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ディーゼルオート店のブログ一覧

2013年11月03日 イイね!

「A型エンジン」

「A型エンジン」トヨタ自動車 75年史  (2012年)
> 文章で読む75年の歩み
> 第1部 『自動車事業への挑戦』
> 第2章 『自動車事業の確立』
> 第2節 自動車試作
第3項 A型エンジンとA1型乗用車の試作
A型エンジン

[写真] A型エンジン

1934(昭和9)年5月、1933年型シボレー・セダンのエンジンをスケッチした「A型エンジン」のシリンダーブロックとピストンの鋳物の試作を開始した。シリンダーブロックの冷却水が通るウオータージャケットの中子1.の製作に苦労し、大島理三郎取締役が米国から持ち帰った油中子2.を参考に、試行錯誤を繰り返した結果、1934年8月にシリンダーブロック鋳物が完成したといわれる。

試作エンジン第1号は、1934年9月25日に完成した。内製部品は、シリンダーヘッド、シリンダーブロック、ピストンなどの鋳物部品に限られ、クランクシャフト、カムシャフト、バルブ、プラグ、電装品などは、シボレーの輸入部品が用いられた。

ところが、試作エンジンをシボレー・トラックに搭載して行った運行試験では、シボレー・エンジンの出力60馬力に対し、48~49馬力しか出なかった。そこで、海外文献を参考にして渦流燃焼室の形状を応用したシリンダーヘッドを設計し、旧ヘッドと交換したところ、シボレー・エンジンを上回る65馬力を実現した。

このA型エンジンの仕様は、表1-1のとおりである。なお、カタログは、モデルとなったエンジンと同様、ヤード・ポンド法の単位で表記されていた。

  "A型エンジンの仕様(1934年)"
項目・内容
型式・ 4サイクル、水冷、直列6気筒、頭上弁(OHV)式
口径・ 3・5/16インチ(84.1mm)
行程・ 4インチ(101.6mm)
気筒容積・ 206.8立方インチ(3,389cc)
実馬力・ 65馬力(毎分3,000回転)
扭力(注)・ 150フィート・ポンド(毎分1,300回転-2,000回転)

(注) トルク。1936年7月23日作成「自動車製造事業法許可申請書」の参考資料「1936年トヨダ箱型乗用車仕様書」では、A型エンジンについて、「回転力19.4kg・m(140フィート・ポンド)(毎分1,300回転-2,000回転)」と記載されている。

注1. 中子(ナカゴ)は、鋳物の内部に中空部(空洞)を作るため、主型のなかに入れる砂を固めた鋳型。鋳込み終了後、もろくなった砂を排除して中空にする。

注2 砂を固めた中子を作る際に、砂粒同士を結合させる結合剤として、乾性油(アマニ油やヒマシ油など)を用いた中子。乾性油と砂を混ぜた油砂を中子造型機で成形したあと、乾燥、硬化させて製作する。

トヨタ自動車 75年史  (2012年) より


≪くだめぎ?≫
 何はなくとも、エンジンである。

 1934(昭和9)年5月に「A型エンジン」スタートしたと言えよう。
Posted at 2013/11/03 09:15:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ自動車 75年史 (2012年) | クルマ
2013年11月03日 イイね!

自動車製作部門の設置 その2

自動車製作部門の設置 その2トヨタ自動車 75年史  (2012年)
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第1項 自動車製作部門の設置 その2.

