金曜日発売の写真週刊誌にミドリガメ関連の記事が載ってました。
ミドリガメと言えばこれからの季節、縁日の亀釣りで見かけたりペットショップやホームセンターなどで売られてますね。
記事の内容は徳島県の鳴門市大津町にあるレンコン畑でレンコンの茎や新芽が何者かに食べられる被害が発生し当初は野鳥の仕業と思われていたのですが実はミドリガメの仕業と言うものでした。
ミドリガメはミシシッピアカミミガメの幼体の別名で元々は北米に生息する亀で40年ほど前にペット用として日本に持ち込まれました。
初めの内は手のひらサイズで色も鮮やかな黄緑色でかわいいですが、それは幼体の内だけで数年して成体になるにつれ見た目は別物に変わります。
サイズも3、40cmくらいになり重い物だと10kgぐらいにもなり寿命も亀は長生きするので2、30年超は生きます。
てな事で亀釣りでゲットしたりショップで購入したものの徐々に大きくなり、見た目も当初のかわいさはなくなり長期飼育に飽きたりで野に放たれたのが野生化しています。
ミドリガメは1度に15個ほどの卵を産むので幼体の時に野鳥や何かの小動物や魚などに襲われなければどんどん増えちゃいます。
レンコン畑で被害に遭った農家も年々収穫量が減り去年は1500万円の被害が出たそうです。
このミドリガメは先日のブログにも書いたカダヤシと同じで性格は肉食系男子なので日本在来の亀を駆逐します。
メダカ同様に開発による自然の減少や破壊により亀の数は減少してきていますが、このミドリガメの増殖も減少の要因の1つになってます。
特に最近ではニホンイシガメ(日本石亀)の数が激減してきており、池や川などで見かける亀はクサガメかこのミドリガメでミドリガメはショップで購入しても数100円程度ですがニホンイシガメだと3、4000円はします。
ちなみにクサガメは草亀ではなく臭亀でクサガメです。
脇の下に臭い匂いを出す腺がある事からその名が付けられています。
海外では動物に関する規制が厳しかったりしますが、日本は緩いので簡単に手に入り、かつ飽きてしまえば野に放つと言う状態です。
ちなみに縁日のひよこ釣りですが、ひよこの内はかわいいですが、やがてはニワトリになり、しかもどれもオスなのでコケコッコーと鳴いても卵は産みません。
ペットとして死ぬまで飼い続けるか食用として絞めて食べるかです。
まれにメスもいるみたいですが、プロがひよこのオスメスを判別して将来卵を産まないオスをひよこ釣りなどに回している様です。
縁日で軽い気持ちで手を出していいのは金魚釣りとウナギ釣りぐらいです。
昔は飼えなくなった動物や魚などは動物園や水族館が引き取ってくれたりもしましたが今では不景気なのと不要ペットの引き受け先ではないので引き取ってもらえません。
ですから飼う前にはその動物について知っておく(調べておく)必要があります。
犬猫などのメジャーなペットならある程度は知っていたりしますがその他の種などは要注意です。
身近な所だと熱帯魚で、グッピーやネオンテトラなどは問題ないですがキャットフィッシュ(ナマズ系)などは売られてる時は5cmとか10cmくらいですが成長するにつれ最終的には1mとか1m50cmくらいになります。
当然そのサイズ用の水槽なり飼育ケース必要となります。
ペットショップや熱帯魚店などだと店員さんに知識があって教えてもらえたりもしますが、ホームセンターのペットコーナーだと店員さんはアルバイトだったりパートのおばちゃんだったり、また社員さんでもペットコーナー担当と言うだけで知識のない人もいます(知識のある人もいますが)
あとこれは好みですがグリーンイグアナなんかも1m50cmくらいまで成長します。
犬猫も子犬や子猫の内はかわいいですがやはり成長するにつれ大きくなりますし、何でも小さい内はかわいいですがその後も知った上で飼うべきです。
レンコン畑の被害が出ている鳴門市大津町周辺には野生化したミドリガメが数万匹はいると言われているそうでJAが本格的に駆除に乗り出しているそうです。
野生化したミドリガメは先述の通り在来種の亀を駆逐するのですが、池にいたそれまでのイシガメなどを追いやって下の画像の様になっちゃいます。
ミドリガメは雑食なので植物や魚、昆虫など何でも食べますが週刊誌の記事によると愛知県安城市のお寺では堀の蓮(ハス)が増殖したミドリガメに食べられて壊滅したそうです。
ペットでインコや文鳥などの小鳥を飼う時は羽の一部を切り飛ばない様にしますが、たまに切ってないのが飛んで逃げてしまったなんて事もありますが、最近は外国産のカブトムシやクワガタムシが販売される様になり虫好きの子供や大人に人気ですが、これも逃げて野生化しないか心配ですね。
日本産だとカブトムシは脱走の名人(名虫)ですからね。
特に子供が飼育する場合は要注意かもですね。
話は戻ってこれからの季節、縁日で亀釣りをする場合は
数年すれば見た目も大きさも別物になり、20年とか飼育する覚悟で釣って下さい。
ちなみに亀はメダカやグッピーなどの小魚とは違って食べる餌や糞尿の量も多いのですぐに水が汚れます。
大きい飼育ケースならそうでもないですが、濾過器を回すなどして水を巡回させる必要があります。
屋外飼育で濾過器の電源が取れない場合はこまめな水替えが必要です。
水が汚れたままだと雑菌が湧いたり病気の原因になります。
自分の糞尿の混ざった水の中で生活するわけですからね。
ま、亀以外でもペットをかう場合はそれなりの手間暇がかかると言う事です。
たまごっちですら世話しないといけないですからね(爆)
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Posted at
2012/07/15 04:00:28