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８万キロを後にして淡々と距離を重ねる白黒号。
至って不満はないですが、時折沸き上がる欲求が。

それはデカングーへの乗り換え・・・ではなく、
「左ハンドルMTに乗りたいっ！」

欧州小型実用車を左ハンドルのマニュアルで乗り
たい欲求にかられます。


本国仕様至上主義という訳ではないのですが、かつて独身時代乗っていたウーノ〜BXが
その仕様で、マニュアルに乗りたい、どうせマニュアルに乗るなら左ハンドルで乗りたい、
という希望です。
決して日本の道路事情に合っていない左ハンドルMTですが、右手でシフトする感覚は
やっぱり右利きだと理に叶って自然なんですよね。

そんな中、お友達のシモジマトーチカさんがこんな記事を書かれていて、ちょっと前から
気になっていたニューパンダ、そういえば実車を見た事なかったな、と思い近所のフィ
アットDラーに正規ツインエアバージョンを見に行きました。

Dラーに到着すると駐車場の中に青いパンダが一台。近寄ってみるとなかなか良い感じ。


シートも大柄で後部座席のスペースもギリOK。なによりも「スワークル」と呼ばれる
丸四角のモチーフが随所にちりばめられ、月並みですがデザインが効いています。
その後、営業さんのご好意で試乗もさせてもらうことに。前にも５００のツインエア
に乗らせてもらった事があったのですが５００よりもパタパタ音が抑えられ、ツイン
エア感は希薄でした。（ちょっとさみしい気も・・・（＾＾；）

だだし・・・やっぱりロボダイズMTのギアチェンジ時のつんのめり感は以前より薄まった
とは言え違和感が・・・。現実的にはATしか運転できないカミさんを考えたら正規仕様の
デュアロジックなんでしょうが、先の記事を読むとやっぱりMTで・・・という気分になり
ます。いいなぁ。

結局自分のクルマの好みは、
・ヨーロッパの小型実用車（Notホットモデル）で
・車重１トンちょっと
・５ドア
・小排気量で
・左ハンドル、マニュアル
なのかな、と。でもそんなクルマは今後日本には導入されないでしょうね。
（ベストはコカングーの左MTですが）

なので、記事のパンダ、非常に魅力的です。２０年振りにフィアットに戻るのもアリかも、
なんて・・・（現状では１００％妄想ですが（＾＾））

そんな妄想に浸りつつネットを徘徊している内に、「えっ、○○○の××ン××ー×の
売り物が！」・・・妄想は止まりません（笑）

おまけ

近所のDラーに展示していた「同じ名前のクルマ」。いつまでお店にありますかね（笑）

ちょっと旬のネタから外れてしまいつつありますが、
現行カングーにも待望の「オーセンティック」が
出ましたね。
色によっては早くも完売だとか、スゲー（＾＾；
発表当日に楽しみにHPを見た所、イメージカラーが
ブラングラシエ（白）なのがうれしかったです。

自分がカングーを購入する時はオーセンティックしかなかった無塗装バンパーも
現行になってから数度登場したクルールですっかりお馴染みになってしまったので
オーセンティックの独自性は少し薄まってしまった感がありますね。
むしろ標準色＋黒多めがクルールの「特別感」と違う「素」の感じを表現している
んでしょう。

装備の簡略化もカングー１と比較したら「フル装備（笑）」に近く、オーディオレス、
スピーカーの配線も１本、など２１世紀のクルマにはありえない様な装備のカングー１
オーセンは随分思い切った仕様だったんだなぁ、と思います。

僕も含め商用カングー大好き人間にはたまらないテールランプ周りの黒モールやドア
ハンドルなどもほぼ「アガリ」の姿でとっても魅力的なのですが、装備も含めここまで
理想形になってしまうと、もし自分が買ったと仮定した場合、手に入れた時点で燃え尽
きてしまう様な気がします。

逆に言えば良くも悪くもカングー１オーセンティックは「未完成」な仕様であったが
ために自分の理想型に仕上げるべく飽きずに乗ってこられたんだと思います。
８０〜９０年代のクルマいじりが２１世紀になっても体験できるのがカングー１という
クルマだったんだなぁ、と。
反対にクルマ自体の完成度の高さは圧倒的に現行カングーなのでどちらが良い悪いという
話ではありませんので。

なんだかんだと理屈をこねましたが、やっぱり魅力的ですよ、今度のオーセン。日本人が
滅法弱い「限定」というワードを上手ーくフランス人（ブレンさん？）に握られて一喜一憂
している感もありますが（＾＾）。噂ではすでに完売との話もあるグリメタンをあー
しよう、こーしようと妄想していた週末の戯れ言でした。

（購入直後の写真。同じアングルで）