ノーマルマフラー。
以前にも書きましたが、NCロードスターのノーマルパーツというのはどれこもれも
90年代後半頃のホンダ車並に性能が良く(DC2インテグラTypeRとかBB6プレリュードの時代ね)中途半端なパーツへの交換は
それはもうあからさまな性能ダウンに繋がったりします。
そして今年初めにネトオクで落札した
BSR(旧マツダアクセサリーサービス)のマフラーをつけていたのですが、今回車検なのでメンテナンスも含めて再び
ノーマルマフラーに換装を。
久しぶりにクルマの下に潜り、いろいろチェック。マフラー交換と、中間パイプの干渉部のバンテージ巻きをしなおす。
BSRマフラーで不満だったのは
2000rpm辺りでのこもり音。NCロードスターによくあると聞く2000~3000rpmのこもり音が、まぁそれは派手に。そこを過ぎるとちょい高音質な音に変わるのですが、街乗りではフツーに使う領域なんで、地味に気になってはいました。
そしてノーマルマフラーに交換してちょっと走ってみると・・・
んんん??
をををおおお?
なんじゃこりゃ!?
まずノーマルマフラーって
こんなに静かだったか!?いや確かにBSRマフラーがずいぶん音量がデカくなった、と思ってはいたけど、こんなに音量に差があったか・・・ってアイドリング時にほとんど音がしないそれは
なんつ~かプリウスみてぇ。
でも走り出したらフィーリングが
それはそれはロードスターなんでなんか面白すぎる。恐ろしいまでの違和感というか、
ホントに走りが楽しいハイブリッドが出たら、こんな不思議なフィーリングなんだろうな、という疑似体験。
しかも、だ。
エンジンの吹けも全然イイ。なんだこれは?一体どうなってんだ??確かにBSRマフラーは音量が変わった以外にはさほど特筆すべきところがないマフラーだったとは思うが、
明らかにノーマルマフラーの方がエンジンのフィーリングがイイ。
待て待て待て、考えろ。理由は何だ?
一つはエキゾーストが静かだけに
出ている速度との違和感があるから。いや、どう考えてもヒールトゥした時の
吹け上がりが全然違う。
もう一つはBSRマフラー装着時に
ECUが学習したパターンがノーマルマフラーに非常に最適化されているか。マフラーだけでそこまで差が出る学習パターンが出るか?
あと最後の一つは外気温と湿度がエンジンに
非常にイイ状態である事。これは確かに良かったと思うが、それだけとは考えにくいレベル。
むぅ、一番濃厚なのはECU学習パターンだが、それから100kmほど走ったけど、
フィーリングはそのまま。再学習するにしても十分な距離だと思うが、どうなんだろう。
BSRマフラーに換装した時にそんな
あからさまな性能ダウンを感じなかったし・・・
ってかどっちかってぇと
気分的にはこっちです↓
しかもエンジンどころか
クルマ全体のフィーリングも良くなったようにすら感じる。エンジンのパワーの出方と運転のリズムがマッチしているというかなんというか・・・
プラセボだろうけど・・・
別段どこにを手を入れたというワケでもないのに、クルマって手間をかけると全体の調子が良くなったりする事がある。これはDIYとかで自分でクルマをイジる人ならきっと経験があると思うが、ホント、なんでだろう。
今なら先日乗ったNC2よりも
俺のNC1.5は気持ちの良いクルマであると断言できる。
これ、車検通しても
マフラーはノーマルのまま、だな。レーシーなサウンドは大好きだが、これほどまでに感覚が良いと、さすがにBSRマフラーに戻す気はなくなる。
うむぅ、トルクの出方も適正、上の方でもイイ感じのフィーリング、これ以上に
このクルマにマッチしたマフラーが想像がつかないレベル。強いていうなら、ノーマルマフラーからもうちょっと消音材を抜いた感じが理想、か。
しかしクルマのパーツってのはホント、
一つでクルマ全部をコロッと変える面白さがある。
だからクルマはやめられない。
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Posted at 2011/06/20 08:26:28 | |
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ロードスター | 日記