
2011年09月26日
TOYOTA、新型軽乗用車『ピクシス スペース』を発売
― ダイハツ工業(株)との間で合意した軽自動車のOEM供給第一弾 ―
写真・ピクシス スペースX (2WD)
TOYOTAは、新型軽乗用車『ピクシス*1 スペース ( PIXIS SPACE )』を、全国のトヨタカローラ店、ネッツ店および、軽自動車市場比率の高い地域で取扱希望のあった一部のトヨタ店、トヨペット店を含む販売店211社を通じて、9月26日より発売した。
『ピクシス スペース』は、多様化するお客様のニーズをとらえ、洗練されたスクエアなスタイルや毎日の使い勝手に配慮した機能・装備に加え、優れた環境性能を追求したTOYOTAが初めて販売する軽乗用モデルである。
シンプルなフォルムの「L」・「X」と、存在感あふれる「カスタムX」・「カスタムG」・「カスタムRS」の二つの個性を提案。全8色のボディカラーとあわせて多彩な車種バリエーションを用意している。また、手の込んだ縫製やアクセントカラーによって高級感を演出するフロントシートなど、居心地の良い室内空間を創出するとともに、アイドリングストップシステム“eco IDLE ( エコアイドル )*2”の採用( 「X」・「カスタムG」 )により、クラス*3トップレベルの低燃費25.5km/L*4を実現している。
なお、新型車は、2010年9月トヨタ自動車(株)とダイハツ工業(株)との間で合意した軽自動車OEM供給の第一弾である。
【主な特長】
1.自分らしくアレンジできる多彩なバリエーション
▽ 二つの個性と全8色のボディカラーにより、自分らしくアレンジできる個性豊かなバリエーションを提供
<「L」・「X」>
・ 大胆な面構成とした見切りの良いスクエアなフォルムの中に、水平基調のシンプルですっきりとした室内空間を創出。内装色をウォームグレーとし、モダンで温かみのある印象を演出
<「カスタムX」・「カスタムG」・「カスタムRS」>
・ 縦型2灯式のディスチャージヘッドランプやフロントエアロバンパーなどで迫力あるフロントビューを演出するとともに、サイドストーンガードなどが低重心で存在感あるサイドシルエットを表現。また、スイッチ操作によりグラデーション発光するインパネミスティックイルミネーションなどブラック基調のインテリアを採用し、クールで落ち着いた室内空間を演出
2.乗る人にとって居心地の良い広い室内空間
▽ 2,490mmのロングホイールベースなどによって2,000mmもの室内長を実現。ゆとりの室内高、ワイドな室内幅と合わせ、大人4人がくつろげる広い室内空間と十分なラゲージスペースを両立
▽ 毎日使うことを考え、素材選びから裁縫にまで、こだわって作り込んだソファのように座り心地の良いフロントシートなど、居心地の良さを追求
3.地球や人にやさしい優れた環境性能
▽ DVVT*5を採用した660ccKFエンジンと660ccKFインタークーラーターボ付エンジンの2種類を設定。全車CVT(自動無段変速機)と組み合わせることで滑らかな走りと低燃費を実現。アイドリングストップシステム“eco IDLE”搭載の2WD車(「X」・「カスタムG」)は、10・15モード走行燃費25.5km/L( CO2排出量:91g/km*6)とクラストップレベルの燃費性能を実現
▽ KFエンジン搭載車(「カスタムRS」を除く)は全車「平成22年度燃費基準*7+25%」を達成。「平成17年基準排出ガス75%低減レベル*8」の認定取得とあわせ、「環境対応車 普及促進税制」により、自動車取得税と自動車重量税が75%の減税措置に適合
*1 PIXIS:PIXIE/PIXY(英語:いたずら好きな小妖精)からの造語
*2 eco IDLE:ダイハツ工業(株)の登録商標
*3 全高1,550mm以上の軽クラスでの比較
*4 10・15モード走行、国土交通省審査値
*5 DVVT:Dynamic Variable Valve Timing(連続可変バルブタイミング機構)。ダイハツ工業(株)の登録商標