[写真] 1934年型デソート乗用車

一方、喜一郎は、試作車の基本構想を検討し、当時わが国で広く普及していたフォード車やシボレー車の補給部品をユーザーが利用できるように、これらの車と互換性のある部品として設計する方針を固めた。すなわち、エンジンは原理的な構造のシボレー車を、トラック・シャシーは丈夫な構造のフォード車を、それぞれモデルとしたのである。乗用車については、先端的な流線型スタイルを採用したクライスラー系デソート車のボデーとシャシーを参考にした。

1933年10月には33年型シボレー乗用車を分解して部品をスケッチ(採寸、図面化)し、自動車を構成する部品を理解しながら、エンジン試作用図面をつくった。さらに、翌1934年には34年型乗用車のデソート車とシボレー車を購入し、それらを参考に設計した。分解した自動車部品は、材質や強度、硬度などを調査するだけでなく、国内の外国車用イミテーション・パーツ製造業者や、材料の供給業者なども調べた。

また、自動車事業の経験がまったくなかったところから、それに携わったことがある経験者を招聘した。中京デトロイト化構想のもとに製作された乗用車「アツタ号」に関係した菅隆俊が1933年11月に、白楊社で「オートモ号」の開発・製造に携わった池永羆が1934年3月に、それぞれ豊田自動織機製作所に入社した。その後も日本GMに在籍した神谷正太郎、花崎鹿之助、加藤誠之が1935年に、治郎丸友恒、沢喜右衛門が1936年に、白楊社に在籍したことがある倉田四三郎が1936年に、大野修司が1937年に入社するなど、自動車事業経験者の採用が相次いだ。喜一郎の高校・大学の学友であり、日本エアブレーキで3輪自動車の開発に携わった伊藤省吾も、1937年5月に入社した。

トヨタ自動車 75年史  (2012年) より


≪くだめぎ?≫
 1933年10月にはシボレー乗用車を分解・スケッチ。1933年11月に「アツタ号」に関係した菅隆俊など、以後続いて自動車事業経験者が入社。1933年(昭和8)がトヨタ自動車製作部門の出発した年と言える。"9月1日"は間違いなく関東大震災がきっかけである。
Posted at 2013/11/03 08:40:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ自動車 75年史 (2012年) | クルマ
2013年11月03日 イイね!

自動車製作部門の設置 その1

自動車製作部門の設置 その1トヨタ自動車 75年史  (2012年)
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第1項 自動車製作部門の設置 その1.

[写真] 米国工作機械会社カーネ&トレッカー社に於ける自動車部品加工用工作機械の検討、左から2人目は大島取締役

豊田自動織機製作所の事業は、既存の自動織機に紡績機械が加わったことにより、業績が向上に転じ、先行きの見通しも明るくなった。この機をとらえて、豊田喜一郎は、1933(昭和8)年9月1日に自動車製作部門を設置し、自動車試作の準備に取りかかった。同部門は、職制上の正式な組織ではなかったが、従来から喜一郎のもとで実質的に自動車を調査・研究してきたチームであり、本格的に自動車の試作に着手した。

喜一郎は、自動車製作部門の設置に先立ち、かねてから調査済みの自動車製造用工作機械を購入するため、1933年6月に大島理三郎取締役を米欧へ派遣した。大島取締役は、海外視察の名目で鈴木利蔵取締役とともに横浜から米国へ向けて出発1.し、目的の工作機械を購入したうえで、1934年3月に帰国した。

注1. 大島、鈴木両取締役の米欧渡航について、鈴木修策(2人を横浜へ見送りに行った豊田自動織機製作所社員)が社内報『自動の友』に一文を寄せている。それには、「当社の将来の発展と、私共の幸福のために、異郷の風土と闘ひつゝ、新しい智識を求め、新しい研究の材料を蒐集せられる御両人の御苦労の程は只々感謝の外はありません」と記されている(豊田自動織機製作所社内報『自動の友』59号[1933年7月8日発行]1~6ページ)。この内容からすると、鈴木修策は大島取締役の渡航目的が自動車製造に関する調査(新しい智識)と製造用機械の購入(新しい研究の材料を蒐集)であることを熟知していたと推測できる。したがって、正式に自動車製作が決まる以前の1933年6月ごろには、実質的に自動車製作部門が活動していたと考えられる。

トヨタ自動車 75年史  (2012年) より


≪くだめぎ?≫
 試作車「アツタ号」2台の完成が1932年3月。1933年6月ごろから実質的に自動車製作部門が活動していたとのこと。豊田自動織機製作所の業績がよかったことが、それほど間を置かずに自動車製作に取りかかったことになる。
Posted at 2013/11/03 07:06:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ自動車 75年史 (2012年) | クルマ
2013年11月02日 イイね!

