• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

松下幸のブログ一覧

2012年09月24日 イイね!

『踊る大捜査線 TheFINAL』

『踊る大捜査線 TheFINAL』

観てきました、『踊るFINAL』。

自分のようなドラマ、テレビスペシャル、映画3作にスピンオフ3作とリアルタイムで観てきたモロに『踊る』世代はやはり楽しみで。

とくに映画公開直前に放送されたテレビスペシャルがまた往年の『踊る大捜査線』テイストたっぷりで非常に楽しめただけに、期待は上がります。(ちなみに劇場版3は最初観た時は新キャラがゴチャゴチャしすぎて楽しめませんでしたが、今回のテレビスペシャル観て新強行犯係の各キャラのポジションが解った後、劇場版3を見直すとなかなかに面白かったり。)

さて、以下ネタバレ注意なのでまだ観てない人は読まないで下さい。


<object width="640" height="360"></object>







基本、『踊る』は組織論が根底にある話です。

今回の劇場版FINALはそれらの総括、プラスアルファといえる話でした。



テレビスペシャルで王さん(ってかこの役者さん、日本人なんだ!)のキャラも立ち、そのミスっぷりが素晴らしかった。

フォークリフトで運び込まれる大量の誤発注ビールがインパクト大。

本筋の警察官の犯罪を隠蔽する警察上層部に対し、ビール大量誤発注を隠蔽しようとする強行犯係の対比、こういうコミカルとシリアスの並行が『踊る』の魅力の一つだけに、これはすごく良かったと思う。

しかしシリアス部分はやっぱ重かった。

誘拐犯との交渉時間の制限で、交渉課から捜査一課へ権利が移り、犯人に動きを悟られ救える子供を救えなかったという無念。交渉を打ち切られた交渉課の小池(小泉孝太郎)、その被害者家族を公私ともにフォローしていた刑事の久瀬(香取慎吾)、そして誘拐された娘の叔父となる、鳥飼(小栗旬)。

しかしここで大事なのは、「救えたかもしれない」にすぎない、という事。そう、なまじ中途半端な可能性があっただけに、その炎は消えずに、じわじわと彼らの心の中でくすぶり続ける。

そこに犯人の証拠不十分による無罪判決。

その矛先は犯人と、(あくまで可能性にすぎないが)助けられる希望を断った組織と、その組織にしたがった当時の交渉課課長の真下に対して向く。

なるほど、近作での鳥飼の異常なまでの犯罪者への憎悪の根源がここであり、そして真下に冷たく接する小池の態度もこういう所から来ていたのか。

犯人2人を私刑として殺した3人の次の標的は真下の息子。
誘拐し、その娘と同じ末路を辿らせる事。

今回の青島のCMやトレーラーで使われている「これは俺達の事件だ」という言葉は、過去の「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」のような決め台詞じゃない。

本当の決め台詞は、最後に鳥飼にぼそっとつぶやくように怒りを込めて青島が言う、「正義は胸に秘めておくぐらいがちょうど良いんだ」だと思う。

これ、和久さんの名言「正しい事をしたけりゃ、偉くなれ」と同じくらい、イイ台詞じゃないかと。

今回の犯人である3人は、自分の中の正義とのズレに対して反抗をした。ただし、それは私刑まではともかく、罪無き子供をターゲットにした時点で、完全に自分の方向をも失っている。
そもそも、小池にしても久瀬にしても鳥飼にしても、主導の移動という規定は最初から知っていたはずだ。ならば、そこの“時間内に解決出来なかった己”に対してはどう思っているのだろうか。内に秘めた矛盾、その矛盾を抱えた正義の執行の末路は暴走である事は必然。

絶対的な正義などというものは存在しない。つまり正義というのは青島の言う通り、あくまで胸に秘めておくものであり、発露するものではないという事だ。

今回の『FINAL』は組織論だけでなく、誰もが好き勝手に己が正義をふりかざす現在の個人論もテーマとしているんだな、と。

自分達がやるべき事、なすべき事を胸に秘めて黙々と働く事、ラスト近くでそしてそれが報われなかった人達と報われる人達のコントラストがなんともいたたまれない気持ちになる。

