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2009年10月16日

跳ね馬の空飛ぶエンピツ。

跳ね馬の空飛ぶエンピツ。 久しぶりに昨日ブログが書けたので、そろそろ暗黒地帯を脱出するかと思っていたら、今日ほぼテンションが復活しました♪
コメントくださった皆さま、ありがとうございます~。
なんか、ブログって気分がポコンと浮き上がるきっかけにもなりますねえ。

さて、今日、「不毛地帯」なんてドラマを偶然観ました。
久しぶりに見ごたえがありそうなドラマで、ちょっと頑張って観てみようかな、と。
唐沢寿明さんを初め、出演者の皆さまもチャラついてなくて良い感じ。

で、そのドラマの中に懐かしい飛行機が出てきました。

ヤツの名は、ロッキード F-104 スターファイター。
F-86セイバーの後継の航空自衛隊主力戦闘機です。

私はレシプロ機大好きのヒコーキ野郎(←前にも似たようなこと書いたな…)なのですが、センチュリーシリーズとも呼ばれる100番台のFシリーズは結構好きです。

このF-104は、後のファントムⅡにも搭載されるGE製J79エンジンに最小限の羽根と操縦席をつけただけのような、「最後の有人戦闘機」とも渾名されたジェット戦闘機です。
固定兵装はM61機関砲「バルカン」を機種下横に一門搭載します。

コイツの狙いはヒジョーにシンプル。
ズバリ、高高度と最高速です!

強力なエンジンに最小限の主翼と、そりゃーもう呆れるほどシンプルな設計思想で、要するにロケット花火の先にアリンコを乗っけて飛ばすようなものだったわけです。

で、その結果、F-104は世界で初めてマッハ2に到達し、世界で初めて高度30kmに到達した航空機になりました~。
まさに、偉大なる「空飛ぶエンピツ」となったのですね~。

さて、こんなおバカな乗り物が大好きな国民といえば、思い当たりませんか??

そうです、我らがイタリア人こそが、F-104を地球上最後まで現役で運用していた国民なのです!
画像はそのイタリア空軍スペシャル塗装バージョン。

機体色はイタリアンレッド!
尾翼にはカバッリーノ・ランパンテ!!
これでもかってぐらいのイタリアンテイストですね~。

ちなみに、カバッリーノ・ランパンテ(cavallino rampante)は今となってはフェラーリの象徴でもありますが、元々はイタリア空軍のエースであったフランチェスコ・バラッカ(Francesco Baracca)のパーソナルマークだったのです。
伝説では、バラッカの母親がサーキットで会ったエンツォ・フェラーリに、彼のアルファロメオに幸運を呼ぶように「跳ね馬」のマーキングをしたらどうか?と勧めたとなっていますが、どうなんでしょうね~。

で、画像のカバッリーノ・ランパンテは良くみるとシッポが下に垂れ下がっていますね。
これが本家本元の「フランチェスコ・バラッカ」のカバッリーノ・ランパンテです。
フェラーリのそれは、アレンジを加えてシッポが上を向いているのが識別点ですね。

って、誰も気にしないか…

ちなみにちなみに、F-104の最高速度記録は、チューンされた(?)J79を積んだイタリア空軍のF-104Sが記録したマッハ2.4です。
平和な時代のイタリア人、最高!

また、このF-104はJ型として三菱重工でもライセンス生産されてもいました。
百里にはまた展示されているのでしょうかね?

その他のセンチュリーシリーズもケレン味たっぷり♪

「ナマズのようなお口がキュート」ノースアメリカン F-100 スーパーセイバー、「優秀な強行偵察機」マクドネル F-101 ヴードゥー、「デルタ翼の意欲作」コンベア F-102 デルタダガーとその改良版F-106 デルタダート、「どっちかっていうと爆撃機だったんじゃね?」リパブリック F-105 サンダーチーフなどが、妖しいオーラを放出しまくっております。

このころのジェット戦闘機には、どこかGr.Bモンスターにも通じる試行錯誤の跡が見受けられて、マニア心がくすぐられるのでしょうかね~。
速きゃいいんでしょ!高く飛べればいいんでしょ!みたいな。

こういう微妙なダメっぷりが新谷先生の母性本能をくすぐったらしく、エリア88では、F-105に「トンキン湾の人食い虎」ことグエン・ヴァン・チョムが、F-104にはセイレーン・バルナックが、F-100にはミッキー・サイモンが搭乗していたりしましたねぇ。

余談ですが、グエンはかなり好きなキャラクターの一人でした。
サンダーチーフもプラモデルで何機か作った記憶があります。


…と、久しぶりのブログで張り切りすぎ?
いやはや、えらく長い文章になってしまいました~。

失礼致しました!
ブログ一覧 | 飛行機 | 日記
Posted at 2009/10/16 03:39:39

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この記事へのコメント

2009年10月16日 6:25
テンション復活され、良かったです。
久しぶりに、元気なグループA万歳さんのブログが
拝見できてうれしいですね~。

F-104カッコイイですね。
イタリアで現役だったとは、5年くらい前に雑誌で読んだことがありましたが、
まだ、現役なんですね!オドロキ。
物持ち良い!
交換部品、本国にも無さそう・・・。

タキシングしている写真、ローフォルムで、
今にも「行きまっせ!」って言っているようで、好きです。
主翼の前縁はカミソリのように鋭く危険な為、
駐機中は危険防止のため、カバーが掛けいていたと聞いたことがあります。
まさに、空気を裂く飛行機だったんですね。
ちなみに、最近のステルススタイルのヒコーキは・・・・。
う~んって感じです。

コメントへの返答
2009年10月17日 15:24
ごめんなさい~。
仕事のバタバタが臨界点に達していて…
でも、ほぼ完全復活です!!
ありがとうございます。

シンプルすぎる設計思想が潔いですよね~。

でも、残念ながらイタリアでも完全退役してしまったようです。
記念飛行でたまに飛ぶぐらいなのでしょうね!
でも、記念飛行でいいから見てみたい!

