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2013年11月08日 イイね!

『タント』 フルモデルチェンジ

『タント』 フルモデルチェンジ2013年10月3日
ダイハツ軽乗用車「タント」フルモデルチェンジ

使い勝手と開放感を追求し「究極の自由空間」を実現
~樹脂ボディー外板により、空力や安全性など各種要件を大幅に向上~

 ダイハツ工業(株)は、軽乗用車「タント」をフルモデルチェンジし、10月3日から全国一斉に発売する。

 「タント」は2003年の発売から軽の常識を覆す「広さ」で軽モアスペースという新しいカテゴリーを創造。2007年の2代目では「ミラクルオープンドア」の採用により「使い勝手」を追求し、子育て世代の女性を中心に多くのお客様からご好評いただいている。
 今回のフルモデルチェンジでは、ミライースで培った「低燃費」「低価格」という軽の本質をベースに、車両特性に合わせた付加価値を追求し、軽自動車の多様な拡がりを目指すダイハツが考える一台に仕上がった。

 新型タントの主な特長は、以下の通り
1.軽唯一のミラクルオープンドアの使い勝手をさらに追求した「ダントツの使い勝手」
2.広さを感じるポイントにこだわった「軽No.1※1の広々開放感」
3.外板樹脂化による空力性能の飛躍的な進化や歩行者保護性能の向上
4.登録車ユーザーも満足の「基本性能・安全装備」
5.28km/Lの低燃費を実現し、全車エコカー減税「免税」レベルを達成
6.内外装スタイルの一新により、
「広さ」「使いやすさ」「親しみやすさ」の三拍子が揃ったタント
「圧倒的存在感」「最上級デラックス」のタントカスタム
※1:ダイハツ調べ

*車両概要*
<空間設計・使い勝手>
ミラクルオープンドアの使い勝手をさらに追求した「ダントツの使い勝手」
------------------------------
◇助手席ロングスライド化
助手席のスライド幅を従来比10cm拡張し、38cmのロングスライド化を実現。さらに後席
下部の出っ張り部分をなくし、広大なフラットスペースを確保。A型ベビーカーをたたまず、収納でき、大型ダンボール箱やビールケースも積載可能。大きな荷物もミラクルオープンドアと助手席ロングスライドによる広大な間口からラクな姿勢で積載が可能に
◇両側スライドドアの採用
隣の車両との距離が近い駐車場などの狭い場所でも横のクルマや壁と、ドアがぶつかる心配がなく、お子様も安心して乗り降りが可能
また、G,G“SA”、カスタムRS、カスタムRS“SA”グレードは両側パワースライドド
アを標準装備※2。カードキーや運転席スイッチなどでラクにスライドドアを開閉
※2:X、カスタムXは左側パワースライドドアを標準装備。右側パワースライドドアをメーカーオプション(いずれも“SA”を含む)

広さを感じるポイントにこだわった「軽No.1の広々開放感」
-------------------------
◇軽No.1のヘッダ距離※3、ヘッドクリアランス※4、前後乗員間距離
お客様が広さを感じるポイントである「頭上空間」と「後席空間」に拘って室内空間を設計。ヘッダ距離を12cm、前席ヘッドクリアランスを2cm延長。軽No.1のフロント/リヤヘッドクリアランス、ヘッダ距離、前後乗員間距離を実現。
※3:前頭部からフロントガラスまでの距離

使用シーンを徹底的に研究し、使い勝手を追求した各種アイテム
---------------------------
◇軽自動車初「助手席シートバックレバー」を採用
助手席シートバックレバーの採用により、外側や運転席側、後席からも助手席のスライド/リクライニングが可能に。様々な使用シーンで助手席を自在に操作でき、室内の使い勝手が向上
◇助手席乗降グリップを設置
助手席左上に設置した乗降グリップにより、グリップを持ちながら体をかがめることなく、乗り降りが可能。グリップ形状をお子様やお年寄りがつかみやすい形状とすることで、乗降性を向上
◇格納式リヤドアサンシェードを採用
強い日差しを遮り、後席乗員のまぶしさを軽減。使用中の落下の心配も無く、使わない時にはリヤドアトリム内にすっきりと格納
※4:頭上から天井までの距離