ってか真下!お前もうちょっと抵抗しろよ!と多くの人が思ったろうが、一晩おいて冷静になって考えてみると、真下の判断も“長”として成さねばならなかった事の一つであると思う。
それは息子が誘拐されたその時に狼狽せず、冷静に事態を判別し、動揺する妻・雪乃さんにも的確な指示を出している事で、“真下が判断を下す事が出来る人物であった”という事を描いているのではないかと思う。

この辺りのモヤモヤ感もまた『踊る』の魅力で、また良し。

そして大杉漣扮する横山人事院執行官。過去の映画で公安とかでチラッと出てたキャラが出世して再登場がこれまた『踊る』らしくてイイ。この上層部と現場という二者にガッツリと割り込むこの役はすごかった。

カミソリ後藤がカミソリのままだったらこんな感じだったんだろうな、と思った『パトレイバー』ファンは多かったに違いない。

そういや『パトレイバー』で思い出したけど、今回の『踊るFINAL』の音楽、ものすごく『パトレイバー』、つまり川井憲次テイストだったような気がしたのは気のせいかな?元々『パトレイバー』をモチーフの一つとしている作品だけに、ファイナルではその雰囲気をチョイスしてきたのかな、とも。

ちなみに今回もCMやトレイラーは詐欺でした。ええ、『2』でレインボーブリッジが爆破されるトレイラー映像で狂喜した俺ら『パトレイバー』オタクには、やはり今回もかと。

↓これ。

<object width="480" height="360"></object>














あと最後に…まぁこれも多くの人が思っているだろうけど…












バスはねぇだろ、バスは。


まぁそれはそれとして、全体としてはとても面白かったし、ドラマもテレビスペシャルも劇場版三作もスピンオフ作も、また見返したくなった。

んで観たら、思い出すんだよね、リアルタイムで観てた時の気持ち。うわ~これはやばいわ。『西部警察』観てウオオオオオ!ってなる世代の気持ち、解るわ。

こういう、良質なドラマが自分の若かりし頃にある幸せというのは、なるほど、良いものだな、と。















.
Posted at 2012/09/24 19:22:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2012年09月15日 イイね!

カターレ富山vsジェフユナイテッド千葉~2012 J2 第33節

カターレ富山vsジェフユナイテッド千葉~2012 J2 第33節カターレ富山vsジェフユナイテッド千葉~2012 J2 第33節

仕事のストレスがじわじわ蓄積されて、もうなんてぇか煮詰まってきている感じです。手詰まり感と焦燥感がしんしんと降り積もる雪の如く。

まぁこういう時は何をやってもグダグダになるもんで、仕事の前準備もつまづき、徹底的にあかん心理状態。

今日はそれらを忘れてカターレ観にいこう!と思っていましたが、そのつまづきのリカバー…というか無駄な足掻きでもしないとホントにどうにもならないので試合開始前に現場を見に。見てどうなるものでもないんだけど。

現場に向かう途中にふと気がついて財布の中を見ると…1000円札が一枚だけ。おいおい、どっちにしても当日券も買えないじゃないか。負の連鎖ってのはもう面白いくらい繋がりますね。朝カロゴンに積み込んだゲーフラやユニフォームも無駄か…と思いつつ、現場を離れる直前に思い出したのが、後半のみ500円観戦チケットの事。そういやそんなのあったかも、とHPで確認。今から県総に向かえばちょうど後半かも、と希望が。

相手はJ1進出を完全にターゲットに入れてる千葉。勝てる確率はけして高くないだろう。だが自分のこの心理状態をなんとかしてくれるのはカターレしかない!とカロゴンをいつもよりも一つ低いギアで刻みつつ41号線をひた走る。心の底から思ったのは「頼む!今日は!俺の為に!勝ってくれ!」という自分勝手な感情移入。

コンビニに寄った時に…スマホで試合経過見ると…2-0?

なん…だと…?


送信者 2012年9月15日



オサレな疑問符が頭に浮かびつつもその内容を確認する。組長の2ゴール?マジ?マジで?