「300円」継続実施

「300円」継続実施24年度 市の会計収支決算報告書
市営バス 交通部運輸管理課

 市営バスは、毎日、多くの皆さんから通勤・通学・買い物などにご利用いただいています。
 しかし、24年度の利用者は増加したものの、バス事業を取り巻く環境は、交通手段の多様化や少子化の進展など依然として厳しい状況にあります。
 このような状況のなか、運行ダイヤについては、労災病院通〜中心街などの主要幹線の等間隔運行や、南部バス株式会社と共同での八戸駅〜中心街の10分間隔運行に加え、中心街〜八太郎方面においても、南部バス株式会社との等間隔運行を実施しているとともに、共通定期券の販売をしています。
 また、23年10月1日から実施していた、300円が上限運賃となる「路線バス上限運賃化実証実験」は、今年の9月30日で終了しました。しかし、利用者が増加傾向にあることから、10月1日以降も上限運賃を継続実施しています。
 また、運行ダイヤの情報提供を行う「はちのへ市営バス運行情報」サービスや、「バスマップはちのへ」の発行、エコパスポートシリーズの販売、市営バス創業80年記念乗車券の販売などを行いながら、バスの利便性向上と利用者の増加を目指しています。
 今後も、利用者の皆さんに信頼され親しまれるよう、また、利用してもらえるように、より一層取り組んでいきます。

■市営バスの決算状況
 収入は、16億976万円(前年度から1016万円減)で、うち営業収益が11億8886万円で前年度と比較し、845万円の減少となりました。
 支出は、14億8216万円(前年度から1億1677万円減)で、うち人件費が9億645万円(前年度から6114万円減)、物件費が3億7763万円(前年度から891万円減)となりました。
 この結果、収支決算は前年度と比較して1億661万円増の1億2760万円の黒字となりました。

市営バス収支決算
・収入16億976万円
営業収益11億8886万円
市補助金4 億793 万円
その他1,297 万円
・支出14億8216万円
人件費9億645万円
物件費3億7763万円
その他1 億9,808 万円
・収入−支出=1 億2,760万円

■市営バスの利用者数
 24年度の市営バスの利用者は、7 2 8 万3 4 4 2 人( 一日平均約2 万人) で、前年度と比較し39万2196人増加しました。

■路線別営業成績
 24年度の路線別営業成績は、全16路線のうち、黒字路線は2路線で、残り14路線は赤字路線となりました。

※営業係数100 円の収入を得るために要する費用

路線別営業係数
・黒字路線(2路線)
鮫 91.4
岬台団地 92.2
・赤字路線(14路線)
八戸駅 104.3
高専 112.7
日計 113.3
南高校 114.5
美保野 115.3
是川団地 122.7
多賀台団地 127.4
町畑 127.8
八戸ニュータウン 130.8
旭ヶ丘 146.9
工業大学 147.1
平庭 160.0
種差 176.6
根城 208.6

広報はちのへ 平成25 年(2013 年)11 月号


≪くだめぎ?≫
 南部バスだけでなく、十鉄バスも含め「300円」継続実施が行われる、めでたし・めでたし。この前、19日に送迎会があり、片道250円で利用した。車内アンケート実施中だったな。
 工業大学、平庭の路線でも回数券を町内会単位で強制?購入・使用させれば直ぐに黒字化できそうだが・・。
Posted at 2013/11/02 06:30:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | バス | クルマ
2013年11月01日 イイね!

