
【6時47分】日本一終電の早い駅!? 日豊本線 重岡駅(大分県佐伯市)
2023/4/15(土) 19:05 清水要鉄道・旅行ライター
[写真・画像] (上)重岡駅構内 (下)重岡駅で折り返し発車を待つ列車
大分県佐伯市にある重岡駅は日本一終電の早い駅だ。下り延岡方面の列車の発車時刻はなんと6時47分。下り列車はこの一本のみで、これを逃すと翌日まで待たねばならない。
一方、上り佐伯・大分方面の列車は一日三本で、6時47分・18時21分・20時43分の3本だ。こちらも本数は少なく、日中は11時間以上も普通列車がやってこない。この他に佐伯方面から重岡止まりの下り列車が2本あり、18時00分着と19時36分着だ。ちなみに6時47分の上下列車と20時台の上り列車はいずれも特急電車の間合い運用のため、特急に使われている787系電車に普通料金のみで乗ることのできる乗り得列車である。
とはいえ、駅があるのは九州東岸のメインルートである日豊本線。普通列車の本数こそ少ないが、特急列車や貨物列車が何本も行き交っている。これらの列車は行き違いのために停車することがあるものの、もちろん乗り降りすることはできない。
重岡駅の利用者数は、少し古いデータだが平成27(2015)年度の平均乗車人員が16人となっている。利用は学生が中心で、6時47分の上りで佐伯方面へ向かい、18時または19時36分の列車で帰ってくるという利用をされているようだ。
重岡駅は大正11(1922)年3月26日に神原(現:直川)から伸びてきた豊州本線の終点として開業。当時の所在地は大野郡重岡村であったが、駅は村の中心から離れた大平地区に設置された。重岡村は後に合併と町制施行を経て南海部郡宇目町となり、平成17(2005)年3月3日の合併で佐伯市の一部となった。宇目町は歴史的にも地理的にも佐伯よりも豊後大野との方が結びつきが強く、宇目の人々が大分に出るには豊肥本線の三重町駅を利用するそうだ。実際、車を使えば重岡の集落からだと、佐伯駅よりも三重町駅の方が近い。そうした事情も重岡駅の利用の少なさに影響しているのだろう。
YAHOO JAPAM ニュース
≪くだめぎ?≫
「通称:宗太郎越え」は
"重岡 - 宗太郎 - (県境) - 市棚"の
重岡駅が峠で、宗太郎・市棚へ20‰の下り勾配と
30を超えるトンネルが続く、
鐙川(あぶみかわ)沿いの谷間を走行。
佐伯市街地(さいき)より延岡市を結ぶのに
良いルートで選ばれたようで、国道10号線も寄り添う。
大野郡重岡村、改め佐伯市宇目地区が"郡"を変える
きっかけにも成ったようだが、如何せん、
「重岡駅」が"南海部郡宇目町"の東端であり、
宇目の人々が大分に出るには豊肥本線の三重町駅を利用、
"キハ220形"本来の持ち場に居なければならない?
Posted at 2024/10/04 19:56:58 | |
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