さて、既に同居その他の話がどんどん進んでいます。
前進していっていますよぉ。
マークXについても絶好調で、彼女も気に入ってくれています。
しかし…
色々と、女性心理は難しい。気が回らんワタクシにはもう大変です。
さて、女性心理と言えば。
ワタクシ、前職で着物や宝石の営業マンだったことがある。
今の人間力の師とも出会う事が出来た。だから感謝を未だにしている企業です。今はもうないけど…
※一応、半年足らずで一年の予算の半分以上は売っていたのだぞ~!…と、ここだけは自慢しておく…モテないボンクラ男だけど(涙)。
その仕事では、勿論顧客は
ほぼ全員女性(オバチャン)だった。
その現場では、常に
女性心理との戦いだった訳で。
つまるところ、
女性心理が分からないと売り上げが立たないという事態が起きるのですわ。
だから、実は、
お見合いで使われる手口(??)は、毎日のように使っていた訳です。
その後、女性心理で一部悟ったことなどは、仕事で生かしていた。女性の依頼人にどうやったら信用してもらえるのか?ということに腐心しなければならない時もあったからだ。
着物屋さんだったころも、かなり研究して、なるべく可能性を上げる事は毎日していましたよ~。これでも。
当たり前ながら、毎日朝晩二回風呂に入るとか(昔からの元々の習慣だけど)。
皮脂から加齢臭にまで発行してしまう確率をなるべく毎日減らすためで。
口臭から何から何まで気を使う。
夏なら、シャツ類は、お湯に洗剤と漂白剤を入れたもので徹底して消臭し、どのような女性が来ても、まあカッコや体型は仕方ないとしても、清潔感を保つ努力は惜しまずやっておくなど。
それは、どんな会社の方が来ても、特に女性が来られても問題ないようにしておけば、事務所の好感度は、微差が積み上がって大差になるように印象が良い方向で固まっていくのに貢献する。
そういう努力は、モテナイ男たるワタクシは毎日試行錯誤してやっていた。他の営業マンたちがみんな当然にやっていたからです。
モテナイ男は辛いねぇ(涙)。
今でも、とても嬉しい思い出として、
喜んで頂けたプレゼントがある。
当時、展示会で、大体の営業マンがお客さんにプレゼントを差し上げていたのだが、ここで一工夫したくなった。凝り性のオタクを目覚めさせたらあきまへんで(笑)。
そこで、お客さんのオバチャンたちを徹底して観察し始めた。
すると、あるヒントがあった…
そこで、ワタクシは、とあるものをプレゼントとして用意しました。
…数多くの先輩社員が、異口同音で
誉めて下さった。
曰く。
「お前、顔に似合わんことするなあ~。
それ、お客さん絶対喜ぶわ♪
クッソ~!その手があったんか~!」
…顔に似合わずというのは、その後お客さんの皆さんにも言われた(笑)。
さて、何だったでしょう??
答え。
小さな
雛人形
でした。
勿論、当時家族のせいでそんなにお金がありませんでしたが、100均で160対ほど買い入れました。
今はどうかは分かりませんが、当時の100均は、それなりに高級感がある小さな瀬戸物のカップルが台座とセットで売られていたんですよね。
ワタクシの姪たちが見ても「可愛い♪」と言うであろうものを選び、在庫丸ごと箱買いしました。
同じように桃の造花を30本ほど買い入れて、花が付いている枝をペンチで切り取り、枝の中の針金などを削って切り出し、けがをしないように加工。
そして、手作りクッキーなどを入れる柄付きの透明なラッピング袋に、お雛様たちを綺麗に入れて、桃の花をセロテープで綺麗に貼り付け、仕上げに端っこをV字に切った、質素なリボンで締めて、ハイ出来上がり♪
で、お客さんに差し上げたところ…
皆さん、ビックリするくらい喜んで下さいました♥
思わぬ大ヒットでした。
展示会中、時々取り出して見ては、
「いいねぇこんなの♪」と言ってらっしゃる方が多かったなあ~。
このヒントというのは、お客さんたちの下駄箱の上などのちょっとした空間演出でした。
女性は、可愛いものが幾つになったって大好きな物なんですなあ。
そこには、人によって違いましたが、
何かしら小さな可愛いもので飾っていたんですよ。
そめこそ小物、箱庭、お人形…
そこには、特に
季節感がある可愛らしさのあるものが多かった。
つまり、
いつまでも『女の子』の気持ちを忘れない。季節感のあるものや可愛らしさで演出するのが好きな女性が多かった訳です。
だから、そういう空間の彩に使っていただければ、と思って、自分が見る限り、品も質も可愛らしさもあるものを選んで、一つ一つ可愛く、それでいて大人が持てるような程度のラッピングをして、お一人ずつ手渡ししていった訳です。
…これ、展示会で一緒にお客さんに付いて下さる販売員の女性(通称『先生』)まで欲しがられた。
「うね君、分かってる?
