2013年01月24日
教員の駆け込み退職について
今回のブログは微妙な問題です。
あくまでも自分の個人的見解ですので、これを読んで不快に感じた方は申し訳ない。見たくなくなったらすぐさま戻るボタンを押してください。
さ、一昨日ぐらいからかニュースでよく取り上げられている退職金問題です。
教員の駆け込み退職調査 下村文科相「許されぬ」と不快感
定年退職予定の教員が、条例改正による退職手当引き下げ前に「駆け込み退職」するケースが相次いでいる問題を受け、文部科学省が各地の状況の調査に乗り出したことが24日、分かった。
下村博文文科相は同日の記者会見で「責任ある立場の先生は、最後まで誇りを持って仕事を全うしてもらいたい。許されないことだ」と述べ、不快感を表明した。
文科省によると、調査は3月末までに条例改正を実施予定の自治体の教育委員会を対象に、早期退職した教職員の数などを聞き取る。
条例改正は国家公務員の退職手当減額に伴うもの。埼玉県教委では学級担任を含む100人以上が、条例施行直前の1月末での退職を申し出ていることが判明。1月1日から手当を引き下げた佐賀県教委では25人が昨年末に退職した。
~以上引用終了~
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130124/edc13012414280006-n1.htm
まぁ正直バカかと。
教員がじゃなく、この制度を推し進めた行政職員もしくは議員がです。
最後まで誇りを持って仕事を全うしようとしている者の心を折ったのはあなたたち自身でしょ?
聖職ならたとえ退職金減らされても最後まで務めろよって…どんなご都合主義ですか
これが、例えば教員が聖職と言われ聖人であり続けるための報酬を受け取っているというのなら話は別ですよ?
例えば教員の年収が数億とかいってるんなら、今まで多額の報酬貰ってるんだから最後数十万ぐらい我慢して欲しいってのも、うなずけなくはないです。
ただ、根本的に民間からむきもなくかけ離れた報酬はもらっていないはず。
あなたが、長年勤めあげてきた会社で同じことやられても最後まで務めますか?
定年前に早期退職した方が定年まで勤め上げるより数十万円多く退職金もらえるなら、自分なら早く辞めます。
教師は責任があるから辞めるべきではないと言いますが、そんなのは教師でない人の戯言と感じてしまいます。
教師だって生活がある人です。聖人君子ではありません。妻子もいるし、退職後もお金はかかるんです。
教師に自ら不利益を被ってまで勤め上げろというのは、不利益を被らない人の傲慢だと考えます。
そこまで仰るなら、勤め上げて欲しい人たちでその方々が被る減額分をカンパして出してあげたらよろしい。
記事の大臣も文句言うんだったら差額を懐から出してやれよと言いたい。
教師が特別だというのなら、ちゃんと特別な対応をすべきです。民間同様の扱いをするなら、民間同様の対応をされて当然です。
そもそも論として、今回の最大の問題点はこのような不条理な条例を通した議会側にあります。
条例素案が行政職員の要望で出されたのか、議員から出されたのか不明なところではありますが、聖職者といわれる教員はおそらく辞めないだろうという謎の目論見に基づいて行動した結果がこれです。
結果としてこれまで堅実に務めてきた教員に、有終の美を飾る直前にこのような苦渋の決断を強いる事態を招き、あまつさえ決断した職員に卑怯者・非常識のレッテルをはりつけているんです。
しかもこの条例を強行した理由が退職金の支払額を浮かせるためとか…退職金を浮かせるために臨時職員を雇うはめになってどんな気持ちでしょうかね?
プラマイゼロどころか下手したら損してませんか???
別に自分は教員ではありませんが、なんか世の中のニュースが退職教員が悪者の風潮になりつつあるのでムシャクシャして書いてしまいました、、、
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Posted at
2013/01/24 18:55:38
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