〜前回までのあらすじ〜
敵国の美人スパイを味方につけ、見事敵のアジトへの潜入に成功したサイコロK。
美人スパイの協力もあり、敵国が所有すると言う大量破壊兵器のデータが入ったメモリーカードの奪取に成功した。
しかし、出口へつながるドアがロックされてしまう。そこに現れた意外な人物とは・・・
嘘。
本当のあらすじはここから。
夏休み初日に愛馬GSX-R1000を駆り、西を目指したサイコロK。
しかし東名高速への合流直前に視界を遮るほどの豪雨に襲われてしまう。
進むか、退くか。
決断までもう一刻の猶予もないのであった。
- - - - - - - -
ボクが選んだ道は
「撤退」
でした。
だってぇー、その時点で全身ずぶ濡れだったんだもの。
これじゃあ進んだとしても、店には入れないし、ただ辛いだけだし。
戦略的撤退ですよ。ええ。
東名高速には入らず、厚木インターで降り、引き返しました。
途中走った国道246号と129号は轍が川のようになっていました。
こんな状況で二輪では恐怖しかありません。
マンホールに橋の継ぎ目、センターラインに横断歩道。雨の公道には滑る要素が満載っ!
ただ、幸いなことにR1000に履いているピレリのディアブロロッソⅢのウェット性能は素晴らしく、危険な目に遭うような事はありませんでした。
そんなこんなで、大雨の中命からがら逃げ帰ってきました。
濡れた衣服を脱水して干して、意気消沈・・・
ジャケットやらジーンズから取り外したプロテクターの山を眺めながら、全身に脱力感を感じていました。
このまま腐ってフテ寝、と言うのがいつものパターンです。
しかし、ボクの中に「このままムダに夏休みの貴重な1日を潰していいのか?」という思いがフツフツと湧き上がってきました。
嫁さんに確認すると、
「ワシがクロスポロを使うのは夕方じゃ。まだ9時。時間はたっぷりある。そなたの熱い想いがあれば、クロスポロは力を貸してくれるじゃろう。ただし、リミットは15時30分じゃ。それまでに戻って来るのじゃぞ。」
と、ピンチの主人公に力を貸してくれるナゾの老人(実はその昔魔王を倒した勇者)風なことを言ってくれたような「気がした」ので、再び西を目指すことにしました!
目指すは清水。
そこでしか買えないという「あるもの」を手に入れるために、雨に打たれるR1000の姿に後ろめたさを感じながら、クロスポロに乗り込み再出発です!
ボッキリと心を折られてフテ寝を決め込むかと思われたサイコロKであったが、まさかのクロスポロでの再出発。
果たして清水でしか買えないものとは?
何?
お茶?お茶なの??お茶でしょ???
後編へ(たぶん)続く。
Posted at 2018/09/04 21:01:59 | |
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