*6 1km走行当たりのCO2排出量換算値
*7 省エネ法に基づき定められている燃費目標基準
*8 国土交通省の低排出ガス車認定制度
【販売概要】
販 売 店 : トヨタ販売店 211社
・ 全国のトヨタカローラ店74社、ネッツ店108社および、
軽自動車市場比率の高い地域で取扱希望のあったトヨタ店14社、トヨペット店15社
【生産工場】
ダイハツ九州(株) 大分(中津)工場
以上
TOYOTA ニュース より
トヨタ、初の軽を発売
112万円より、販売の底上げ図る(2011/9/26)
トヨタ自動車は26日、軽自動車「ピクシス スペース」を全国のカローラ店とネッツ
店で発売した。価格は一部地域を除き112万~161万1千円。トヨタブランドとしての軽自動車市場への参入は初めて。国内自動車市場が伸び悩む中、需要が堅調な軽自動車の投入で販売の底上げを図る。
グループのダイハツエ業から、軽自動車「ムーヅコンテ」をベースに相手先ブランドによる生産(OEM)で供給を受けた。トヨタのマークを取り入れた以外は、内外装、グレード、価格帯のいずれもムーブコンテと同一に設定した。排気量は660
CC。
ダイハツとの販売競争激化を避けるため、テレビCMなど広告は手控える方針。新型車投入の際に通常は開いている発表会も見送った。
今後ダイハツから2車種の追加供給を受ける計画で、3車種計で年間6万台の販売を見込む。
新車市場で軽自動車の販売の割合が高い地域では、高級車を扱うトヨタ店、トヨペット店でも販売する。
トヨタ系列の販売店で「軽自動車を品ぞろえに加えたい」との要望が強く、市場への参入を決めた。
青森県内での取り扱いは
▽青森トヨタ自動車
▽青森トヨペット
▽トヨタカローラ青森
▽トヨタカローラ八戸
▽ネッツトヨタ青森
▽ネッツトヨタみちのく
―の各店。
デーリー東北 より
迎える2 強 軽の競争激化
3位争いも厳しさ増す(2011/9/26)
トヨタ自動車の参入で、軽自動車の開発・販売競争がさらに激しくなりそうだ。国内の自動専市場が縮小する中、手軽な日常の足として今後も堅調な需要が見込まれるからだ。ダイハツエ業、スズキの2強の激突に加え、3位をめぐる争いも厳しさを増している。
トップのダイハツは、燃賓性能に磨きをかけた新型軽自動車「ミラ イース」を20
日に発売した。ガソリンー㍑当たり30.0㌔と、低燃賓車の「代名詞」とされるトヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」( 32・6㌔)に肉薄する性能が売りだ。伊奈功一社長は「低燃費、低価格、省資源に極限までこだわった」と胸を張る。
スズキは、販売台数よりも代理店の利益率向上に重点を移している。2010年度は直営の代理店の黒字化をほぼ達成した。商品開発でも「消費者のエーズはつかんでいる。負けない商品を出していく」(幹部)と自信を見せる。
3位争いも激烈だ。10年度はホンダが3位を維持したが、11年度に入ってからは落ち込みが目立ち、日産自動車に抜かれている。小型車開発に力を傾けた結果、軽の新車投入が遅れた影響とみられる。年内には約3年ぶりとなる新型車を発売し、巻き返しを狙う。
日産は6月、三菱自動車と折半出資で軽自動車を手掛ける新会社「NMKV」(東京)を設立した。共同開発の第1弾として新型軽自動車を13年度前半に発売する予定だ。国産は全自動車の国内販売シェアを13年度に15%まで引き上げる計画で、この軽自動車の成否も計画実現の重要な鍵を握っている。
デーリー東北
これでも変わらず、「青森トヨペット」シールを貼った"タント"は販売されるはずだ。
事実上、トヨタ販売店でも新車軽自動車されている。ただ、グループ会社にスズキ販売店を経営している所もあり、またライバル販社がダイハツ店経営で敢えてスズキ車扱いをしている所もある。そこで一台でもダイハツ製軽自動車を売るためのトヨタグループ上げてのプロジェクトであろう。
ムーヅコンテのリッター版が海外から引き合いが来れば、尚プロジェクトは成功だろうね。