<樹脂化>
外板樹脂化により各種要件を大幅に向上
------------------
◇樹脂パーツによる軽量化
フード、フロントフェンダー、バックドア、フューエルリッド、レールカバーを樹脂化することで、従来の鉄製パーツの採用に比べ約10kg の軽量化を実現。利便性や基本性能の向上などによる質量増加にも関わらず、従来同様の車重の実現に貢献
また、バックドアが軽くなった為、女性でもラクに開閉操作が可能
◇カテゴリー内で圧倒的な空力性能を実現
樹脂化によりバックドアとリヤスポイラーの一体成形を実現。空力性能の向上に寄与するスポイラーを従来よりも軽量、低コストで採用可能となり、低燃費化や操安性の向上に貢献
◇歩行者保護性能の向上
車両前方部の外板を全て樹脂とすることで、万が一の際の歩行者保護性能を向上

<基本性能>
ファン&リラックスドライブで軽の走りを変え、安心快適な乗り心地と上質な室内空間を実現
--------------------------------------
◇足回りの徹底改良、ボデー剛性の見直しで操安性を向上
フロントスタビライザーの採用グレード拡大やフロントショックアブソーバーのリバウンドスプリング設定、アンダーボデーの剛性強化などシャシー・アンダーボデーで13点の改良を施し、ロール剛性を大幅に向上することで、カーブ時のふらつきなどを抑制し、操安性を向上
◇登坂変速制御の採用により坂道でも余裕ある走りを実現
アクセル開度や車速により登坂路を判定すると、CVT制御によりエンジン回転を高回転に維持し、駆動力を確保
◇始動から高速域まで静粛性を一層改良し、上質な室内空間を実現
お客様の様々な使用シーンを考慮し、排気管の容量アップ、エンジンルームとキャビン間隔壁の構造変更、ダッシュサイレンサーの特性変更、吸遮音材の適所への配置などにより、高い静粛性と上質な室内空間を演出

<安全性>
ピラー内蔵のミラクルオープンドアで安全性を確保、さらにスマートアシストなど予防安全も充実
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◇ミラクルオープンドアはピラーをドアに内蔵し、安全性を確保
フロントドア後端とリヤスライドドア前端部に通常鋼板の3倍以上の強度を持つ「超高張力ハイテン材」を使用したピラーを内蔵。ドアがピラーの役割を果たし、運転席側と同等の強度・剛性を確保
◇スマートアシストを全グレードに設定し、さらにエマージェンシーストップシグナルを全車に採用
「低速域衝突回避支援ブレーキ機能」「誤発進抑制制御機能」「先行車発信お知らせ機能」車両の横滑りなどを防止する「VSC&TRC」の4つの機能を備えた「スマートアシスト」を全グレードに設定さらに急ブレーキを後続車に知らせるエマージェンシーストップシグナルを全車に設定するなど、予防安全性も充実
◇見晴らしの良い室内で、事故を未然に防ぐ
ガラス面積を大きく設計し、見晴らしが良いため、自然な運転姿勢で車体の周囲30cm圏内の1m高さのポールを直視可能。さらに駐車時に役立つサイドアンダーミラー(助手席)やリヤアンダーミラー(室内付)を採用。また、カスタム全車にSRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)を標準装備。SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)をG、カスタムRSにオプション設定※5
※5:いずれも“SA”含む

<低燃費>
28.0km/Lの低燃費を実現し、全車エコカー減税「免税」レベルを達成
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◇進化したe:Sテクノロジーに加え、カテゴリー内で圧倒的な空力性能を実現
e:Sテクノロジーの3本柱「パワートレーンの進化」「車両の進化」「エネルギーマネジメント」のうち車両の進化が大幅に向上。前方はAピラー形状の工夫による風の乱れを抑制し、後方は、スポイラー一体のバックドアの採用により、車両後方の風の流れを整流化。さらにフロア下の風の乱れも抑制することで、CD値はミラ並みを達成し、カテゴリー内で圧倒的な空力性能を実現
◇圧縮比向上やVVTの採用により、ターボエンジン搭載車の燃費を向上
エンジンピストンの形状最適化によりノッキングを抑制。圧縮比を従来の9.0から9.5と向上することで、燃焼効率を向上。さらにVVTやCVTサーモコントローラーをターボエンジンにも採用することで、低燃費化を実現

