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K-viviの"バグたん" [スバル R2]

ステラというクルマ①

投稿日 : 2024年10月11日
1
スバル・ステラは、2006年6月14日に発表・発売された「R3」にあたるモデル。

R2がメーカーの公算ほどヒットしなかった事から急遽開発が指示され、設計開始から発売までわずか11か月という異例の早さで開発された経緯を持つ車種である。


名前である「STELLA」(ステラ)とは、イタリア語で「星」を表す言葉。
使用者にとって、光輝く存在となるようにとの思いを込めて名付けられた。



キャッチフレーズは「楽しい関係空間」で、CMキャラクターは秋本祐希、加藤恵美子、高山麻美が起用され、CMソングは「真っ赤な女の子」で有名だった、小泉今日子の「なんてったってアイドル」が起用された。


従来の走りやプレミアム感に重点を置いた路線から、女性1000名以上からのアンケートにより、「ベビーカーの乗せやすさ」「後席への乗りやすさ」「チャイルドシートへの乗せやすさ」「後席赤ちゃんへのアクセス」「乗り心地の向上」などに重点をおいて開発された実用路線の乗用ハイトワゴンで、実質「プレオ」の後継モデルである。
つまり、ステラ開発のねらいは「R2」や「R1」と正反対で、「広い室内や収納スペース、視界の良さや使い勝手の良さを重要視」とされていた。


エクステリアは、「堂々とした存在感と親しみやすさを両立したエクステリアデザイン」が求められ、ボリューム感のあるフロントバンパー、伸びやかに流れるキャラクターラインを持つボディサイド、連続感のある表面形状を持つリヤゲート&リヤバンパーによって、親しみやすく存在感のあるデザインとされた。

また、小柄な人でも手が届く位置にルーフアンテナを配置したほか、90度近くまで開くドア、室内からの優れた視認性を確保するなど、人に優しいユニバーサルデザインが採り入れられている。

リヤコンビランプのデザインは、縦長形状の内部に放射状に光る丸型のリフレクターを立体的に配置することで、後続車に対する安全性確保と高い質感を持たせていた。

それに加え、「シンプル・クリーン・モダン」をデザインのテーマに、親しみやすさを重要視した標準モデル、「若さ・元気・スポーティ」をテーマに力強い存在感を与えたカスタムモデルに分けて、幅広い層の獲得を狙っている。


インテリアデザインは、ダッシュボード上部のデザインこそR2と共通するものの、「機能性と質感にこだわり、心地よい快適な室内空間」をテーマに、収納スペースとポケットエリア、グローブボックスを拡大。
大型化されたフロントドアポケットはペットボトルやティッシュボックスまで収納可能とされた他、フロントシート背面左右に 後席らく乗りグリップ、運転席側には格納式のリヤコンビニフックが装着され、Lグレードを除けば、収納ボックス付アームレスト、助手席シートバックポケット、カーゴルームコンビニフックに加え、アシストグリップも助手席だけでなく後席左右に装着されていた。
全車標準装備のカーゴルームランプは、夜間の荷物の積み下ろしを補助する。
ドアのショルダーラインを下げ、後部もガラスエリアを拡大する事で、視認性の向上にも繋げていた。


ステラとステラカスタム、2種類あるエクステリアデザインに合わせ、ステラはアイボリーインテリア、ステラカスタムはオフブラックインテリアとし、専用メーターなどを採用して各々の個性を演出している。

インストルメントパネル加飾は、アイボリーインテリアでは無塗装アイボリー、オフブラックインテリアではクールシルバー塗装が施された。

シートはR2やR1と異なり、フロントシートにベンチタイプを、リヤシートに左右独立で前後200mm可動するスライドシートをL以上に装備。
これに伴い、パーキングブレーキをレバー式サイドブレーキから足踏み式に変更している。

フロアカーペット、フロアマットも専用。
特にフロアカーペットはR2と異なりi-CVT専用となった為か、フットレスト程ではないが左足が置けるように盛り上がった形状にされていた。

全長3395mm、全幅1475mm、全高1645mm、ホイールベースはプラットフォームを共通とする「R2」と同様の2360mmからなる5ドアハッチバックのハイトワゴンで、プレオのようなスマートルーフの設定はなく、バンタイプが存在しない乗用専用モデルとされていた。

