Ninja250Rのアクラ以来10数年振りにバイクのマフラー交換をしたわけですが
F900XRは当初はノーマルマフラーを貫くつもりでいたんですよ。
ただ5年28000km乗って、やはり「もう少し重量が軽いと良いな」という心の隅にあった小さな思いが
スイスポ乗り換えにより軽さの圧倒的アドバンテージを体感したことにより
「もう少しでも車体を軽くしたい」
という軽量化への欲求に変わり、それがムクムクと大きくなり
軽さを求めるならモタードに乗り換えか?
なんて思い始めて
KTMの690SMC Rや同じ構成のバスクの701スーパーモトを調べたり
いやいや、ドゥカティもハイパーモタード698monoも良さそうだぞと思ったり
そうこうしてたらオレたちのスズキがDRZ 4SMを出したり
とまぁだいぶモタードに心が支配されておりました。
ただねぇー。
F900XRのスタイルや万能さ、その他の魅力と天秤にかけると、得るものに比べて失うものの方が大きい気がしたんすよね。
F900XR自体は飛び抜けた特徴の無いバイクです。良か言えば万人が扱いやすい、悪く言えば無個性と言われがち。
だがよぉ、BMW伝家の宝刀ボクサーとは全くフィーリングの異なるパラツインエンジンの良さに取り憑かれたまったんだよ・・・。
そしてツアラー力の高さ以上の峠力の高さ・・・。
その良さをまだ引き出せていない、と感じたんすよね。
手始めにタイヤをこれまでのツーリングタイヤROAD5から
スポーツタイヤのPOWER6に変更しました。
マッチングも良くて、よく曲がるバイクになりました。
そして、あくまで軽量化を目的としたサイレンサーの交換。
その効果はタイヤ以上でした。
バイクがめちゃくちゃ軽い。
下り坂で減速してすぐタイトコーナーみたいな局面だと重さの変化がよくわかります。
目線を送り少し腰をインに入れてあげればスッと向きが変わる。(使い古された表現・・・)
その向き変えの手応えがすごく軽いバイクに乗るってるみたい。前はステップの踏み込みを意識的にしてやる必要があった。
マフラーの排気音自体はあんまり求めて無くて、煩くなったらやだなぁくらいに思ってたんですが・・・
鼓動感が強調されつつ、チタン特有の少し高い音の余韻がイイぜ・・・!
バイク本体の実重量は現状で恐らく215kgくらい。
900ccのバイクとしてみたらまぁそんなもん、って感じですけど、バイクの体感の重さは車体構成で変わりますからね。
腹下の重たい弁当箱含めてチタン製になったんで、運動性能への効果が高かったと考えています。
そんなわけで、納車5年を経てさらにゴキゲンなコーナリングマシンになったF900XR。
もう5年は楽しませて貰いますよ・・・。
5年も経てば子供の教育費のゴールが見えてるしな。(たぶん。)
Posted at 2025/12/15 13:24:06 | |
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F900XR