッケージ化した、「エルフ Eカーゴ」。シャシ/ボディの一貫した生産体制、装備・仕様の集約統一化により品質・納期も安心です。さらに白色仕様の専用装備が個性の演出と企業イメージ向上にも貢献。エルフならではの高性能を、より早く、高品質でお届けするドライバンの新しいスタンダードです。
●短納期・高品質・・・シャシからボディまで一貫した生産体制で、短い納期と高い品質を実現。
●オプション選択不要・・・トライバンに必要十分な装備を厳選しあらかじめパッケージ化。
●イメージの向上・・・清潔感あふれる白色仕様のリアドアパネルがクリーンな配送イメージをさらに向上。
いすゞ「エルフ」 より
いすゞ エルフ と フォワード、ポスト新長期規制に適合
2011年5月20日(金) 11時49分
いすゞ自動車は、ポスト新長期排出ガス規制に適合した小型トラック『エルフ』と中型トラック『フォワード』を5月20日から発売開始した。
今回発売するエルフとフォワードは、昨年発売した大型トラック『ギガ』とフォワードの一部車型と同様、いすゞの開発コンセプトである「See Technology」に基づいて燃費積載性能を犠牲にすることなく環境性能を高い次元で追求した。
エルフは全車を新開発「4JJ1」3.0リットルエンジンで統一し、エンジンのダウンサイジング化で環境性能と軽量化を両立した。
新4JJ1エンジンは2ステージターボ、超高圧コモンレールなどを採用、燃焼効率を向上しながらエンジン本体の排出ガス性能を大幅に向上し、従来のDPDのみの尿素フリーでポスト新長期排出ガス規制に適合した。2ステージターボは全域でターボ効果を高め低燃費ゾーンを大幅に拡大燃費向上に寄与する。
車両総重量12t以下のフォワードは、全車型でポスト新長期排出ガス規制に適合した。都市内配送と都市間輸送では顧客ニーズ、車両使用状況が大きく異なるため、エンジンを2機種設定する。
都市内配送には、積載性・利便性に優れた「4HK1」エンジン搭載車を設定、都市間輸送には余裕の動力性能をもたせた上で環境性能と経済性を両立した「6HK1」エンジン搭載車を展開する。4HK1エンジン搭載車は従来のDPDのみの尿素フリーで、6HK1エンジン搭載車はDPDプラス尿素SCRシステムを採用した。
エルフ、フォワードともに、2015年度燃費基準達成車の比率を97%まで高めた。2015年度燃費基準達成車はエコカー減税の対象となり、自動車重量税と自動車取得税が減税となる。
また、ポスト新長期排出ガス規制の規制値からPMを30%低減したことで2015年度燃費基準達成車は、九都県市指定低公害車に指定される。
レスポンス編集部
いすゞ、中小型も新規制対応 環境対応トラック2車種発売
2011.5.21 05:00
いすゞ自動車は20日、世界で最も厳しいとされる「ポスト新長期排出ガス規制」に適合した中型と小型の新型トラックを発売した。これで大型から小型までほぼ全モデルのトラックで規制をクリアし、既に規制への対応を終えた三菱ふそうトラック・バスを追撃する。日野自動車やUDトラックスなども中型以下で投入を計画しており、次世代型の環境対応トラックをめぐる商用車メーカーの販売競争が本格化しそうだ。
新型車のうち、小型トラックの「エルフ」は排気量3リットルの新型エンジンを搭載し、ターボチャージャー(過給器)や超高圧燃料噴射システムの採用で、エンジン本体の排ガス性能を大幅に向上させた。
こうした改良の成果が大きく、排ガス中の粒子状物質(PM)を浄化する従来型の後処理装置「DPD」との組み合わせだけで規制をクリア。価格は475万200円と従来モデルから30万円程度のアップに抑え、年間3万台の販売を目指す。
一方、中型トラックの「フォワード」は低馬力エンジンでは排ガス性能を向上させ、高馬力エンジンはPM後処理装置を取り付けることで規制に適合。価格は従来モデルより50万~90万円程度高い757万2600円だが、年間1万台の販売を見込んでいる。
ポスト新長期排出ガス規制は、二酸化炭素(CO2)などの排出量削減を図るため、国土交通省が2009年に導入を発表。昨年9月から総重量12トン超のディーゼルエンジン搭載の大型・中型トラックに適用され、いすゞの新型トラックも対象に含まれる12トン以下の中・小型トラックは、今秋から適用される。
新型車について、いすゞは「燃費と積載性能、環境性能を高い次元で両立させた」とアピールし、性能面を前面にかかげて販売攻勢をかける構えだ。
(阿部賢一郎)SankeiBiz
大型トラック
「ギガ」 と「 フォワード」 から調度1年、ポスト新長期規制をクリアした。・・・道のりは長い・・・。
ただ今、ラジオから生歌で麻生しおりとヤマハ先生バンドが聞こえてきた。もちろん、
『夜明けの仲間たち』、グッドタイミング!