ボディカラーは、ステラとステラカスタムで概ね分けられている。
・ステラ
シルキーホワイト・パール(21,000円高)、コーラルピンク・メタリック、ライトブルー・メタリック、シャンパン・メタリック、ベリーレッド・メタリック、オブシディアンブラック・パール、プレミアムシルバーメタリックの7色
・ステラカスタム
シルキーホワイト・パール(21,000円高)、ダークグレー・メタリック、ダークバイオレット・パール(21,000円高)、シャンパン・メタリック、オブシディアンブラック・パール、プレミアムシルバー・メタリックの6色、計9色を設定。


車両型式区分記号の内訳は、左から【排出ガス規制区分】【車種区分】【ボディ区分】【総排気量・駆動・懸架区分】【年改区分】【ドア枚数区分】【グレード区分】【変速機・燃料供給装置区分】と順番に並んでいる。

【排出ガス規制区分】
→メカニズムの欄で説明する。

【車種区分】
R→ステラ(※R2でもR1でも、何なら前のプレオから全て「R」という不思議)

【ボディ区分】
N→ワゴン(※AでもJでもNでも区分はワゴンという第2の不思議)

【排気量・駆動・懸架区分】
1→660cc・FWD
2→660cc・4WD

【年改区分】
Aスタート、各M/C毎にB・C・Dと変更される型式。

【ドア枚数区分】
5→5ドア

【グレード区分】
1→L
2→LX
3→CUSTOM R/CUSTOM R Special
4→CUSTOM RS/CUSTOM RS S-Edition
5→LX Interior Selection/CUSTOM G
6→CUSTOM R Ivory selection(A型)/リベスタ(B型~)
7→リベスタS(B型)
8→L Limited
9→CUSTOM R Limited(B型)
A→LS
B→CUSTOM R Limited(C型~)
C→リベスタS(C型~)
D→L ブラックインテリアセレクション

【変速機・燃料供給装置区分】
C→DOHC NA 5MT
D→DOHC NA i-CVT(A~B型前期まで)
F→DOHC NA i-CVT (2015年度燃費基準達成車)
G→DOHC MSC(スポーツモード付)

※R2から、【変速機・燃料供給装置区分】での4WD用の識別が廃止された。


★基本データ


全長‪✕‬全幅‪✕‬全高(mm)
3395‪✕‬1475‪✕‬1645
室内長‪✕‬室内幅‪✕‬室内高(mm)
1806‪(1765)✕‬1205‪✕‬1295
ホイールベース(mm)
2360
トレッド[前/後](mm)
1295/1285
最低地上高(mm)
155
車両重量(kg)
860~930
最小回転半径(m)
4.7
燃料タンク容量(L)
30
ブレーキ
フロント:13インチベンチレーテッド・ディスク式
リヤ:リーディングトレーリング・ドラム式
2
R2とのインテリア比較。
ダッシュボードデザインは上部とインストルメントパネル、エアコンパネルは共通に見えるが、ダッシュボードの品番は別物で、下半分は新デザイン。
グローブボックスを大型化した事で、R2にあったアッパーポケット(車検証入れ)や大型インパネポケットが消滅し、形状変更された助手席側ドリンクホルダー下に小さなインパネポケットを新設。
シフト回りは、パネルのデザイン変更だけにとどまらず、シフトノブの角度変更の為に内部部品ごとごっそり変更を受けている他、助手席側にフロントコンビニフックが装着されている。

パーキングブレーキが、R2やR1のレバー式から足踏み式にされた事で、ベンチタイプのフロントシートが採用されが、同時にR2・R1にあった後席用ドリンクホルダーが消滅。リヤドアポケットのペットボトルホルダーが立てて入れられる形状になったので、そちらに一任したのだろう。

Aピラーが立てられた事で、デルタウインドゥが大きくなり、ドアショルダーが下げられた事、ドアミラーが大型化された事、大型リヤクォーターウインドゥが採用された事、リヤガラスが大型になった事で、視認性がR2と比較してかなり向上ている。

スピードメーターは、R2と同じく標準メーター、アクティブメーター、エレクトロルミネセントメーターの3種類だが、全てR2のものと異なるデザインに変更されており、標準メーターとアクティブメーターにはドアを開けるとメーター照明が点灯する「気くばり照明」が採用されていた。

R2ではリヤドアにあったリヤスピーカーは、フロントドアに16cmのモノが付けられた。
12cmからサイズアップされているが、4スピーカー仕様の場合の配線では、これがリヤスピーカーの扱いなので、後席ではカーオーディオを諦めろという感じだ。