<軽量化>
外板樹脂化や構造合理化による軽量化で、性能向上による質量増加に関わらず従来同等の車重を実現
---------------------------------------
◇図面を一から見直し、構造合理化
骨格部材の配置見直しや、構成部品を可能な限りストレート化することによる補強部品の削減、高張力鋼板の適正配置などにより軽量化を実現
ミラクルオープンドアの採用、両側スライドドア化など使い勝手の向上や、基本性能の向上などによる質量の増加にも関わらず、従来同等の車重を達成

<低コスト化>
徹底的な原価低減活動を継続して推進
-----------------
◇部品軸活動による低コスト化活動、調達改革を継続
設計素質向上の観点で、品質面・原価面で最も素質の良い図面を追求する低コスト化活動や買い方見直しなどの調達改革を継続して実施
原価低減を行ったうえで、車両特性に相応しい商品力を追求することで、商品としての魅力を向上しながら、お求めやすい価格を実現

<デザイン>
みんなが乗りやすく、親しみ感のある「タント」
-------------------
◇親しみやすさはそのままに立体造形で質感を向上したエクステリアデザイン
立体的なフロントまわりとバンパー造形で質感を向上
バックドアレリーフとLEDリヤコンビランプをリンクしワイド感を表現
メリハリのある凹凸で丸みのあるドア断面で親しみを表現
◇広さ、使いやすさ、親しみやすさの三拍子を表現したインテリアデザイン
センターメーターによるフラットなインパネ上面で広さ感を表現。また、メーターは見やすいエリア、距離に配置し、大きな文字とすることで視認性を向上
丸みを持たせたドア断面で親しみを表現しながら、立体的なつくりで使いやすさを両立

堂々豪華なエクステリアデザインで圧倒的な存在感を演出した「タントカスタム」
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◇ファーストカーとしての期待に応える堂々としたエクステリアデザイン
大型グリル、LEDヘッドランプなどで先進感と存在感を表現
大型ルーフエンドスポイラーやLEDリヤコンビランプで存在感を演出
RSグレードはイルミネーショングリルと15インチ切削アルミホイールで最上級感を演出
◇最上級のデラックス空間を表現したインテリアデザイン
インパネセンター部はピアノブラック加飾とシルバー加飾による上級感を演出
円形ホーンパッドとシルバー加飾スポークで質感を向上したステアリング
専用表皮を使用した大型ソファ風のベンチシートでデラックス空間を演出

新開発色2色を追加した豊富なカラーバリエーション
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◇タントは全10色、タントカスタムは全7色を展開
新色のファイアークォーツレッドメタリック、ナイトシャドーパープルクリスタルメタリックを含む上質なカラーバリエーション

<ナビ・オーディオ>
スマートフォン連携メモリーナビや大型後席モニターの採用など車内エンターテイメントも充実
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◇スマートフォン感覚で使いやすいナビシステム
メーカーオプションのナビゲーションにスマートフォン連携メモリーナビシステムを採用。画面操作もフリックやピンチイン、ピンチアウトなどスマートフォン感覚の操作に対応し、使いやすさを向上
◇大型後席モニターや、軽初採用の8インチメモリーナビをディーラーオプションで設定
後席のお子様も長時間のドライブを楽しめるよう、ルームミラーへの映り込みのない新型タント専用設計の大型後席モニターを採用。また、純正では軽初採用となる8インチメモリーナビを採用し、大画面での地図確認やDVD、TV鑑賞など車内エンターテイメントを充実

*販売概要*
国内月販目標台数:12,000台(タントエグゼを除く)
発表展示会 :2013年10月12~14日

*福祉車両*
新型タントのフレンドシップシリーズ「タントウェルカムシート」「タントスローパー」は年内に
追加発売予定。

以 上
ダイハツ ニュースリリース 製品情報 より


ダイハツ タント がフルモデルチェンジ…軽量化と居住性・乗降性を向上
2013年10月3日(木) 15時13分

ダイハツ工業は、軽乗用車『タント』をフルモデルチェンジし、10月3日から販売を開始した。

今回のフルモデルチェンジでは、助手席のスライド幅を従来より10cm拡張し、38cmのロングスライド化を実現した。さらに後席下部の出っ張り部分をなくし、広大なフラットスペースを確保。ミラクルオープンドアの使い勝手をさらに高めた。

