
ダンロップのタイヤが好きだ。
クルマにおいて、タイヤのチョイスというのは
とんでもなく難しい問題です。
例えばスポーツカー。タイヤがハイグリップであればあるほどタイムが出る、と
思われがちですが、ハイグリップすぎるとそのグリップ力が抵抗になり、最高速が落ちタイムが伸びない、という事も
ザラ。横方向ギリギリのグリップがベストというのは、実際に体験しないとなかなか解らない部分でもあります。
ローパワーなクルマであれば、Sタイヤだと最大でも純正サイズ、もしくはそれ以下のサイズの方がタイムが出る、とか。
ちなみにグリップが勝ちすぎていると、街乗りでも本当に
楽しくないです。以前MR-SでノーマルからRE-01(同サイズ)に履き替えましたが、これがタイヤが勝ちまくっていて、まったく面白みの無い乗り味に。ECU換えてボディ補強しまくって、やっと釣り合いました。
これはファミリーカーでも同じで、静粛性の大きな部分はロードノイズですし、乗り心地にしても
タイヤが占める割合というのは極めて大きいです。
もちろん、グリップが強すぎる以上に、
グリップが無さ過ぎるのは問題です。
最近のエコタイヤと言われるものには、正直
「危ない」というレベルのものも数多くあります。ウェットグリップはもちろん、ちょっとした危機回避運動でも破綻するタイヤ、ハッキリ言ってしまうと
格安アジアンタイヤを中心に、相当数が出回っています。
タイヤに関しては、
安かろう悪かろうは絶対、です。価格だけでタイヤを選ぶのは
命の安売りしますか?と言って良いレベルだと思います。
さて、そんな難しいタイヤチョイス。その中でも自分が好きなのは、
ダンロップのタイヤ。
ダンロップのタイヤは、なんてぇか、
丸いんです。
タイヤが丸いなんて当たり前だろ!ヴォケ!とか言わないで下さい。
ダンロップのタイヤの丸さというのは、
横方向の丸さ、です。
過去に阪神大震災で工場などがダメージを受け、品質が劣化したと言われていたダンロップですが、ここ最近のタイヤは間違いなく、名タイヤ
ダンロップフォーミュラW-10の
あの時の良さが戻ってきています。
昔プレリュードに履いていたW-10。静粛性はともかく、グリップ感がものすごく解りやすく、限界もつかみやすい、本当にすばらしいタイヤでした。絶対的なグリップやタイムは当時のライバルRE711やヨコハマM7Rとかに劣っていましたが、感覚として、一番素晴らしいタイヤだったと思っています。
その時に感じたのも、丸い、でした。(逆にヨコハマのタイヤは角張っている、でブリジストンは重くて粘る、でした)
昨年NCロードスターにダンロップ
ディレッツァZ2を購入、
帰ってきた、黄泉の国から(失礼)
ダンロップが帰ってきたぁああああと乙事主ばりに感じました。
ミシュランプレセダのタイヤ全体での柔らかさとはまた違う、
コーナリング中のマイルドさ、とでも言いましょうか・・・ホイールの角と地面の間に丸いボールが常に入っているという表現が適切かなぁ、とにかく、そんな感じ。ダンロップの「真円プロファイル」というが、ホント体感出来る、と思います。
そして今回インプレッサにもダンロップタイヤをチョイス。
エナセーブEC203という、俗に言うエコタイヤ。
正直エコタイヤはヨコハマ
ブルーアースAE01でビミョーな空気を感じていましたが、インプレッサ購入時に履いている
ブリジストンスニーカーの酷さがあまりにも・・・なので。
ダンロップならエコタイヤでもそんなグダグダじゃないだろう、と思って購入してみると、コレが
何ともイイ感じ。ってかコーナリングの感触、
エコタイヤのそれじゃないですよ!
Z2同様の丸さを感じる感触はコントールのしやすさに直結しているし、事実思った通りのラインを走ってくれる。ウェットグリップもなかなか良く、ロードノイズがスニーカーよりちょっと大きめかな、と思うくらいで、コレはホント、イイ。
まぁタイヤのフィーリングは
人それぞれの好みがあるけど、
自分はやっぱりダンロップのタイヤが好きだなぁ。
.
Posted at 2014/03/28 17:47:37 | |
トラックバック(0) |
クルマ | 日記