ドアインナーハンドルはR2の物が流用されているが、ドアトリムデザインは変更され、Lグレード以外はクロスアクセント付に進化。それと同時にパワーウインドゥスイッチも変更。
R2やR1では運転席側のクリック感がイマイチだったが、ステラ用では標準的なクリック感。
しかし、ドアロックスイッチとウインドゥロックスイッチの位置がパワーウインドゥスイッチの手前にあるデザインになっているので、位置的には賛否ありそうだ。
3
メカニズム面では、R2のプラットフォームを流用しながら、ハイトワゴン向けに仕立て直した新環状力骨構造ボディを採用。
NASVA発表の衝突安全性総合評価では運転席5星、助手席6星の評価を受けている。
しかしながら、R2やR1よりヘッドクリアランスを大きくとる為にピラーを立てたり、開口面積の大きいドアを採用した事から補強の追加に迫られ、車両重量はR2比較で40kg増加した。

足回りについては当然、操舵系含めてR2の物を流用している為、フロントはL型ロアアーム・ストラット式、リヤはデュアルリンク・ストラット式だが、ブッシュやバンプラバー、スプリングレート、減衰力に専用のチューニングが加えられている。
特にバンプラバーは、フロントこそR2用がそのまま採用されたものの、リヤにはR1で採用されたダストブーツ別体のショートタイプが用いられ、R2で不評だったリヤサスペンションの乗り心地改善に多少貢献している。


エンジンは、R2やR1にあったSOHC8バルブのEN07Eが落とされた為、DOHC16バルブAVCS(可変バルブタイミング機構)+電子制御スロットルのEN07Dと、レギュラー仕様とされたDOHC16バルブ・インタークーラー付スーパーチャージャーのEN07Xの2タイプ。
後述の新型i-CVT搭載に伴い、補助機構部品の形状および接続取り廻しが変更されている。
変更部分は以下の通り。
・シリンダーブロック(主にトランスミッション締結方向の変更。)
・ベルトアイドラーのスリープ長(DOHC AVCS)
・ウォーターポンプ(DOHC AVCS)
・アウトレットハウジング。
・ヒーターパイプ。(DOHC MSC)
・フューエルインジェクターパイプ。(DOHC AVCS)
・ヒーターホースおよびラジエーターホース。
・エンジンハーネス。
・スターターモーター。(i-CVT車)
・触媒(DOHC AVCS)
・ECU。
・リードメモリーコネクターの廃止。
・左エンジンマウント。(i-CVT)
・フロントドライブシャフトの左右長。
・エアコンコンプレッサーの吐出量増加により、冷房性能を向上。(DOHC AVCS)

トランスミッションは、ジヤトコと富士重工、富士ATが共同で開発した新i-CVTで、2WDはTD460型、4WDはTU460型。
オイルポンプを大幅に小型化してフリクションロスを減らすと共に、CVT本体のサイズを短縮する為、オイルポンプを主力軸の外に配置、チェーンにより駆動する形式を採用。
他にも、ロックアップの開始車速の低速化、ワイドな変速比幅、発進時の油圧最適化を織り込むと共に、搭載車両に適した変速特性にチューニング。
スムーズな変速フィーリングに加え、加速性能と燃費性能の向上を図っていた。

但し、オイルポンプが外付けになった弊害として、回転数を上げるとノイズが大きくなってしまった事が欠点として挙げられる。

また、オイルポンプ製造時に内部ギヤの隙間管理が不適切で、当該ギヤの隙間が不足しポンプ内面と干渉、それによりポンプ内面が摩耗して油圧低下をおこし警告灯が点灯、そのまま走行を続けるとポンプが故障し走行不能になるというトラブルが多発し、リコールに発展。
対策として、エンジン&トランスミッションの制御プログラムの書き換え、またはオイルポンプ、場合によってはCVT ASSYの交換が必要だった。

この新型i-CVTは、スーパーチャージャー付のRSに搭載するにあたって、一次減速比をハイギヤード化され、スポーツスイッチによるi-CVTスポーツモード・アダプティブ制御がプログラムされたが、7速マニュアルモード・スポーツシフトは非採用だった。


メーカー装着オプションでは、全車に設定されていたのはユーティリティパッケージのみで、SRSサイドエアバッグはLグレード以上、HIDロービームランプ[ヘッドランプレベライザー(オート)付]はステラカスタムのみの設定で、ステラには設定がなかった。