前半終了直前に県総駐車場に到着…聞いた事がないチャントが聞こえる…

んっと、今日天皇杯ファジvsグランパスとかじゃないよね?カターレvsジェフだよね?とちょい心配しつつ、素晴らしきヒィッツカラルドなみに素晴らしい500円チケットを購入しスタジアム内へ。


<object width="480" height="360"></object>



間違いなくカターレブルーのゴール裏から聞こえるそれは新しいチャント!ノリのイイテーマでこれは盛り上がるわ。

前回のvs愛媛FC戦でも書いたけど、今のゴール裏の雰囲気、スッゲェイイんですよ。間違いなく、過去最高に。フレンドリー感も躍動感もあるし、なにより楽しい。

ゲーフラを開いて、さぁ後半スタート。

ストレスを打ち砕く為に、声の限りにチャントを叫ぶ。

試合内容はやはり千葉の選手の個々の上手さが見えるが、要所要所は完全に押さえているカターレペース。明確な統一意志のもとに動くサッカーは見ていて本当に気持ちが良い。

チャンスも何度も。残念ながら後半にゴールは生まれなかったが、格上千葉相手に無失点。素晴らしい試合運びだった!

そして久しぶりの、カニダンス!

まだまだ降格圏。でも今日は、いいじゃない!

もやもやと溜まっていた心の重しが、今この瞬間は、消えた。明日にはまたのしかかるだろうが、それでもこの瞬間は、楽しい。

ああ、サッカーが好きで本当に良かった。
ああ、富山にカターレがあって本当に良かった。


カターレイレブン、ありがと~~~~~~~うッ!















.
Posted at 2012/09/15 18:11:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | サッカー | 趣味
2012年09月15日 イイね!

アライメント調整。

アライメント調整。アライメント調整。

しばらく乗って不便ない車高である事を確認し車高調も落ち着いた頃合いを見計らって、友人がいるショップにアライメント調整に。

アライメント調整とは何かというと、タイヤの向きの微調整。

例えるなら、靴底の角度を調整する、というとイメージしやすいかも。靴底の外側を削ると足そのものは開く形・がに股に、内側を削れば閉じる形・内股になる感じ。それをそのままタイヤに置き換えると、それがキャンバー。
あとスキーのボーゲンのイメージがトー。タイヤの進行方向側が狭いボーゲン状態がトーイン、逆ボーゲン状態がトーアウトといわれるもの。

まぁ細かい話はいいとして、つまりはクルマとタイヤの性能を適正に引き出す為の調整、です。車高を変えると当然その値は狂いますし、車高を変えなくとも各種パーツの経年劣化や走る事によりかかる力でアライメントはズレていきます。

もちろん適正値から外れれば、そのクルマの本来の性能は発揮出来ません。

かといって調整費が2万円前後かかる事もあり、なかなか定期的に行う人というのはクルマ好きと言われる人の中でもあまりいません。自分も車高を調整したから、ですし。


送信者 2012年9月15日



さてクルマを持ち込んで、計測器をセットして調整。計測して聞かれたのは


送信者 2012年9月15日




「ん~…これ何cm車高落としたの?」んっと、4cmほどだけど、と答えると「見た目の落ち方より狂ってないね」との返事。確かに数値データ見ると極端にどっか向いてる、みたいなのは無いみたい。「なら、味付けはどう言うのにしようか?どこ走る?」と聞かれると、昔みたいにサーキットは走らないし、全部基準値でお願いする。

ちまちま調整してもらい、ほぼ基準値内に。


送信者 2012年9月15日



帰り道、スッと道路に出てみると…おお、違う、けっこう違う。ステアリングに返ってくる反応がちょいダイレクトになってる。どこだ、どこが変わったんだ?

家に帰ってじっくりデータを見てみると…キャンバーかなぁ?

まぁとりあえず、体感も出来たし、基本メンテナンスの一つを、しっかりと。












.
Posted at 2012/09/15 17:57:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスター | クルマ
2012年09月03日 イイね!

