TRD / トヨタテクノクラフト ドアスタビライザー  

TRD製「ドアスタビライザー（汎用品）」と、それを完全体で装着するための「インストールキット（CSO製）」を装着。

初めてS2000に試乗した時から、ドアがチープ（開閉時の音や動き）に感じていました。
基本、ボディーが捻じれて曲がる車なので剛性をドンドンと上げる必要は無いと思うのですが、ボディーがヨレればヨレるほど車自体の質感が落ちていくのはバランスをみて止めたいところ。

製品の構造上、せっかくならドア側もキッチリと装着する方がベストでは無いかと「インストールキット（CSO製）」も。
ボディー側はボルトオンでしたが、個体差かドアがかなり内側に入ってしまうので長穴加工が必要でした。
「インストールキット（CSO製）」にはその辺りの加工説明まで同封されており、とても親切。

装着後のドアの開閉は、他人には伝わらなくてもオーナーならハッキリと違いが分かるレベル。
カッチリ感というか重厚感が出て、イメージ通りの効果に満足。

一般走行ではバネレートを少し上げたような感覚で、逆に乗り心地が悪くなり減衰設定を落として対応。
攻め込んでみるとコチラも思ったよりも効果が出ているのか少しアンダー・オーバー傾向が見えてきます。
この辺りはもう少し乗り込んでみて減衰設定で対応かな？
ただ、車速を乗せたままコーナー進入への姿勢を作る場面ではカチッと動きが分かりやすくなりました。

ボディー剛性を効率よく上げるにはロールゲージやサイドシルへの補強が効果的だと思いますが、ボディー加工を最小限に留めつつ一定の効果を求めるならとても面白いパーツでしょう。