
3区間部分着工に合意
並行在来線経営支援も
整備新幹線 政府、与党(2008/12/17)
写真・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「北陸トンネル敦賀側坑口」2008年10月より
政府、与党は十六日、整備新幹線のワーキンググループ(作業部会)を開き、北海道の新函館―札幌、北陸の金沢―敦賀、九州・長崎ルートの課早―長崎の未着工三区間について、それぞれ二〇〇九年度中に着工を部分的に認可することや、並行在来線の経営支援の継続的な検討で正式合意した。
三区間が合意通り認可されれば、〇九年度中に事業に着手し、おおむね十年後に完成する男通し。
並行在来線の経営支援で〇九年度予算案に反映されるのは、JR賃物が青い森鉄道などの運営会社に支払っている貨物調整金。これまでの修繕費や人件費の一部に加えて、新たな設備投資も負担対象とする。
運営に掛かる地方負担の軽減の在り方について、引き続き検討を進める―とした。
未着工三区間の整備では、北海道の札幌―長万部、北陸の金沢―福井と敦賀駅舎、九州・長崎ルートの長崎駅舎を部分認可した。
「着工に伴う所要の予算」として、〇九年度予算案に最大三十億円程度の「着工調整費」を計上する方向で最終調整に入る。
部分着工の財源には一兆二千億円程度が必要と見込まれているが、国土交通省は確保できる財源を「最大で約六千億円」と試算している。
財源のめどについて、金子一義国交相が岡日の記者会見で「政府としても十分確保できると思っている」と自信を示したが、確実な見通しは立っていない。
十六日の政府、与党合意は、与党の整備新幹線建設促進プロジエクトチームが、十二日に政府に申し入れた内容をそのまま受け入れた形となる。関係者の間には「見切り発事ではないか」との指摘もある。合意では政府と与党で財源確保のための検討を続けるとした。
同チームの津島雄二座長(自民党)は作業部会後、記者団に「(新幹線建設は)地域経済、国全体の経済の浮揚のために非常に大きな役割を果たす。合意を第一歩に着実に進めたい」と述べた。
デーリー東北より
政府は整備新幹線の着工を景気対策にしようとしている。東北新幹線・八戸-青函トンネル、北陸新幹線・長野-金沢、九州新幹線・博多-新八代は発注済みで盛んに工事中である。
「新幹線建設は地域経済、国全体の経済の浮揚のために非常に大きな役割を果たす」そうだろうか。少なくとも八戸では開通してもさっぱりだ。駅前でもレンタカーが整ったくらいだ。かえって、◎◎八戸営業所撤退、または統合でリストラが進むだけ。工場の遠方移転もあった。平成の合併があったが3年で元の人口、元1村分いなくなった。貨物調整金が焼け石に水なのである。
一時的に浮揚するかもしれないが、後でツケが残るような。今、工事中の所までに気をつかって欲しい。
今朝は4台。
Posted at 2008/12/19 14:47:41 | |
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