カターレ富山vs愛媛FC~2012 J2 第32節

カターレ富山vs愛媛FC~2012 J2 第32節カターレ富山vs愛媛FC~2012 J2 第32節

今節は愛媛が10戦、富山が15戦勝利無しという勝ちきれないチーム同士の、ある意味正念場的な戦いでした。愛媛FCは順位こそ18位ですが、勝ち点的に降格ラインから抜けている存在。間違いなく勝たねばならないのは、カターレ富山。実際、岐阜・鳥取・町田に勝ち点で6の差を付けられてしまうと、ここから先、順位というのはひっくり返らなくなります。

県総上空は重く、暗く、厚い雲が近づきつつも、なんとか雨が落ちてこない状況。


送信者 2012年9月3日



危機感の共有というのは、悲観的であってもダメ、楽観的であってもダメ、この加減が難しいのですが、サポグループの対応は素晴らしかったと思う。

入場口でのゴール裏への誘い、試合開始直前のカターレPVに合わせての声出し、そして試合終了後のハイタッチ巡回・・・すべて打ち合わせの元、用意周到に行われたであろうこれらは、幸先も良く、後味も良いものだった。

試合は…まぁ勝ちきれないチーム同士的な決定力を凄まじく欠いた内容。とにかくゴールの気配が双方に無い。悪い意味での拮抗。さらに審判がグッダグダなのが輪をかけて。もう何度「くった~ば~れ!アッホな~審判!」とガンバ大阪のチャントを叫びそうになった事か!

転機は後半のヨンドク投入と、頭を切り流血しつつもピッチに戻った組長。

気合い、というか。こう、雨が降る直前の、空気が変わる瞬間のように、雰囲気が変わっていったのが解った。

そしてポストプレーでも、PKでもない、流れの中から抜け出してのコケのGK股抜きのナイスゴール!

そりゃ盛り上がりますよ、アナタ!

そして長い長いアディショナルタイム5分を終え、久しぶりの、本当に久しぶりの勝利!


送信者 2012年9月3日




他会場の試合速報を見ている人がチラホラ。残念ながら順位はいまだ最下位のまま。

送信者 2012年9月3日




しかし、今は、この勝利の瞬間は、選手もサポーターも大喜び!

ただ勝利のカニダンスは、聞くと少なくとも最下位脱出まではサポーターからは行わないそうだ。個人的には目の前の一勝を喜んでもいいなと思うが、そういうストイックなのもまた良しかなとも思う。

しかし久しぶりに試合が終わってからゴール裏の顔見知りを探して「お疲れ!」と言いに行く事が出来た。やっぱ負け、それもグダグダな試合だと、そういうのが出来ないんだよね。

しかし前述の通り、サポグループの行動は素晴らしかったと思う。もちろんチームが勝ったという事もあるが、それを差し引いても、もっとも効果的な、サポーターのあり方を具現化したモノだったと思う。

人が集まるのは楽しく面白い所。

この基本原則は、やっぱり絶対だな、と思った。昨日の県総合運動公園陸上競技場は、楽しく、面白い場所だった。



まぁ最後に一つ言わせてもらうならですね…本日は『浴衣デー』とかで浴衣を着てきた人は入場料が安くなると言う企画で、実際麗しい浴衣姿の女性が多かったわけですよ。

浴衣姿の女性、素晴らしい、もう素晴らしすぎますね。















そこでですよ、




















『水着デー』というのをですね(以下自粛









.












Posted at 2012/09/03 19:50:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | サッカー | 趣味

プロフィール

「ENDLESS Ewig プレミアムコンパウンド http://cvw.jp/b/416723/44190735/
何シテル?   07/18 16:15
MT車乗りのオッサンです。 NCロードスター、T31エクストレイル、KWカング。 クルマ、釣り、カメラ、お金のかかる趣味ばっかりです。 中道右派。 ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/9 >>

      1
2 345678
91011121314 15
16171819202122
23 242526272829
30      

リンク・クリップ

カーレースの巻き添えで死亡事故 FUCKテレビ朝日 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/09 19:31:08
素人インプレ~マツダロードスター 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/05/26 19:30:20
ノートがマイナーチェンジしてぐぐっと内容充実! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/10/12 07:38:56

愛車一覧

マツダ ロードスター マツダ ロードスター
ハイパワー車からライトウェイトオープンに復帰。
マツダ CX-5 マツダ CX-5
ディーラーよりATとMTを誤発注してしまったCX-5がありまして、と連絡があり、ちょうど ...
ルノー カングー ルノー カングー
5代目仕事グルマとして2018年6月24日より稼働。
ヤマハ VOX (ボックス) ヤマハ VOX (ボックス)
通勤&カターレ富山観戦・県総用として購入。

過去のブログ

2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation