近い将来の話

WRC好きの諸兄におかれましては、この時期は毎年シーズンオフより長い夏休み期間であり、少々話題の乏しい感じがしているかと存じます。
とはいえ、ここらでひとつWRCの話題も振っておかなければと思い立ったjingaiさんは、今年ではなく今後のWRCについて考えてみました。

現在のWRCのトップを争うのはWRカー規定によるクルマです。細かい規定は毎年更新されますが、2010～2011年にかけて大改革が行われます。
現在主にIRCなどで出場中のS2000規格のクルマにターボキット装着等の追加を行う形でWRカーとするものです。
それによって車の性能がどうなるのかとか、ほんとにコストカットになるのかとか、今のWRCの低迷はそこが原因じゃないんじゃないのとか、いろいろ議論のしどころはあるのですが、それによって参加車のバリエーションが増えるなら、見る側にとってはいいことであると思います。
ただjingaiさんがひとつ気になったのは、S2000がベースになると、車格が変わるということです。
現WRカーだとベース車の全長は4m～4.2m以上です。4.2m以上だと全幅の最大値が有利になるため、現在SuzukiのSX4を除き全車4.2m以上、欧州でのCセグメント(Golfクラス)のクルマがベース車になります。
ところがS2000だと全長は3.9m以上、すなわちBセグメント車が中心になります。一般に中身が同じならボディは小さいほうが有利。かつてWRCで206が暴れまわったのは記憶に新しいところです。となると我がシトロエンなども次期WRカーのベースはC3になる、ということになります(時期的に207ベースの次期C3でしょう)。

Q.　さてここで問題、スバル車でインプレッサより小さい車は？
A.　え～と、ステラ？

スバルBセグメントカー無いじゃん！
どどどどうするの？
三菱はいざとなればコルトがありますが、スバルにはちょうどいいクルマがありません。インプレッサをS2000化するんだろーか。でも全長4.4mもあるよね。。。
C4乗りとしてはシトロエン応援ですが、WRCファンとしてはがんばれスバル、なjingaiさんでした。

---

BGM: We are the champions ／ Queen