排ガス規制区分は、NA車がDBA(平成17年度排出ガス規制適合+75%低減レベル認定車)、MSC車はABA(平成22年度燃費基準達成車)となっている。


メカニズムとしてはこんなところだろうか。
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「L」は電動リモコンカラードドアミラー、気配り照明付スピードメーター、マニュアルエアコン、CDプレイヤー&AM/FMチューナー[ダッシュボード12cm・2スピーカー]、トリコットシート、運転席シートバックダブルポケット、運転席バニティミラー、助手席アシストグリップ、電波式キーレスエントリー、カーゴルームランプ、14インチフルホイールキャップを標準装備したエントリーグレード。

DOHC16バルブにAVCS(アクティブ・バルブ・コントロール・システム)エンジンが搭載され、 info-ECO機能付のi-CVTが組み合わされる。

このグレードは、他のグレードが標準装備する電動格納式リモコンカラードドアミラーやフロントアームレスト、イグニッションキー照明、運転席シートリフターが「グレードアップパッケージ」というセット・オプション、4センサー4チャンネルABS(EBD&ブレーキアシスト付)もオプションとなっている他、ピラーとサッシをブラックアウトするテープが未装着なので、素のままではかなり質素。

メーカー装着オプションで、上記のグレードアップパッケージと4センサー4チャンネルABSの他、スバルスマートパス、助手席ユーティリティシート、撥水シートがセットになったユーティリティパッケージ、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア・リヤクオーター・リヤゲート)が用意されていた。

<基本データ>
型式
2006.06~2007.11
2WD:i-CVT/DBA-RN1A51D
4WD:i-CVT/DBA-RN2A51D
エンジン
EN07D(直列4気筒DOHC16バルブAVCS-EGI)
圧縮比
10.5
54ps/6400rpm,6.4kg・m/4400rpm
トランスミッション
i-CVT
車両重量
2WD・i-CVT:860kg 4WD・i-CVT:900kg
最小回転半径
4.7m
メーカー希望小売価格
2WD:i-CVT/987,000円
4WD:i-CVT/1,096,200円
※寒冷地仕様は5,250円高
5
「LX」は電動格納式リモコンカラードドアミラー、ヒーテッドドアミラー(4WD車)、気配り照明付スピードメーター、マップランプ、マニュアルエアコン、CDプレイヤー&AM/FMチューナー[ドア16cm・2スピーカー]、コブ付きステアリング(専用パッド)、トリコットシート、運転席シートバックダブルポケット、助手席シートバックポケット、フロントアームレスト(収納ボックス付)、運転席シートリフター、クロスアクセント付ドアトリム、左右独立リヤシートスライド(200mm)、運転席バニティミラー、助手席&後席アシストグリップ、電波式キーレスエントリー、イグニッションキー照明、カーゴルームフック(後席シートバック4ヶ所)、カーゴルームランプ、Bピラー・Cピラーブラックアウト(濃色系カラーを除く)、4センサー4チャンネルABS(EBD&ブレーキアシスト付)、14インチフルホイールキャップを標準装備したコマーシャルグレード。

DOHC16バルブにAVCS(アクティブ・バルブ・コントロール・システム)エンジンが搭載され、 info-ECO機能付のi-CVTが組み合わされる。

メーカー装着オプションで、スバルスマートパス、助手席ユーティリティシート、撥水シートがセットになったユーティリティパッケージ、SRSサイドエアバッグ、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア・リヤクオーター・リヤゲート)が用意されていた。



<基本データ>
型式
2006.06~2007.11
2WD:i-CVT/DBA-RN1A52D
4WD:i-CVT/DBA-RN2A52D
エンジン
EN07D(直列4気筒DOHC16バルブAVCS-EGI)
圧縮比
10.5
54ps/6400rpm,6.4kg・m/4400rpm
トランスミッション
i-CVT
車両重量
2WD・i-CVT:870kg 4WD・i-CVT:910kg
最小回転半径
4.7m
メーカー希望小売価格
2WD:i-CVT/1,107,750円
4WD:i-CVT/1,216,950円
※オーディオレス仕様は26,250円安
※寒冷地仕様は5,250円高
6
「CUSTOM R」は電動格納式リモコンカラードドアミラー(サイドターンランプ内蔵)、ヒーテッドドアミラー(4WD車)、気くばり照明付アクティブメーター(タコメーター付)、マップランプ、エントランスランプ、マニュアルエアコン、インテグレーテッドCDプレイヤー&AM/FMチューナー[ダッシュボード12cm+ドア16cm・4スピーカー]、コブ付きステアリング(専用パッド)、AUX端子、トリコットシート、運転席シートバックダブルポケット、助手席シートバックポケット、フロントアームレスト(収納ボックス付)、運転席シートリフター、クロスアクセント付ドアトリム、左右独立リヤシートスライド(200mm)、運転席バニティミラー、助手席&後席アシストグリップ、電波式キーレスエントリー、イグニッションキー照明、カーゴルームフック(後席シートバック4ヶ所)、カーゴルームランプ、Bピラー・Cピラーブラックアウト(濃色系カラーを除く)、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア・リヤクオーター・リヤゲート)、4センサー4チャンネルABS(EBD&ブレーキアシスト付)、14インチフルホイールキャップ、マフラーカッターを標準装備したカスタムグレード。

