IWC インヂュニア 2013 コレクション発表

今年からIWCはルセデスAMGペトロナスF1チームのスポンサーとなったことは既に報じられてますが、このタイミングで2013年のインジュニアコレクションが発表になりました。



まずはご覧あれ。



トゥールビヨン搭載のインヂュニア。

トゥールビヨンとは重力による機械の姿勢差を解消する機構のことで、これを自前で作れるメーカーはごく限られています。
いったい幾らするのか、、、相当お高いのでしょうね、、、


ケースと文字盤にカーボンを使用した、いわばメルセデス AMG　F１モデル。

F1ファン、車好きには"萌えマテリアル"であるお約束のカーボン素材w
昔はカーボン、カーボンと何かにつけてカーボンといえばレーシーだと喜んでいたもんですが、カーボンパーツって紫外線に弱くて見た目が悪くなっちゃうし、見た目だけのパーツに限って言えば自分はあまり良い印象ありません（実は昨年、M3の社外品の内装パーツの件で某自称36M3を得意とするショップと一悶着あり、特にそう思うようになりました。ちなみに、そのパーツはもう何ヶ月も手元を離れていますが、その後いっこうに音沙汰なし。途中経過くらい報告してくれれば良いのに。粗悪品でしたので正直捨てても良いのですが、20万ものボッタクリ価格でしたのでそうもいかず、、、。もこのままじゃ、そろそろ警察なり弁護士なりに相談しなくちゃかなと思ってます。本当はブログで詳細を一部始終報告したいのですが、とりあえずもうしばらく様子見ます。これ見てたら連絡下さい、、、）。
少なくとも街乗りの見た目だけのカーボンパーツはむしろ安っぽく見えてしまいます。
IWCの事ですからそんな粗悪カーボンパーツとは全く違うでしょうが、その分きっと値段も、、、。

シースルーバック。ムーブメントは"いわくつき自社製"Cal.80110。（ETA 7750をベースに使用している）
ローターはピストンのシルエット。これも好きな人には堪らないかな？



ブラックのセラミックケースを使用した “AMG ブラックシリーズ・セラミック”

キレイだけど、自分はBMW党なのでAMGモデルは、、、(^^;


今回9種類くらいのインヂュニアが発表されましたが、中でも自分が特に気になったモデルはこちら。
インヂュニア・オートマティック Ref.IW323906

一番インヂュニアらしいシンプルなデザイン。

白文字盤（シルバーメッキ）もあったり。

サイズは直径40mm、厚さ10mmと、現代の時計の中では大きすぎず、小さすぎずで程よい大きさではないでしょうか。
そして、このサイズは先日購入したオールドインター「インヂュニアSL」と同じサイズです。

今回のインヂュニア・オートマティック Ref.IW323906は、いわばジェラルド・ジェンタの元祖「インヂュニアSL」の復刻版と言って良いかもしれません。
もちろん軟鉄製インナーケースを内蔵して、80.000A/mもの強力な耐磁性を発揮！！（ロレックス特集か何かで、ロッレクスの耐磁時計『ミルガウス」は特殊ケースに入れる関係で日付表示が無いと嘘か真か書いてありました。が、IWCは昔から日付表示付きで80.000A/mの耐磁性能を有してる訳ですから、そんなのただの言い訳にしか聞こえませんねw）
昔ながらのデザインは受け継ぎ、細部はしっかりと現代的にブラッシュアップされている。

惜しむべきは、ムーブメントはETA?　セリタ？　自社製じゃないっぽい事、、、。
全部自社製にしてしまうと価格も上がってしまうでしょうから、エントリーモデルとハイエンドモデルでムーブメントを使い分ける必要もメーカーとしてはあるのでしょう。
しかし、汎用ムーブを使用することは一部の時計マニアからすれば突っ込み所な訳で、近年のIWCは没落したとか何とかボロクソに言われてしまう訳ですから、エントリーモデルにもどうにか頑張って自社ムーブを搭載してくれるようになれば、IWCも完全復活と言えると思うのになぁ、、、。
しかも、最近のIWCは汎用ムーブを使用していろモデルでさえ（いくらIWCが徹底的にリファインしているといっても）100万近くしてますからね、、、。これじゃ確かに文句も言いたくなります、、、。


まぁ、その点ボクのインヂュニアSLは細部の作り込みはさすがに最新モデルには敵いませんが、名機Cal.8541を搭載してるので満足度高いです(^o^)