
北防波堤開放を 海釣りファンが署名提出(2009/07/19)
【写真説明】
青森県が八戸港の北防波堤入り口に設置した立ち入り防止柵
青森県が3月、釣り人の転落事故が相次ぐ八戸港八太郎地区の北防波堤の入り口に立ち入り防止柵を設置したのを受け、八戸市内の釣具店などは18日までに、海釣りファン4千人分の署名とともに防波堤の開放を求める異例の要望書を県に提出した。「安全確保のため必要な措置」と理解を求める県に、「八戸地方の海釣りのメッカから締め出さないで」と訴える釣具店と愛好家側。「管理」と「利用」をめぐり、両者の主張は平行線をたどっている。
北防波堤は全長3・5キロ。三菱製紙八戸工場の東側から南東に延びる同港最長の防波堤で、陸地とつながるものでは最も外側に位置する。
防波堤を管理する県は関係者以外、立ち入り禁止としているが、一年を通じさまざまな魚が釣れるとあって、市内外から大勢の釣りファンを集めていた。イカやサバが釣れる秋の休日には、防波堤に100台以上の車が乗り入れることも。
県は車両の進入を阻止するため、これまで入り口にガードレールやコンクリートブロックを設置するなどの対策を取ってきたが、その都度、何者かが移動させるなど、いたちごっことなっていた。
昨年11月、上北郡内の男性が防波堤の消波ブロックの上から海中に転落し、死亡する事故が発生。転落事故に歯止めがかからないことから、県八戸港管理所は3月末、人と車の立ち入りを防ぐため鉄柵を設置した。
釣り愛好家らは、この対応に一斉に反発。市内の釣具店が呼び掛け、5月中旬から6月末までに県南地方の沿岸市町村のファン4千人の署名を集め、今月13日、県八戸港管理所に開放を求める要望書を提出した。
取材に、県八戸港管理所の三上盛実所長は「しけのときには波をかぶることもある危険な場所。安全を保証できない場所だから、管理者としては、このような対応を取らざるを得ない」と話す。
署名の呼び掛け人となった同市下長、まべち釣具店の渡辺敏博会長は「釣り客に救命胴衣の着用を義務付けるなど、安全を確保する方法はほかにもあるはずだ。県は一律に立ち入りを規制するのではなく、安全対策を話し合う姿勢を見せてほしい」と訴える。
デーリー東北より
危険だから強固なゲートでガードするのは当然だろう。
昨日「
本八戸駅通り・・」の記事を取り上げた。中心街は表通りは国道、裏通りは県道、担当がちがっている。当時の経緯は分からないが、国が音頭を取って、一方通行を実施したかもしれないな。同じ危険でも県と市の道路は一方通行させて、危険を軽減することには消極的だ。役所でも横のつながりには積極的でない。
ライフジャケットの着用は海上保安庁の担当だ、と押しつけているのと同じようだ。釣りなどで利用する団体の方でも警備を担当・巡回するなどの行動を起こさないと動かないかもね。
Posted at 2009/07/19 14:06:33 | |
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