また、フード、フロントフェンダー、バックドア、フューエルリッド、レールカバーを樹脂化することで、従来の鉄製パーツの採用に比べ約10kgの軽量化を実現。車両前方部の外板をすべて樹脂とすることで、万が一の際の歩行者保護性能も向上させた。

環境性能も、エンジンピストンの形状最適化によりノッキングを抑制。圧縮比を従来の9.0から9.5と向上することで、燃焼効率を向上。28.0km/リットルの低燃費を実現し、全車エコカー減税「免税」レベルを達成した。

価格は117万円から175万1000円。

《レスポンス・纐纈敏也@DAYS》


≪くだめぎ?≫
 「菅野ママ」になった!「トヨタ店(さぁ、新しいアイシスへ)」「ビスタ店」から移籍かな?子供ができ、セカンドカーとして導入か・・。
Posted at 2013/11/08 16:18:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車全般 | クルマ
2013年11月07日 イイね!

「トヨダ G1型トラック」

「トヨダ G1型トラック」トヨタ自動車 75年史  (2012年)
> 車両系統図
トヨダ G1型トラック

ボデータイプ - トラック/ピックアップ
発売日 1935年8月

●スペック
グレード G1
車両形式 G
重量 2470 〔kg〕
・寸法
全長 5950 〔mm〕
全幅 2191 〔mm〕
全高 2219 〔mm〕
ホイールベース 3594 〔mm〕
・エンジン
エンジン形式 A
エンジン種類 水冷6気筒頭上弁式
排気量 3,389 〔cc〕
最高出力 65 〔PS〕/ 3000 〔r.p.m〕

※ 代表するグレードのスペックを表示しております。
※ エンジン最高出力はネット値です。
※ このクルマの形式は、 G です。

●解説

トヨタ自動車の創業者、豊田喜一郎(当時 豊田自動織機製作所 常務取締役技師長)が中心となり完成させたトヨタ初の自動車。

1930年に小型エンジンの研究を開始し、1934年5月には試作自動車「A1型第1号」を完成させた。だが、国策上の理由や、時間的・経済的理由からトラックの開発を優先し、「フォード トラック」を模したシャシーを用いた「G1型トラック」を8月に完成させ、11月に発表した。A型エンジンは、水冷直列6気筒OHVの3389cc(84×102mm)で、65HP/3000rpmを発揮した。「G1型トラック」のサイズは全長5950×全幅2191mm、ホイールベース3594mmで、積載量は1.5t。シャシーの価格は、フォードより200円安い2900円。生産台数は379台だった。

●生産・販売

生産工場 (株) 豊田自動織機製作所 自動車部 (トヨタ自動車の前身)
販売会社 日の出モータース (株) [現 愛知トヨタ自動車 (株) ]

トヨタ自動車 75年史  (2012年) より


≪くだめぎ?≫
 ここの頁には当時のカタログも掲載されている。古い字体で「国産自動車 三重県松阪市・・」とスタンプが押されている。旧字体だらけで読みずらい。
 しっかりダブルタイヤであるが、現代ならコースター"デッキバン"?で対応出来るレベルだ。
Posted at 2013/11/07 07:18:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ自動車 75年史 (2012年) | クルマ
2013年11月06日 イイね!

トヨタ販売店の発足 その2.

トヨタ販売店の発足 その2.トヨタ自動車 75年史  (2012年)
> 文章で読む75年の歩み
> 第1部 『自動車事業への挑戦』
> 第2章 『自動車事業の確立』
> 第2節 自動車試作
第5項 販売組織の確立
トヨタ販売店の発足 その2.

[写真] 東京トヨダ自動車販売 DA型バス・シャシー発表会

続いて、1935年12月には東京トヨダ自動車販売株式会社3.が設立され、トヨタ販売店の第2号となった。同社は、1936年1月19日に開店披露兼DA型バス・シャシー発表会を、本社がある有楽町の三柏ビルで開催した。

その後、1936年1月に三重県松坂市に国産自動車株式会社4.、同年3月に大阪トヨダ自動車販売株式会社5.、同年8月に広島トヨダ販売株式会社、同年9月には岐阜トヨダ自動車販売株式会社と静岡トヨダ販売株式会社が相次いで設立され、約1年間で合計7社のトヨタ販売店が発足した。