交換部品は…考えたくないですね!
ワンオフ??

維持の難しさは車の比じゃないでしょうからね。

前縁はたしかにカミソリのようですね~。
こんなのがよく飛びますよね!
F-104の初飛行を担当したパイロットとか、緊張したんじゃないですかねぇ。

私も最近の飛行機には全く興味が湧きません。

というか、F-15以降が既にダメなんですよ…
優秀すぎるというか理詰めすぎるというか。

発想がアナログなんでしょうね~。
2009年10月16日 9:13
調子が戻られたようで、、何よりです^^

エリア88、めっちゃ好きです。。
最近読み返しました^^
コメントへの返答
2009年10月17日 15:29
ありがとうございます!!

エリア88、何度読んでも泣けます。

アスラン空軍のパイロットが、グレッグに弔意を示してキャノピー開けたまま敬礼してタキシングしていくシーンなんて…

あ、書いててダメだ…
2009年10月16日 9:50
友人宅が、岐阜基地の離着陸コースの直下にありまして、こいつがアフターバーナーを点火して急上昇していく姿に興奮した記憶があります。
その後、F-4EJ、F-15Jと変遷しFX選定にかかっているようですが、あの美しさにかなう機体はあるのでしょうか?
兵器ですから、無くなってしまうほうがいいのでしょうが、レーシングマシンに通じる潔さが好きです。
コメントへの返答
2009年10月17日 15:34
兵器とレーシングカーは相通じる信念がありますよね。
「勝つ」ことに対する最適解を求めた結果ですからね~。

F-4からF-15に移行するにつれて、「優等生」ぶりが加速していく気がしてあまり好きになれませんでした。
次期FXなんて全然興味が持てません~。

個人的にはF-4信者です!!
2009年10月16日 10:48
お、マルヨン〜

もうちょっと正面からみたシルエットが大好きです!
中学生の頃、岐阜基地で飛んでるのを写真におさめて以来、ゲートガードしか見ることができなくなってしまいました。
QF−104も運用されてたけど全部使っちゃったってどこかで聞きました。
いい時代だなぁ?
コメントへの返答
2009年10月17日 15:38
マルヨン~。
mitsubaさんもお好きですね~!

スカンクワークスにはコンパスと定規しかなかったのかな?と思わせるシルエットが素晴らしいです。

おっしゃるように、残念ながらQF-104も残っていないそうです。
本当に良い時代でしたよね!
2009年10月16日 12:39
こんにちは!
反動でテンション高めですか?(ぁ
軍ヲタでもある私には挑戦状にも見えますが。(違

エリア88に登場する時期の機体は目的に特化された多機種な時代で独特の魅力がありますよね。そして現在は・・・
車にも通ずるところがある気がしてなりません。

そんな私はF-5が好き。
コメントへの返答
2009年10月17日 16:13
まさしく反動です!!
お恥ずかしい!

いたって挑戦状では…(汗)

エリア88では、シン・カザマの乗機なんて一時期ドラケンでしたもんね。
趣きありすぎです~。
F-22とか、色気も愛嬌も無いですよね!!

F-5、懐かしい~!
運動性能良いんですよね~!
Mig-21の仮想敵機としてアグレッサーでも使われていましたっけ?
2009年10月16日 20:50
飛行機にも詳しいんですね〜、さすが〜。

でも私は紙ヒコーキが好き。
コメントへの返答
2009年10月17日 16:15
昔、飛行機マニアだったのです~。

紙ヒコーキは腕が鈍りました…
カミさんに負けました…
2009年10月16日 22:23
こんばんわ!

僕も飛行機大好きです。(やはりレシプロ機が特に)

航空ショーで聞いた104のエンジンは独特の音で「泣く」ような
なんともいえない良い音でした。
F-104は浜松に有る航空自衛隊の広報館でコックピットに座れます。

話は変わりますが最近ブガッティ ヴェイロンのエンジンを見て
ネイピア セイバー エンジンを思い出しました。(マニアック過ぎ?)
コメントへの返答
2009年10月17日 16:38
こんにちは~!

ヴェイロンのエンジン見てネイピアセイバーエンジンを思い出す人はmasa-evo2さん以外にいないと思いますよ!!!

セイバーって、ホーカー社の「大型低気圧兄弟」のエンジンなんですね~。
私、スピットよりはハリケーン&タイフーン派です!

優秀な戦闘機よりも対地攻撃もこなせるような(逆にいうと戦闘機としては1.5戦級)ところがツボ!!

ハリケーン&ターフーンのアゴ下のラジエターとか、もう大好物!!

ところで、J79のエンジン音も独特ですよね!
日本の空をファントムが飛ぶのももう少しなのかもしれませんね~。

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