この他にも、カスタムグレードは専用のカラードバンパー(フロント・リヤ)、フロントグリル、大型フロントフォグランプ、4灯式プロジェクターヘッドランプ(ヘッドランプレベライザー付)、別体式フロントウインカーランプ、クリアリヤコンビランプがあたえられていた。

DOHC16バルブにAVCS(アクティブ・バルブ・コントロール・システム)エンジンが搭載され、 info-ECO機能付のi-CVTが組み合わされる。

メーカー装着オプションで、HIDロービームランプ(オートレベライザー付)、SRSサイドエアバッグの他、スバルスマートパス(ハザードランプ連動)&助手席ユーティリティシート&撥水シートがセットになったユーティリティパッケージ、14インチアルミホイールが用意されていた。

<基本データ>
型式
2006.06~2007.11
2WD:i-CVT/DBA-RN1A53D
4WD:i-CVT/DBA-RN2A53D
エンジン
EN07D(直列4気筒DOHC16バルブAVCS-EGI)
圧縮比
10.5
54ps/6400rpm,6.4kg・m/4400rpm
トランスミッション
i-CVT
車両重量
2WD・i-CVT:870kg 4WD・i-CVT:910kg
最小回転半径
4.7m
メーカー希望小売価格
2WD:i-CVT/1,197,000円
4WD:i-CVT/1,306,200円
※オーディオレス仕様は21,000円安
※寒冷地仕様は5,250円高
7
「CUSTOM RS」は電動格納式リモコンカラードドアミラー(サイドターンランプ内蔵)、ヒーテッドドアミラー(4WD車)、独立3眼エレクトロルミネセントメーター(タコメーター付)、マップランプ、エントランスランプ、オートエアコン、シルバー塗装ベンチグリル、メッキシフトボタン&シルバー塗装パネル、インテグレーテッドMD+CDプレイヤー&AM/FMチューナー[ダッシュボード12cm+ドア16cm・4スピーカー]、コブ付きステアリング(専用パッド)、AUX端子、トリコットシート、運転席シートバックダブルポケット、助手席シートバックポケット、フロントアームレスト(収納ボックス付)、運転席シートリフター、クロスアクセント付ドアトリム、左右独立リヤシートスライド(200mm)、運転席バニティミラー、助手席&後席アシストグリップ、電波式キーレスエントリー、イグニッションキー照明、カーゴルームフック(後席シートバック4ヶ所)、カーゴルームランプ、Bピラー・Cピラーブラックアウト(濃色系カラーを除く)、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア・リヤクオーター・リヤゲート)、4センサー4チャンネルABS(EBD&ブレーキアシスト付)、フロントスタビライザー(17mm)、14インチフルホイールキャップ、マフラーカッターを標準装備したカスタムグレード。

この他、カスタムグレード専用のカラードバンパー(フロント・リヤ)、フロントグリル、大型フロントフォグランプ、4灯式プロジェクターヘッドランプ(ヘッドランプレベライザー付)、別体式フロントウインカーランプ、クリアリヤコンビランプがあたえられていた。

DOHC16バルブ・スーパーチャージャーエンジンはレギュラー仕様となった上で搭載され、 アダプティブ制御機能付のスポーツモードを備えたi-CVTが組み合わされる。

メーカー装着オプションで、HIDロービームランプ(オートレベライザー付)、SRSサイドエアバッグの他、スバルスマートパス(ハザードランプ連動)&助手席ユーティリティシート&撥水シートがセットになったユーティリティパッケージ、14インチアルミホイールが用意されていた。