なお、「トヨダ」については、1936年10月以降、トヨタ・マークの採用に伴い、「トヨタ」に改称された。

注3. 社長は山口佐助(大洋自動車;シボレー)、取締役支配人は吉田政治(大洋自動車)、取締役販売部長は嶋田光衛で、総勢13人。戦後の販売店再編では、旧・東京トヨタ自動車販売は復活しなかった。嶋田光衛(美津江)は、のちに埼玉トヨタを設立した。

注4. のちに三重トヨタ販売に社名変更。

注5. 社長は笠原黙治(大洋自動車;シボレー)、専務は北村謙二郎(安全自動車、国産自動車)。

トヨタ自動車 75年史  (2012年) より


≪くだめぎ?≫
 1935年5月にA1型試作乗用車完成式を行う。同年11月G1型トラック発表会、そして上記のように翌年1月に旧・東京トヨタ自動車販売開店披露兼DA型バス・シャシー発表会。ディーゼルエンジンは無いが、一足先に「トヨタディーゼル店」開業した感じである。国策に乗ったとはいえ、乗用車を後回しにしたのは結果的には良かったのかも。「A型エンジン」 3,389ccは今でも大排気量で、まるで高級車"レクサス店"、1県に1店舗しか出来ん。トラック店なら何店舗か作れてサービス向上に繋がるだろうし。
Posted at 2013/11/06 02:52:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ自動車 75年史 (2012年) | クルマ
2013年11月05日 イイね!

トヨタ販売店の発足 その1.

トヨタ販売店の発足 その1.トヨタ自動車 75年史  (2012年)
> 文章で読む75年の歩み
> 第1部 『自動車事業への挑戦』
> 第2章 『自動車事業の確立』
> 第2節 自動車試作
第5項 販売組織の確立
トヨタ販売店の発足 その1.

[写真] トヨダ車販売店第1号「日の出モータース」

1935(昭和10)年8月9日、「自動車工業確立ニ関スル件」が閣議決定された。1.その趣旨は、自動車事業を許可制とし、許可の対象となる者を日本国民が株式の過半数を所有する株式会社に限ったことである。これにより、日本フォード、日本GMの両社は、今後の事業継続が困難と考えられた。一方、その前文には「相当大規模ニ大衆車ノ製造計画ヲ有シ現ニ之ヲ進メツツアル者ニ現在ノ処日産自動車株式会社及株式会社豊田自動織機製作所ノ二者アリ」とあり、日産自動車と豊田自動織機製作所が許可会社に指定される可能性が高いと予想された。

このような状況のもと、国産メーカーへ移りたいと考えるようになった日本GMの神谷正太郎は、三井物産シアトル支店時代の知人で、名古屋商業学校の先輩でもある豊田紡織の岡本藤次郎取締役を訪ね、豊田自動織機製作所への橋渡しを依頼した。その後、豊田喜一郎常務に会って、神谷の入社が決定した。

神谷は、同じく日本GMに在籍する花崎鹿之助、加藤誠之を伴って、1935年10月に豊田自動織機製作所に入社した。早速、販売部を設置して、トヨダ車の販売組織づくりに取りかかった。

喜一郎から自動車販売体制の構築を全面的に任された神谷は、日本GMの販売組織を踏襲し、おおよそ1府県を1単位として、メーカーが資本的に関与しない販売会社を設置する方針を採用した。これに対して、日本GMはシボレー販売店の国産車販売への鞍替えを黙認したところから、トヨタの販売組織は大部分がGM系販売店、特にシボレー販売店によって構成されることになった。

1935年12月8日、日の出モータース株式会社2.が「国産トヨダ号」としてG1型トラックの発表会を開催し、ボデー付名古屋渡し価格3,200円で販売を開始した。日の出モータースは、同年11月にGM系自動車の販売権を返上し、豊田自動織機製作所製自動車の販売に転向したトヨタ販売店第1号である。

