お世話になってるバイクのディーラーに車検の予約がてら試乗しに行ってきました。
というのも、ディーラーの営業氏から電話があって、気になるバイクとかあります?と問われましてね。
気になる車種を伝えたら、ちょうど試乗車があると言う。
ならばと試乗させてもらうことにしました。
(営業トークに乗せられる。)
さあその気になる車種とは
S1000Rだっ!
簡単に言えばBMWのSSであるS1000RRのストリートファイター版であります。
時間を気にせず自由に乗ってきて良いってことなので、宮ヶ瀬周辺を一回り。一般道からワインディングまで60km、2時間くらいじっくり走ってきました。
◽️良かった点
①軽さは正義!
F900XRより車重が20kg以上軽いので尚更軽く感じます。バイクが小さく感じます。
②足付きよろし
シート高は830mmなんですが、身長167cmのボクで両足なら母指球、片足らなべったり踵まで付く足付きの良さ。
③低速トルクの太さ
S1000RRのエンジンを低速寄りにチューニングしてるだけあって、低速トルクが太い。エンストする気がしないです。
街乗りなら3速固定のオートマ状態で乗れます。
そして回せばリッター4気筒のとんでもない加速。GSX-R1000を思い出します。
ただGSX-R1000のエンジンとの大きな違いはエンジンブレーキ制御。
S1000Rのエンジンは1速や2速でもドンツキはほぼ無く、非常に扱いやすい。
④ハンドリング
ポジションはやや前傾ですが、全然辛さは感じません。ステップも若干バックステップな感じ。
ワインディングでスパッと向きが変わる鋭いハンドリングはとても気持ちいい。
サスは電子制御式で、走行モードに連動します。この辺のチューニングも絶妙。
前後タイヤの接地感が常に伝わってきて、安心して倒し込めます。
⑤クイックシフター
クイックシフターはF900XRにもついてますが、S1000Rのシフターは全く変速ショックがなくてスムーズ!
◽️気になった点
なんかもう言うことなしなバイクですが、気になる点もいくつかありました。
①クラッチ
おそらくアシスト&スリッパークラッチがついてるんでしょうが、クラッチは結構重いです。渋滞の半クラッチは修行になる予感・・・。
クラッチはワイヤー式。
F900XRのクラッチの軽さに慣れすぎたかな。
②排熱
この辺は仕方ない部分なんでしょうが、排熱は相当に熱いです。
③速すぎるエンジン
この辺はやはりリッターSS譲りのエンジン。のんびり流して乗る感じじゃないですね。速く走らねばならぬという感じは常についてまわりそう。
④ランニングコスト
燃費を気にして乗るバイクじゃないんですが、間違い無く燃費は悪いです。あとはタイヤの交換サイクルは早そう。
BSのS22を履いてるので、多分持って5000kmってところでしょうなぁ。S22ってS1000Rのサイズだとなかなかお値段だぜ。
◽️意外な点
ブレーキキャリパーとマスターシリンダーはF900XRと(多分)同じでした。
ただ効きはS1000Rの方が良いように感じたので、もしかしたらパッドの素材が違うのかも。
ざっと感じたのはこんな所です。
久々のリッターSS系4気筒エンジンでしたが、ほんとよくできたエンジンでした。
F900XRを下取りに出すとローンの残債がペイできて、車検代を頭金とする見積もりを出してもらいましたが・・・
残価設定ローンじゃないと買えない感じなのと、クラッチの重さやランニングコストを考えてもあまり乗り換えるメリットは無いかなと。
ちなみに、S1000Rの2024モデルは電子制御サスとかアンダーカウルとか色々装備が廃止されるんだそうな。
と言うわけで、電撃的な乗り換え発生しないことになりました。(営業氏、期待させてごめん)
11月のF900XRの車検は20000km点検・整備を含むので軽いオーバーホールになります。
費用は嵩みますが、覚悟はしていたのでね。
ボクはF900XRにしてはエンジンを回して乗る方なので、ちょうど良いでしょう。
乗り換えはローンと保証が終わる2年後に考えよう。
Posted at 2023/09/24 14:47:37 | |
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