
廃線の十鉄線、レール撤去進む(2013/05/10 22:11)
2高校前 県道にはバス停車帯
【写真説明】十鉄線で使われていた枕木を撤去する作業員 =10日正午ごろ、十和田市
十和田観光電鉄(十和田市、白石鉄右エ門社長)は今年に入り、廃線となった十鉄線(14・7キロ)の鉄道設備の撤去作業を本格化させている。車庫と変電所がある七百駅(六戸町)を除き、来年度中に撤去を完了させる見込み。沿線の2県立高校前の県道では、青森県によるバス停車帯の設置工事もスタート。89年にわたり十和田、三沢両市を結んだ沿線は、景観が様変わりしつつある。(岩淵修平)
変わりゆく沿線景観
十鉄によると、鉄道設備は国や自治体の補助を受け建設されたため、同社は関係先の承認を得て今年2月から作業に着手。これまでに電線と電柱ほすべて取り外し、現在はレール、枕木、砕石の撤去に取り掛かっている。
工事費の総額は未定だが、レールと電線、砕石などの売却益約5千万円(見込み)を充てるという。
中心部に近い旧十和田市駅~旧北里大学駅間は、既にレールと枕木がなくなり、砕石のみが残る。作業に携わっている十鉄OB(73)は「レールがなくなると、廃線になったんだとあらためて感じる。寂しいね」と漏らす。
鉄路廃止に伴う代替バスが運行されている県道では、県が今月から十和田工業、三本木農業両高校前にそれぞれ2カ所ずつ、計4カ所にバス停車帯を整備する工事を始めた。停車帯は長さ約60㍍、幅約3・5㍍。8月ごろの完成を目指している。
12年度の代替バス利用者は約25万3千人。鉄道利用者の約8割が移行したとみられ、大半を高校生が占める。県上北地域県民局の田中力道路施設課長は、停車帯について「朝夕の渋滞が解消され、バス利用者、通行するドライバーともに利便性が高まる」と話している。
デーリー東北
≪くだめぎ?≫
5月4日(土)の七百~高清水では電柱は横たわっていた、電線類は既に無かった。残置車両は確定したのかな、七百駅は八戸六戸からの県道踏切と接していて、いつでも確認できる。
「鉄道利用者の約8割が移行したとみられ、大半を高校生が占める。」
一般利用者は少ないねー。
Posted at 2013/06/01 05:04:22 | |
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さよなら、十鉄線 | ニュース