ワタシもね~?
女の子
ですのよ?
乙女♥
○女♥
分かる?
ワタシもそう扱って欲しいなあ~♪」
…○女って、高校生のお子さんおるやん(笑)。
でも、こう言ってしつこく強請られたので(笑)、仕方なく綺麗にラッピングして差し上げたら、お客さん同様えらい喜ばれて、
アメちゃんあげる♪つってのど飴沢山頂きました。
このような女性たちにも好まれた訳で、またお客さんと同じようにというのは難しくても、やっぱり
依怙贔屓せずにおんなじ『女の子』として扱って欲しいという女性心理が顔を出していた訳ですね、きっと。
仕舞には、先輩社員たちから強請られて、「今日、大切なお客さんが来はんねん!頼む!オレにもくれ!!」と、直接の上司にも、その他何人かに言われて同じように作ってあげたなあ。
で、お雛様の直後、会社が潰れてしまった。
第二、第三の可愛いプレゼントを用意するという密かな楽しみは、ここで終わってしまいました…
そして、究極は、
自分が
する筈もないと
思い込んでいた
プロポーズ
にそのまま生かすことにもなってしまった(汗)。
会社では、いわゆる
ロープレ(ロール・プレイング)もよくやったです。
展示会の前には、そういうのもやりました。
※ただ、これが上手いから売れるか?と言われれば、上手いけど誤魔化しばかりでどうしようもない営業マンもいましたよ。肌が合わなかったね。倒産後、二度と顔を合わせていない。
実際、
プロポーズ時の作戦などは、
営業の行動そのものだった。すなわち、正しく
ロープレのやり方をそのまま自己暗示にするまで刷り込み、行動しただけなんだわ;;
…で、ロープレの自己催眠が取れた後の情けないワタクシのお話は、別においておくとして(大汗)。
さて。
今のワタクシの仕事でも、
女性心理というものが恐ろしいなと、どうしようもなく怖くなる事案がある。
特に、男の方が女性心理を全く理解しておらず、男女の心の動きの違いが分かっていない男と女の狭間で、そういうドラマに出逢う事も多い。
個人情報もあるので、詳しくは言えないが、とあるカップルが別れることになったものの、男性が腹立ちまぎれに暴れて彼女の部屋の一部を破損させた、という、事件は小さいけど悪質な事案を手掛けたことがある。
聞いてみると、男性は、
世間知らずのお坊ちゃんで、強く出られるのは相手が女で逆らえないと思った時だけという、実に分かりやすいヤツだった。
彼女には自分の家も教えない。それでいて、彼女のところにタカっているという感じの男だな。
そこで、彼女から聞いたデータで、親と同居しているという相手の住所を突き止め、これまたいつもと同様いきなり
内容証明でちょっと脅かしてやった。
「これが到着してるやろ?住所は勿論、職場も知ってるで~。あ、親も知ってもたね、今回の事。さて、弁償せんかったら…分かっとるよな?」てなモンです(笑)。
今回は、間違いなくショック大!なのは分かっていたからですわ。
案の定、
めっちゃビビって電話してきた。
「何でオレの住所を知ってる!?」って混乱の極みだった。
実におもろかった(笑)。
事務所に来させたら、ジジイと女性の代表ということで、態度はいきなり大きくなった。何しろ、代表が優しそうな女性で、顧問が爺様やからね。
ワタクシの半分程の若さで世間知らずの癖に、慇懃無礼でね~(怒)。
しかし、代表やジジイにもあまりに偉そうだから、
「何?何々?そんなに偉そうに支払ったるとかいう訳?分割?そんならええわ、訴訟して強制執行しよか?それがええそれがええ!」ってまたまた
チクチクと苛めてやった。
勿論、分割払なんて眠たいこと言いおったから、強制執行するか、和解でもキサマのオヤジに連帯保証人のハンコを押させるかのどちらかやで!と言いまして。
…全額持ってきましたわ。
色々と方々で泣きついて金を作って来たらしい。
しかし、問題はここから。
今回の
女性心理という点からは、この兄ちゃん、ホンマにアホでね;;
「これから、道端でもお互いが知っている店とかでも、絶対話しかけて来んといて欲しいんですわ」
「あいつ、これからまだまだきっと、色んな文句を言うてくるんやろなあ…止めさせてくれませんか?」
「きっと、オレに付きまとうんやろなあ…困ったなあ…」
と、満更でもないんじゃないの?という態度。
…つまり突然。
自分はモテる男で、
彼女は
自分に
惚れている
と思い込んでいる
態度が明らかに。
…ホンマにバカやわ、オトコって;;
