Occupy Tokyo
1%の富裕層が国の富を多くを取っているというヤツだな。
さてさて。
この話題、まあ調べてから考えてみたらいいと思います。
TBSの番組を見ていたら、
「Occupy Wall street」の話題を取り上げ、
二つの価値観を提起していた。
一つ。
理解できる。
富裕層への増税もやむなし。
…まあ、程度問題とは思うが、
払える人は払うという考え方もあるだろう。
二つ。
彼らは怠け者。
12歳の時から働きづめで大金持ちになった人の意見。
その上、
国の税収の半分を我々で支払っているのに、まだ払わにゃいかんの??という意見だった。
特に、貧困を大義名分に掲げているニューヨークの場合、ワタクシには
違和感が付きまとった。
だって、
散髪屋や「ライブラリー」と称する本棚、食物まで至れり尽くせり。
何でも、募金や支援があるとのことだが、
集まっている連中は、正直、ホームレスより相当快適な『デモ活動』を行っていたのが本当のところ。
しかもね。
あそこに集まった人たちってさ。
全員に近いくらい、ネットで情報交換して集まっているんだよな~。
本当の貧困に近い人たちの仕事もしたことがあるけれど、あそこに集まった人たちで、貧困がどうとか言っている人たちは、
随分余裕があるなというのが正直な感想です。
彼らの言い分にも一理あるように思えるけれど、同意しがたい部分もある。
何故なら、
自由競争の良いところだけ享受して、足りないところは他人のせいにしているというところは、拭い去れないところでもあると感じたから。
彼らの言い分はこうだった。
富を彼らが『奪っている』のは許せない!!
大学出たけど『仕事がない』!
経営者は給料を取り過ぎだ!!社員の給与をもっと増やせ!!
政府が金持ちから金取って貧乏人に配れ!!
…何だかな~。
主張の一部に何か違和感がある。
何故なら。
その「1%」の彼らは、専制国家の王族や貴族のように、能力に関係なく貪っている人は少ないから。
ええ、そうですとも。
彼らが思うように、
朝は家で家族と食事、昼過ぎに子供を迎えに行って、夕方6時には帰宅。家族とテレビを見て、11時には就寝。そして、月収は月3万ドル。
…できるか、そんな仕事。
今の世界では、そんな仕事は、
限りなく怪しいと思った方がええぞ(笑)。
いつも言うんです。
彼らは、本当に何もしないで稼いでいる?
そんなお金が欲しいなら。
そんなお金持ちになりたかったら。
だったら、彼らのような世界を目指し、何でもやってみればいいんです。
賃金が安いでしょう。
でも、何でもいいからそこから始めて、
目指すもののために、チャンスに向けて、たとえ実力がなくても、チャンスに手を伸ばし続けること。
オレにやらせろ!!と言い続けることです。
その為には、あなたたちが考えているよりも、
遥かに働かないといけない筈。
言い方は好きではないけれど、
上に行きたい!と思っている人たちは、ここには決して妥協していない。
働きすぎなんていう日本人からしてみると、結構当たり前のように感じるくらい、アメリカの金持ちたちも働いていたりする。
それにねぇ。
ええ事ばっかりやおまへんで。
はっきり言って、あなたたちがクダ巻いてガス抜きやっている時も、
ハイエナみたいなのがうようよいるところで、身を削って戦わないといけないことだって多いからね。
日本の場合、昔から
「お大尽じゃあるまいし」という言葉があるように、そういう暮らしをすることなど無縁でも幸せだった。
今の社会じゃ、それは
負け組っちゅ~らしい。
そうだとしたら、ワタクシもしっかり
負け組。
でも、結構幸せだと思っているんですけどね。
事日本に限定して考えるとですね。
もしも、生まれた格差がダメだとしたら。
ワタクシは、それは、
国が固定化させる政策をしていることが罪だと思っています。
政治家ってね、
国内最大の商売人でなければならないと思っています。
彼らの仕事は、いわば
営業職、経営、そしてコンサルティングだと、最近よく思うんですよ。
営業っていうのは、
国内の良い部分(コンテンツ)を生かし、それらをつなぎ合せて関連性を生み出し(コンテクスト)、一つの大きな商品(パッケージ)にして、国内外に売っていく。
国のええところを売って利益を出させる。そして、国内を潤わせる。大手企業だけ優遇か?と思われるかもしれないが、確かにそういう一面もあるだろう。けれど、
日本は、パッケージ化する時に、様々な企業の力が集約できれば国内の多くが潤うのだから、
大きな価値作りをすれば、大きな利益が国内の様々な層にいきわたるようにすることができる。
経営ってのは、
地域地域でそれをやりやすいように環境を作り、資金を集めて配分し(現場主義)、利益とコンテンツ作りができる環境を整えること。
基本的には、「国」は外交と戦争、税金など、の根本制度だけをやり、後は地域に任せてしまうのがベターだろうなあ。
コンサルティングとは、
誰かが何かを始めることを後押しし、成功しやすいような助力を与えられる制度ですね。
仕事がない!というのであれば、どんなところでも仕事のチャンスやアイデアを得た人たちに、どんどん起業させうる仕組みを作れば良い。
上から、
国、地域、個人への投資と環境作り、そして売り込みを言っています。
要は。
やる気のある人には、最大限の力を発揮してもらう環境作りが政治の仕事。
昔の政治家は、このあたりの事がよく分かっていたように思う。
働いて子供を沢山育てられるよう、政治は、もっと国内と国民に投資しろ!!
「チャンス」をもっと寄越せ!!
アホな無駄遣いと増税ばっかりすんなボケ!!
金儲け下手なんぢゃドアホ!!
本当に、彼らが声を大にして言うべきなのは、本当はここなんじゃないかな?
だから、大金持ちに怒ったり羨んだり妬んだりしても、それは一面、
怠け者の言い訳と取られても仕方がない点はある、と思う。
彼らは、
みんながみんな、単に優遇されて金持ちになったんじゃないからね。
本当に働いて働いて、誰よりも努力して、それで成功した人を非難して、一体何になるのか?
ただ金を配れ!というのであれば、それこそ
無駄遣い。何故なら、あのニューヨークで騒いでいた人たちの中には、
しっかり年収は300万円程度はある人たちも沢山いたのだから。
結局、
給与に不満があるぞ!社長は取り過ぎだ!!と言いたい人も多く入っていたからね。
そんなのは、確かに
怠け者。
日本では、取締役の給与は、アメリカほどではないから、そこまで言われてはいないみたいだけどね。
楽○のオーナー社長は言われそうだが…ワタクシは、たとえ彼であっても言いたくないけどね。
本当の貧困で喘いでいる人たちは、
あんな暇さえなかった人たちも沢山いたと思うしね。
少なくとも、ワタクシが出会った人たちで、貧困で喘いでいた人たちは、そんな暇なんか無かったよ。
あまり良い言い方ではありませんが、他には知らないので使いますけどね。
簡単に言えば。
農業だって林業だって工業だってサービス産業だって、政治は、どんな仕事も金儲けできるような投資と商売やらんかい!!
…と思う今日この頃でした。
Posted at 2011/10/15 20:16:26 | |
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