<基本データ>
型式
2006.06~2007.11
2WD:i-CVT/ABA-RN1A54G
4WD:i-CVT/ABA-RN2A54G
エンジン
EN07X(直列4気筒DOHC16バルブ・スーパーチャージャー)
圧縮比
9.0
64ps/6000rpm,9.5kg・m/4000rpm
トランスミッション
i-CVT(スポーツモード付)
車両重量
2WD・i-CVT:890kg 4WD・i-CVT:930kg
最小回転半径
4.7m
メーカー希望小売価格
2WD:i-CVT/1,396,500円
4WD:i-CVT/1,505,700円
※オーディオレス仕様は36,750円安
※寒冷地仕様は5,250円高
8
スバルの軽と言えば、1BOX&トラックのサンバーと乗用車&バンの2本立てを360時代からプレオまで続けて来ました。
しかし、ワゴンブームが始まるとスバルのシェアは急激に縮小、その場はクラシックブームで乗り切ったが、新規格になるのを機に乗用車&バンモデルを、ワゴンタイプのプレオに切り替えるも、爆発的に売れたわけではなかった。
そして次の売れ筋ハイトワゴンを作らないまま、プレミアム路線のR2を出した事は完全な失敗で、更にR1まで出したのは致命的でした。
そこで危機を脱するべく、急拵えで開発されたのがステラだったワケですが、これがやっと当たり、発売されて1週間で受注台数5,438台と、月販目標だった5,000台をわずか1週間で達成。
この出来事によって、市場はやはりスバルにもハイトワゴンを求めていたのが証明されたワケですね。

そんなステラのオプションは、マストな装備がR2以上に揃っており、特にエアロは標準のステラ用だけでなくカスタム用も充実していました。

カスタムグレードについては、ダイハツ・ムーヴカスタムのように、フロントバンパースカート、サイドアンダースカート、リヤバンパースカート、ルーフスポイラー、アルミホイールを標準装備して価格が高くなっても、売れたのではないかと思います。

そこまで大胆にいけなかったところに、失敗出来ないというスバルの慎重さを感じますね。


そんなステラの…明日はどっちだ!?

気が向いたら②に続く。

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この記事へのコメント

2024年10月20日 20:27
こんにちは。

R1(クーペ)、R2(ハッチバック)、R3(ワゴン)と次々シリーズ化してくれてたら嬉しかったのですが、最初でコケたので仕方なし、、、。

またまた主張しますが、ステラこそスバル360という誰もが知ってる貴重な財産を生かしてエルテンみたいな車にすれば良かったとも考えています。ステラはあまりにも開発期間が短過ぎ。エルテンといかないまでもインテリア・エクステリアともにデザインをもっともっと練った方が良かった。しかしながら、そもそもデザイン・車内空間・積載能力・小物入れ・価格の優れた車は大手に敵わない、ていうか、開発できない会社だったと思うので、ある意味、どう転んでも八方塞がりだったのかもしれません。

質実剛健のスバル車が好きなスバリストはスバルのトールワゴンを欲したとは思うので、最初からそういう車をじっくり開発すればとも思いますが、まあ、そもそも自分みたいなR1ユーザーの言う通りの車を作っても、世間では売れるワケないですね。
コメントへの返答
2024年10月20日 22:17
こんばんは。

新規格からワゴンのプレオのみになった時、ヴィヴィオを残して欲しかったというスバリストは結構いたと記憶しています。

一定の層はプレオでは満足いかず、"ミニマム・インプレッサ"と呼ばれた、ヴィヴィオのように背が低く、軽量且つコーナリング性能の高いハッチバックを求めていたのは間違いないでしょう。

自分もそうでしたし、いまだにR2ではヴィヴィオの代用品にはなれていません。

正直な話、スバル360をオマージュしたデザインで、スバルがヴィヴィオの後継車を作ってくれたら…と思っていましたが、それこそそんなクルマを作っても、一部のマニアにしか売れないクルマになっていた事でしょう…。

なので、やはりスズキ・ワゴンRやダイハツ・ムーヴ、ホンダ・ライフのような"売れ筋ハイトワゴン"を開発して様子見しつつ、そこからマニア向けの車両を開発・発展するのが本筋だったのでしょうが、それでも当時のスバルのコストの使い方では生き残れなかったでしょうね…。

プロフィール

「お!スバルもとうとう…?

EN07のパーツ復刻してくれれば、まだまだR2もいける!?

ピストン(12006KB530、540、550、560)の復刻に期待したい。」
何シテル?   07/31 01:24
…主要諸元 身長:170cm 体重: 最近は62kg。 悲しき頭痛持ち。 プラスして、パニック障害、睡眠障害、適応障害、気分変調症、鬱が、通...
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R2というクルマ④ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/12/08 11:51:53
ウインカー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/10/21 19:19:30
スバル(純正) ステラ用オーバーヘッドコンソールボックス 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/06/26 11:10:44

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