
三浦さんが「五戸電鉄の歌」のCD自費製作(2009/08/25)
写真・完成した「五戸電鉄の歌」のCD
五戸町豊間内の南部バス社員、三浦恒雄さん(61)が「五戸電鉄の歌」のCDを自費製作した。三浦さんと、この歌の復活を仕掛けた豊間内コミュニティ実行委員会元事務局長の三浦マサ子さん(68)が24日、五戸町役場を訪れ、完成したばかりのCDを三浦正名町長にプレゼントした。
南部バスの前身である五戸電鉄(後に五戸鉄道、南部鉄道と社名変更)は、五戸と八戸(旧尻内)を結ぶ鉄道として1930(昭和5)年に開業。貨物輸送、通勤通学の足として地域住民に親しまれたが、68(同43)年の「十勝沖地震」で線路を含む一帯が甚大な被害を受け、鉄道は復旧することなく翌年廃止された。
五戸電鉄の歌(作詞、作曲者不詳)はかつて、同鉄道沿線の風景などを織り込んだ歌として愛唱されていた。廃線とともに次第に忘れ去られていたが、2000年に三浦さんらが中心となって、古き良き地域の姿を後世に残そう―と古老の口ずさむ歌を採譜し“復元”。現在は町立豊間内小学校で歌い継がれている。
歌はこれまでカセットテープで残されてきたが、今回、新たな音源を求める南部バスOBなどの要望でCD化することになった。
CDには00年当時の豊間内小児童の歌、カラオケ用のメロディー、鉄道が走る様子を三浦恒雄さんが独自にイメージして作曲、演奏した「夕日と電車」の3曲入り。CDケースには68年に運行されていた車両や、40(昭和15)年の蒸気機関車の写真が使用されている。
三浦恒雄さんは「鉄道を利用した人にはそれぞれ懐かしい思い出があるはず。多くの人に聞いてもらえればいい」と話している。CDを贈られた三浦町長は「先祖が私財を投じて作った鉄道に関する歌だけに感慨深い」と喜んでいた。
希望者には実費(1枚500円)で販売する。問い合わせは三浦恒雄さんへ
デーリー東北より
「五戸電鉄の歌」、初めて知りました。豊間内小学校(とよまない)で歌い継がれていることも知らなかった。家の母親も知らなかったのではないかな。この方面のパーマ屋のお客さんが結構居たのに聞いたことがなかったな。
かつて販売された記念切符を持っているので、「記念」切符のように購入してみるかな。
Posted at 2009/08/26 13:43:33 | |
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