『IS F』 一部改良

『IS F』 一部改良レクサス、IS F を一部改良…カーボン製リヤスポイラーを新採用
2013年9月5日(木) 15時15分

[写真] レクサス・IS F ダイナミック スポーツ チューニング

レクサスは、『IS F』を一部改良し、9月5日より発売を開始した。

今回の一部改良では、カーボン製リヤスポイラーを新採用するとともに、フロントフォグランプをLEDタイプに変更。また、スポーツシート全席のヘッドレストに『F』ロゴを立体的に表現したエンボス加工を施したほか、ドアトリムやセンターコンソール表皮にアルカンターラを採用した。

これに加え、ナビゲーションと連動し高速道路上などに設置されたITSスポットと双方向通信することで、画像や音声で前方の障害物や合流支援などの情報を受けることができるITSスポット対応DSRCユニットを標準装備した。

価格は810万円。

《レスポンス・纐纈敏也@DAYS》


レクサス、IS F に特別仕様…最高出力は7psアップの430ps
2013年9月5日(木) 15時14分

レクサスは、『IS F』に、特別仕様車「ダイナミック スポーツ チューニング」を設定、9月5日より販売を開始した。

特別仕様車は、ピストン、ポンプ類などエンジンの摺動部品のフリクションを低減。くわえて、クランクシャフトにコンロッドやピストンを組み付けている状態で、一基ずつ回転させながらダイナミックバランスを取ることで、最高出力はベース車から7ps向上の430psを実現している。

さらに、ボディ開口部に新しい接着技術を採用することでボディ剛性を高めるとともに、専用カーボンフロントスポイラー/リヤディフューザーを特別装備。空力性能を向上させ、優れた操縦安定性を実現している。

このほか、ベース車に比べ7kg軽量化した専用チタンマフラーや、専用カラーブレーキキャリパー、専用カラーのオレンジをアクセントに配したエンジンヘッドカバー、ネームプレート入りの専用カーボン室内パネルを特別装備した。

なお、外板色には専用色スターライトブラックガラスフレークを含む、全7色を設定している。

価格は1050万円。

《レスポンス・纐纈敏也@DAYS》


レクサス IS F、2014年モデルも継続販売へ…米国
2013年8月7日(水) 19時15分

レクサスの最新作、新型『IS』。同車の発表後も、米国では先代ベースの『IS F』が継続販売されることが決まった。

これは7月31日、米国のレクサスが明らかにしたもの。「2013年10月から、2014年モデルのIS Fを発売する」と発表している。

2014年モデルのIS Fは、5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンをはじめ、メカニズムに変更はなし。外観はカーボンファイバー製リアスポイラーと、LEDフォグランプを追加。内装では、ドアやセンターコンソールに、アルカンターラを採用。アルカンターラ&レザーのシートは、2014年モデルではセミアニリンレザー仕上げに変更された。

価格は2013年モデルから上昇。2014年モデルのベース価格は6万3350ドル(約620万円)。2013年モデルに対して、1600ドル(約16万円)値上げされている。

米国では、2014年モデルとして継続販売が決まったIS F。新型ISベースのIS Fの登場は、しばらくなさそうだ。また、次期IS Fに関しては、レクサスが現在開発中の2ドアクーペ(車名は『RC』となるもよう)にだけ、設定されるとの情報もある。

《レスポンス・森脇稔》


≪くだめぎ?≫
 "抱き合わせ"の片方、『IS F』である。ついこの前ハーモニー誌に取り上げてたと思ったら、2012年3.4月号掲載、昨年の記事だった。ある意味ベース車旧型『IS』が高品質であるかの証明だ。

 まぁ、写真の レクサス『IS F』特別仕様車「ダイナミック スポーツ チューニング」は1050万円。5リッターV8搭載と、まるで『LS』と同じレベルである・・。
Posted at 2013/11/01 20:37:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車全般 | クルマ

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「「Yamato」体重計 ♫〜」
何シテル?   04/02 16:02
 「昔々、有ったとさ、 『トヨタディーゼル店』、『トヨタパブリカ店』、『トヨタオート店』、『トヨタビスタ店』・・・」。      身長165cm・体重6...
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