
OYOTA Global Newsroom
2015年11月25日
LEXUS、GSをマイナーチェンジ
LEXUSは、GS450h、GS350、GS300h、GS250をマイナーチェンジし、全国のレクサス販売店を通じて11月25日に発売した。
今回のマイナーチェンジでは、本格グランドツーリングセダンとして築き上げた躍動感と品格にさらに磨きをかけるべく、外観デザインには、独自の進化を遂げたスピンドルグリルや、全車にLEDヘッドランプを新たに採用したほか、インテリアでは、内装色やオーナメントパネルのバリエーションを拡大。また、大幅なボディ剛性強化やサスペンションチューニングの最適化により、良質な走行性能と乗り心地を確保するとともに、新開発V6・3.5Lエンジンを採用し高い燃費性能を確保した。この他、多面的な安全運転支援を可能にした予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を採用するなど安全安心に一層配慮している。
新型GSの価格は5,517,000円~8,463,000円(消費税込み)*1となる。
[写真・画像] GS450h “version L”<オプション装着車>
<GSの主な特長>
▽ 力強さと質感を磨き上げたデザイン
・エクステリアは、パワフルなエンジンの存在を感じさせ、勢いよく前に進むかのようなフロントノーズからフードにかけた立体造形や、低重心を強調するサイドビューが、「骨太な強さ」と「低重心なスポーティさ」を表現。さらに、18インチアルミホイールと19インチアルミホイールを、切削光輝処理を施した新意匠へ変更し、精悍さを付与
・エアダクト一体型のブレーキ冷却機能を織り込んだスピンドルグリルに、ブレーキダクト部まで回りこんだメッキモールや、グレーとブラック2色の導風形状のインナーバーがアッパーグリルとロアグリルで切り替わるカラーコーディネートを採用。機能美を精緻なデザインで上質に仕上げ、躍動感と品格を象徴
・フロントのクリアランスランプ(デイライト機能付)、およびリヤコンビネーションランプは、L字型のテールランプ形状を強調したLEDを採用し、LEXUSであることを鮮やかに主張するとともに先進性を演出
・インテリアでは、オーナメントパネルに新開発のレーザーカット本杢や、伝統工芸の紋様を最新の生産技術と匠の手技によって再現した名栗(なぐり)*2調仕上げの本アルミ*3を設定。また、室内の随所に金属調の加飾やサテンメッキを採用し、細部を効果的に際立たせるなど、本格セダンとしての品格ある室内空間を実現
・外板色は新たにソニッククォーツ、“F SPORT”専用色ヒートブルーコントラストレイヤリングなどを採用し全11色とし、内装色も新たにリッチクリームやシャトーなど全6色を設定
▽ ダイナミックな走りと上質な乗り心地
・構造用接着剤とレーザースクリューウェルディングの採用、スポット溶接の打点の追加により、大幅にボディ剛性を強化。ステアリング系パーツの剛性強化をベースに、サスペンションのチューニングを最適化することにより、従来型から定評のあるダイレクトなステアリングフィールをさらに進化させつつも、一層快適な乗り心地を実現
・GS350には、新開発のV6・3.5Lエンジン(2GR-FKS)を搭載。新世代の直噴機構D-4S*4とアトキンソンサイクルを採用し、パワーと低燃費(JC08モード走行燃費10.8km/L*5)、および環境性能で同排気量クラス*6トップレベルを追求
・CUSTOMIZEモード搭載のドライブモードセレクトを採用。CUSTOMIZEモード選択時には、パワートレーン、シャシー、空調の各制御の組み合わせを自由に選択でき、よりドライバーの嗜好に応じた走行モードを実現することで、快適なドライビングをサポート
・GS350の2WD全車のフロントに、パフォーマンスダンパーを採用。ハンドリング特性をよりシャープにするとともに、乗り心地と静粛性も向上
・GS450h “F SPORT”と、GS350 “F SPORT”の2WD車には、ブレーキにオレンジカラーの“F SPORT”専用キャリパー(フロント・リヤ/フロントLEXUSロゴ)をオプション設定し、“F SPORT”の走りを強調
▽ 予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」
・Lexus Safety System +は、歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ「プリクラッシュセーフティ」、車線維持をサポートする「レーンキーピングアシスト」(LKA*7)、夜間歩行者の早期発見に寄与しロー・ハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」(AHB*8)、そして先行車との車間距離を保ちながら追従走行する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」をパッケージ化し、多面的な安全運転支援を強化
▽ 各種快適装備
・ナビゲーションシステムには、12.3インチワイドディスプレイを採用。地図画面などのフルスクリーン表示を可能とし、高い視認性を確保。また「VICS WIDE*9」対応となり、FM多重放送による渋滞情報の提供拡大や精度向上に伴い、より正確な探索ルートを提供するほか、新たに緊急情報(特別警報)や気象・災害情報などを提供することで、快適な運転を支援
・リモートタッチには、革巻きステッチを施したパームレストの両側にENTERボタンを設置、ノブ前方にもBACK(戻る)ボタンを設置して、上質感とともに自然なスイッチ操作を実現