この男にとっては、この女性の行動すら、本能的に『自分への関心』と捉えてもいるんじゃないかな!?と思う程でした。
男って、基本的にジコチューで子供やねんけど、遠くだけ(つまり夢など)はしっかり見えている(つもりになって生きている)。
女性は、目の前の現実として
冷めた瞬間から男は単なる「別れ」という事務作業の相手方という位置付けになる方がヒジョーに多い。
女性の愛情が冷める時、
徹底的に無関心になる人が多い(ほとんど)んですよね。
ここんところが分かっていない男が多いし、自分の心理も分かっていない。
この男の場合、特にそう。
この男は、自分には未練はないと言うけれど、本当は違う。
男性の場合、
別れた女の事は、何かにつけて思い出す。
あまつさえ、相手も同じように『想っている』と思っている。
すなわち、形を変えた『未練』を持つ。
女性が知ると必ず女々しいと言われる感情ですね。
男性は、多かれ少なかれ、こんな幻想を持っていると思います。
女性も分かっていない人が多いんですけど、男って、こういう『夢』を持っているもんなんですよね。
ここは、
女性と男性で真逆の反応になることが多い。
女性に未練があり過ぎる場合は、恐ろしいストーカーになるケースもある…けど、何の根拠くなくストーカーになるのは、実際は男が多いと感じる。
女性は、自分の中で別れると決めた途端無関心になってしまい、
その男がその後どうなろうが勝手にしな、という感情になることの方が、ずっと多いのです。
だから、こういう勘違いが起こる。
周囲から見れば、実に滑稽です。
さて、今回のケースでは、依頼人に話したら、
絶句という回答ですわ。当然ですね。
で、この人も、男性の子供な面が分かっていないところがあったから、「相手は、自分自身はそうは思っていないと思っているけど、ホンマはあなたが未練を持っているし、自分にまだ気があると思い込んでいる。というより男ってものは元来そんなもんです。しかし、あなたは未練どころか関心すらないでしょう?」…とその違いを言うと…
大爆笑
でした(笑)。
そうです。
この人も、あんな男はどうでも良くて、ただ
修理代さえ貰えれば、後は勝手にしな!って気持ちだったんですよね。
こういう場合、女性は
もう無関心なんですよ、ホンマに。
こういう事例は、離婚問題が絡む場合に女性に訊けば、大体おんなじ回答が返ってくる。
「ああ、仰る通り、あんな男『もうどうでもええ』んですよぉ♪」
そう、女性側には
男性に対して何の関心もなくなっている。
しかし、男の方は、無関心を装いながら、何かの連絡をつける男も、実際には多い。お金の問題であったりもするけれど、全て「関心」のなせる業。
そういう男に限って、自分が独身でいる間、相手も独身でいればええけれど、いざ再婚!ってなったら、何だか自分の『所有物』が奪われたような感覚に陥って落ち込んだり、中には何らかのアクションを起こしたりするヤカラもいて、ちょっと問題になったりすることもある。
大体、関心が無いなら、離婚訴訟で男がゴネたりする訳がない。全て、形を変えた『未練』に過ぎません。
男の方は、女が自分を捨てるという行動から憎しみに変わって、相手を困らせようとしているケースも実際多いんですよね。
勿論、女性だって未練などの感情はあるし、そういう場合は離婚でもやはりゴネますよね。しかし、ある時、切り捨てる瞬間の『男っぷり』は、男性では考えられないほどの切り捨て方です。そこからは、男性よりも遥かに「無関心」の度合いが強いんですよ。
男性の方は、終わったこととしても、その女性に何らかの感情が付き纏っています。その風化のスピードは、男女で全く違うことに驚かされたことが往々にしてありました。
実際、こういうトラブルが終った後のそれぞれの態度が素晴らしく違う。
男は、何らかの感情が付き纏っている。
例えば、ウンザリしたり、恨みがましくなったり、果ては自己陶酔のセンチメンタルになったり。
女性の場合、そういうものがある人もいるけれど、そこから『吹っ切れる』力が違う。
吹っ切った後の女性は、殆どが『あ~せいせいした~♪』という態度になる。
困ったもんだ、男ってのは;;
…と、前職と今の仕事で女性に触れ合うと(何故か女性の顧客の方が割合的に多かった)、このような女性の強さに直面する事が多くなる。
そうすると、だね。
分かってくるんですよ。
男性側には女性を必要とする理由は多いが、女性側にはそれほど多くはないのかもしれない。
…やれやれ;;
単なる愚痴になってしまった;;