インジェクター洗浄の廃液

外観洗浄後、通電しソレノイドを動作させて開弁させて噴射テスト、1回目は劣化したガソリンやわかりやすい汚れが出る。
中古インジェクターでは5秒パーツクリーナーで噴射しただけで洗浄済みと謳っていた解体業者もいたのでため息が出る。

超音波洗浄機の槽内
洗浄液の配合はまだ試行錯誤中だが5分でなんかで洗浄が終わったことは無い。

超音波洗浄機の槽内２
外観を綺麗にしても内部の汚れは別物
温度管理と汚れに合った周波数と汚れを剥離させやすい洗浄液が揃わないと、いくら洗浄してなかなか落ちない。
現状超音波洗浄でおおよそ60分でほぼNGで短くて90分程度、条件によっては90分を2回、1ホールのデンソーはそれでも多くがダメ。まだまだ洗浄液をいろいろ試したい。
外観洗浄もあるのでさらにめんどくさく時間もかかるが…

超音波洗浄機の槽内3
超音波洗浄の場合、だいたい粉々になって出てくる。

超音波洗浄機の槽内4
時々こんなわかりやすい膜状の汚れも出てくる。
ちゃんと汚れを剥離させないと駄目。

なぜか超音波洗浄をDIYする人の多くはまともな噴射テストを行わない。

きちんと洗浄できていれば、するっと圧力の抵抗がほとんどなく噴射され、噴霧状態も綺麗だ。
特に短く少しだけ噴射した場合は差が大きいかもしれない。キレがいいというべきか。
そこまですればフィーリングで明らかに違う。
多孔化で燃焼効率の改善を狙うなら、感動したいなら、そこまでしたい。

ちなみにこれを試してみたことがあるが、DENSOの1ホールやBOSCHの一部は使えるが、DENSOの多孔のよくあるタイプは細くてそのままでは使えない。
Oリングを微妙に大きいものにすれば使えるかも。
自分は買う前に自作して、そっちのほうが使いやすいのでこれは転がっている。あと12Vそのままだと熱がひどい。
これを使ったとしても、インジェクターの内部の汚れが洗浄できていないとと噴射孔では噴射しきれず内圧が高まり他から漏れるので、その際は洗浄しきれていないと判断していただきたい。家庭用超音波洗浄機の非力さを痛感することだろう。