・フロントシートヒーター、ステアリングヒーター、ラゲージドアイージークローザーなどを標準設定し、快適性とともに利便性を確保
*1 メーカー希望小売価格。リサイクル料金は含まれない
*2 名栗とは、木材に釿(ちょうな)や突きのみといった道具で独特の削り跡を残す日本古来の伝統工芸
*3 “F SPORT”にオプション設定
*4 D-4S : Direct-injection 4 stroke gasoline engine Superior version
*5 国土交通省審査値。GS350 “I package”とベース車の燃費値(除 : メーカーオプション装着の場合)
*6 自社調べ
*7 LKA : Lane Keeping Assist
Lexus Safety System +の標準装備はレーンディパーチャーアラート(LDA)となるが、新型GSはLKAとなる
*8 AHB : Automatic High Beam
また、新型GSでは、先行車や対向車を遮光し、ハイビームを照射する「アダプティブハイビームシステム」(AHS)をオプション設定(“version L”のみ標準装備)
*9 VICS WIDE : 2015年4月より開始したVehicle Information and Communication System(道路交通情報通信システム)の新たな情報サービス
【販売概要】
1.販売店 : 全国のレクサス店
2.月販目標台数 : 500台
3.店頭発表会 : 2016年1月9日(土)~1月17日(日)
【生産工場】
トヨタ自動車(株) 元町工場
【メーカー希望小売価格】 (単位 : 円)
●車名 ハイブリッドシステム 駆動 価格*(消費税込み)
・GS450h“version L” 2段変速式リダクション機構付のTHSⅡ 2WD(FR) 8,435,000
・GS450h“F SPORT” 2段変速式リダクション機構付のTHSⅡ 2WD(FR) 8,463,000
・GS450h“I package” 2段変速式リダクション機構付のTHSⅡ 2WD(FR) 7,824,000
・GS450h 2段変速式リダクション機構付のTHSⅡ 2WD(FR) 7,428,000
●車名 エンジン トランスミッション 駆動 価格*(消費税込み)
・GS350“version L” 2GR-FKS(V6・3.5L) 8-Speed SPDS 2WD(FR) 7,437,000
・GS350“version L” 2GR-FKS(V6・3.5L) 6 Super ECT AWD 7,648,000
・GS350“F SPORT” 2GR-FKS(V6・3.5L) 8-Speed SPDS 2WD(FR) 7,465,000
・GS350“F SPORT” 2GR-FKS(V6・3.5L) 6 Super ECT AWD 7,486,000
・GS350“I package” 2GR-FKS(V6・3.5L) 8-Speed SPDS 2WD(FR) 6,826,000
・GS350“I package” 2GR-FKS(V6・3.5L) 6 Super ECT AWD 7,053,000
・GS350 2GR-FKS(V6・3.5L) 8-Speed SPDS 2WD(FR) 6,430,000
・GS350 2GR-FKS(V6・3.5L) 6 Super ECT AWD 6,657,000
●車名 ハイブリッドシステム 駆動 価格*(消費税込み)
・GS300h“version L” リダクション機構付のTHSⅡ 2WD(FR) 7,160,000
・GS300h“F SPORT” リダクション機構付のTHSⅡ 2WD(FR) 6,982,000
・GS300h“I package” リダクション機構付のTHSⅡ 2WD(FR) 6,549,000
・GS300h リダクション機構付のTHSⅡ 2WD(FR) 6,153,000
●車名 エンジン トランスミッション 駆動 価格*(消費税込み)
・GS250“version L” 4GR-FSE(V6・2.5L) 6 Super ECT 2WD(FR) 6,524,000
・GS250“F SPORT” 4GR-FSE(V6・2.5L) 6 Super ECT 2WD(FR) 6,346,000
・GS250“I package” 4GR-FSE(V6・2.5L) 6 Super ECT 2WD(FR) 5,913,000
・GS250 4GR-FSE(V6・2.5L) 6 Super ECT 2WD(FR) 5,517,000
8-Speed SPDS : 8-Speed Sport Direct Shift(電子制御8速オートマチック)
6 Super ECT : スーパーインテリジェント6速オートマチック
* 北海道地区のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない
車両情報はこちら : http://lexus.jp/models/gs/
以上
≪くだめぎ?≫
『アリスト』がマイナーチェンジした、と未だに思ってしまう。『アリスト』はターボモデルセダンとの印象が強いが、そもそも
『クラウン』の「バッジエンジニアリング」として「トヨタオート店」「ビスタ店」に投入された経緯がある。トヨタ店だけでなく、他店グループでも取り扱えるように、バブル期以後用意された様なものだ。「レクサス」店・日本導入でも最初にメニューに加えられたのも当然。しかしレクサスが敷居が高いせいか1県1店舗も多く、『アリスト』に替わって輸入車販売に力を入れるようになった所が多い。どちらかと言うと、米レクサス店がビスタ店感覚で設置され販売量も多い印象だ。