
【ロサンゼルスモーターショー12】トヨタ
RAV4 新型、正式発表
…4世代目が登場
2012年11月29日(木) 08時30分
[写真] トヨタ RAV4 新型
トヨタ自動車は11月28日(日本時間11月29日未明)、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー12において、新型『RAV4』を初公開した。
新型は4世代目。エアロダイナミクス性能を追求した力強いデザインが特徴だ。フロントには、新型『オーリス』から導入されたトヨタの新グローバルフェイスを採用。RAV4の伝統だった横ヒンジのリアゲートは、新型では一般的な上ヒンジに改められている。
新型のボディサイズは、全長4570×全幅1845×全高1660mm、ホイールベース2660mm。先代(全長4365×全幅1815×全高1685mm、ホイールベース2560mm)に対して、205mm長く、30mmワイド、25mm背が低い。ホイールベースは100mm延ばされた。
室内は、北米向けでは3列シートが選択できたが、新型は2列シートのみに変更。全長やホイールベースの拡大により、クラス最高レベルの荷物スペースを確保する。安全面でも、クラスをリードする8エアバッグを標準装備。ブライドスポットモニターやリアクロストラフィックアラートなど、先進の安全装備も用意した。
北米向けの搭載エンジンは、2.5リットル直列4気筒ガソリンのみ。先代に用意されていたV6は、新型では設定されない。新型用の2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力176ps/6000rpm、最大トルク23.8kgm/4100rpmを発生する。先代の2.4リットル直4比で、6ps、1kgmパワフル。
トランスミッションは、先代の4速ATから、マニュアルモード付きの6速ATに進化。スポーツ、エコ、ノーマルの3モードが切り替えられる。駆動方式は、FFと4WDを用意。FF車の場合、米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地が10.2km/リットル、高速が13.2km/リットルだ。
4WD車には、「ダイナミックトルクコントロールAWD」を採用。オート、ロック、スポーツの3モードが選択でき、路面状況に応じて、前後の車輪に最適な駆動力配分を行う。
新型RAV4は、米国では2013年モデルとして、2013年初頭に発売される予定だ。
《レスポンス・森脇稔》
トヨタ、新型RAV4投入でてこ入れへ-SUVの変化に対応
12月18日(ブルームバーグ):トヨタ自動車の「RAV4」は1990年代半ばに発売された時は一風変わったスポーツ型多目的車(SUV)だった。小型で低価格のRAV4は、自社の「4ランナー」や米フォード・モーターの「エクスプローラー」といった大型のSUVとは対照的だったが、ヒット商品となった。
しかし、今やRAV4は、その後投入されたホンダの「CR-V」やフォードの「エスケープ」に後れを取っている。米国で小型ライトトラックの需要が高まる中で、トヨタは2013年向けのモデルチェンジでRAV4に高い優先順位を置いていると、米国のトヨタ販売グループ副社長、ビル・ファイ氏は説明する。
ファイ氏はアリゾナ州スコッツデールでのインタビューでRAV4について、「素晴らしいコンセプトだったし、われわれはうまくやってきた」が、セダン「カムリ」ほどは重点的に取り組んでこなかったと発言。その上で、「今回は申し分ない」と強調した。
新型RAV4の外観は、よりワゴンに近くトラックをベースにしたSUVといったイメージからは遠く、同セグメントの変化を反映したものとなっている。トヨタは米国でリセッション(景気後退)とリコール、自然災害で需要に打撃を受けたが、回復基調にある。1-11月のトヨタの米販売台数は前年同期比29%増加。今年は4年ぶりに200万台を上回ると同社は見込んでいる。新型RAV4は先月、米ロサンゼルス自動車ショーで公開された。
記事に関する記者への問い合わせ先:ロサンゼルス Alan Ohnsman
ブルームバーグ より
≪くだめぎ?≫
新型『RAV4』ボディサイズ全幅1845mm、"「
ハイエースワゴン」全幅1880mm"に限りなく近づき完全な"ワイドボディ"である。
リアゲートは、一般的な上ヒンジに改められ、一番の変化である。家の親父も気に入っているようだ。
Posted at 2012/12/19 11:14:46 | |
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