注1. 「自動車工業確立ニ関スル件」(1935年8月9日)の要旨は、以下のとおりである。
(一)普通自動車ノ組立又ハ主要部分品ノ製造事業ハ之ヲ許可事業トスルコト。
(二)前項ノ許可ヲ受ケ得ル者ハ株数ノ過半数カ日本臣民又ハ帝国法令ニ依リ設立シタル法人ニシテ議決権ノ過半数カ日本臣民ニ属スルモノニ属スル株式会社ニ限ルコト。
(三)第一項ノ許可ヲ受ケタル事業ニ関シテハ産業上、国防上必要ナル監督規定ヲ設クルコト。
(四)現ニ存スル自動車工業ニシテ第一項ニ該当スルモノニ就テハ本方針決定当時ニ於ケル現存範囲内ニ於テノミ既得ノ権益ヲ認メテ其ノ事業ノ遂行ヲ許容シ其ノ後ニ於ケル新設又ハ拡張ニ就テハ法律施行ノ際遡リテ其ノ権益ヲ容認セサルコト。
(五)本工業ノ確立ヲ期スル為ニハ以上要綱ニ掲ケタル以外二原料材料ヨリ部品組立ニ至ル迄尽ク国産ニ依ルコトヲ貫徹スルヲ国防上ノ絶対要件トス。尚外国自動車トノ競争ヲ国産側ニ有利ナラシムル為各種ノ助成手段ヲ講セサルヘカラス。

注2. のちに名古屋トヨタ販売に改称、現・愛知トヨタ自動車。

トヨタ自動車 75年史  (2012年) より


≪くだめぎ?≫
 現トヨタ店に元GM系販売店が多いから、シボレー「キャバリエ」を扱えた訳だ・・。

 家の父親は昭和10年のことは判らないと言うが・・・。
Posted at 2013/11/05 07:29:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ自動車 75年史 (2012年) | クルマ
2013年11月04日 イイね!

『FR-S』 2014年モデル

『FR-S』 2014年モデルトヨタ 86、米国で2014年モデル…スポーツニーパッド採用
2013年9月5日(木) 21時00分

[写真] サイオンFR-S(日本名:トヨタ86)



トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は9月上旬、サイオン『FR-S』(日本名:トヨタ『86』)の2014年モデルの販売を開始した。

2014年モデルの変更点は少ない。「スポーツニーパッド」が採用されるのが大きな特徴。このスポーツニーバッドは、運転席と助手席の両方に装備。ドア側とセンターコンソール側に取り付けられ、コーナリング時などに、体のホールド性を高める。

また、2014年モデルには、ディスプレイ画面が付いた最新のオーディオシステムを標準装備。6.1インチの液晶タッチパネルを備え、BluetoothやiPodなど、多彩なコネクティビリティを備える。

2014年モデルのベース価格は、6速MTが2万4700ドル(約246万円)、6速ATが2万5800ドル(約257万円)。従来比で、200ドル(約2万円)の値上げとなっている。

《レスポンス・森脇稔》


トヨタ 86、世界累計販売台数が7万台突破…発売1年で
2013年8月10日(土) 17時00分

トヨタ自動車が、2012年5月に発売した新型FRスポーツカー、『86』。同車の世界累計販売台数が、7万台を超えたことが分かった。

これは8月9日、トヨタオーストラリアが明らかにしたもの。同社のエグゼクティブディレクター、Tony Cramb氏は、「86の世界累計販売が、6月末の段階で7万台を超えた」と公表している。

トヨタオーストラリアは、市場別の販売ランキングのベスト5も発表。1位は日本で、およそ3万台を販売。2位は米国で、約2万1400台を売り上げた。3位はオーストラリアで6096台。以下、英国とカナダが2400台で並ぶ。

オーストラリアは3位と、86の人気が高い。しかし、2012年は、現地への導入台数が限られていたため、2047台を販売したに過ぎなかった。そこでトヨタオーストラリアは、日本へ輸出台数の拡大を要請。2013年は、これまでに、前年の倍の4049台を販売することができたという。

トヨタオーストラリアのエグゼクティブディレクター、Tony Cramb氏は、「86の世界販売台数のうち、およそ8%がオーストラリアの顧客に届けられた。86の成功は、オーストラリア人の車好き、トヨタ好きを示すもの」とコメントしている。

《レスポンス・森脇稔》


≪くだめぎ?≫
 「BRZ」で一部改良で、86で音沙汰なし。そこに米国向け"サイオンFR-S"開始とはねー。
Posted at 2013/11/04 08:18:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車全般 | クルマ

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何シテル?   04/02 16:02
 「昔々、有ったとさ、 『トヨタディーゼル店』、『トヨタパブリカ店』、『トヨタオート店』、『トヨタビスタ店』・・・」。      身長165cm・体重6...
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