NDに1DINデッキ導入&フロント2wayマルチ化でサウンドアップ♪
1
マツダ・ロードスターの事例紹介です。
ドライビングプレジャーの代名詞!!、マツダが世界に誇る名車です♪
コンパクトな2シーターオープンという様式は、MG・MGB(1962〜1980年)を代表格としてヨーロッパに存在していましたが、80年代後半には世界景気の影響を受けて、特に趣味性の高いスポーツカーやオープンカーの市場は停滞していました。
そんな逆境に立ち向かい!今日に続く2シーター市場の確立の立役者となったのが、マツダ・ロードスターです。
初期型であるNA型の誕生は1989年。以後、NB型(1998年〜)、NC型(2005年〜)とモデルチェンジを重ね、現行モデルは2015年からのND型、並びに、(以前はRHDと呼んでいた)金属製の開閉屋根が装備されるRFの2種類になります。
どこからどう見ても、なんとなく買うクルマではなく、大好きだから買うクルマの代表格ですので、当然、当店のような趣味性の高いお店との親和性は高いです。
その証拠に、2021年12月時点で当インストールギャラリーへの登録数は13台と、単一車種としてはGT-Rの33台、ポルシェ911の15台に次いで3位です!
で、今回ご登場いただくのは、現行モデルのND型です。
NC型までは1DIN・2DINデッキを取り付けることが出来ましたが、この代からセグメントオーディオ(ベースグレード)/マツダコネクト(スペシャルパッケージ・レザーパッケージ)が装備されるようになり、好き勝手できなくなりました。
マツダコネクトの場合、統合型システムとなり、ディスプレイ部分を動かすのは現実的でないため、スピーカー出力をDSPアンプやJOYNのようなコンパクトアンプに取り込んで料理する手法がスタンダードですが、セグメントオーディオの場合は取り外してもクルマの制御システムへの影響がないため、選択の幅が広がります。
今回は、社外デッキへの交換を希望されるオーナー様からのご要望の多い、1DINデッキ取り付けスペース制作による社外デッキ取り付けに加えて、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換をご用命頂きました。
それでは施工の様子を御覧ください。
2
以下、コンポーネント&作業内容の概要です。
○ヘッドユニット
カロッツェリアのDEH-970(税込38,500円)です。
現在のカロッツェリアの1DINではDEH-P01(税込11万円)と並ぶハイエンド機種です。
リニアテクノロジー社製オペアンプ、AKM製DSPチップ、バーブラウン製DAコンバーターなど、高品位パーツをふんだんに盛り込み、ワンボディでハイファイ再生が楽しめる名機として、広く親しまれている製品です。
部品が良いから音がいいのは当然ですが、この製品が特に優れているのは、通常のフルレンジ4ch出力である「スタンダードモード」の他に、内蔵アンプ4chを含むフロント3wayをマルチ運用できる「ネットワークモード」が選べる点です。
スタンダードモードにおける(1)フロント出力(2)リヤ出力(3)サブウーファー出力が、ネットワークモードでは(1)ハイレンジ出力(2)ミッドレンジ出力(3)ローレンジ出力に切り替わります。内蔵アンプが割り当てられている(1)(2)でフロント2wayを鳴らし、(3)の先にパワードサブウーファー(1個か2個)をつなぐことで、フロント2way+サブウーファーとして運用できますし、また(1)の先にツイーター、(2)にスコーカー、(3)に2ch外部アンプ+ウーファーをつなぐことで、フロント3wayとする使い方もできます。
そして今回は、(1)と(2)でフロント2wayを構成することにしました。
デッキの固定については前述の通り、セグメントオーディオユニットを取り外し、オーディオパネルをカスタム製作して1DIN設置スペースを創出し、スタイリッシュに取り付けました。
また、デッキ付属のソース入力用のUSBも、コンソールにコンセントを設けて、抜き差ししやすいようにカスタムしました。
DEH-970の在庫ございます。ネットショップページはこちらです!
https://www.soundpro.jp/ec/products/detail/166
○スピーカー
当店を代表する人気国産ブランド!BLUE MOON AUDIOのSX165(税込48,400円)です。
同ブランドの2wayスピーカーシリーズはフラッグシップのRX165、ミドルグレードのAX165、ベースグレードのSX165と3グレード展開となっており、同ブランドのエッセンスをリーズナブルにお楽しみいただけるSX165をお選びいただきました。
ブルームーンオーディオのスピーカー製品は「音を鳴らす機械ではなく楽器」を標榜しており、カーオーディオ用途に向いたパンチ力・メリハリはありながらも、癖の少ない素直な鳴り方が持ち味のユニットです。
このように特徴のあるスピーカーですが、これを活かすも殺すも取り付け方法次第です。
この2wayスピーカーのうち、ウーファーの方は、マイルドな制振力を発揮する防振を施したドアにMDFバッフルを介して取り付け、ツイーターの方は、Aピラーの中程に取り付けました。
以上をもって、1DINデッキ+フロント2wayのコンパクトなオーディオシステムが出来上がりました。
ウーファー、ツイーターともに標準の位置での差し替えとなりますので、スピーカー周りには変更は生じず、また、制作物となるオーディオパネルもダッシュボードとの調和を重んじて、統一感のある仕上がりを目指しました。
3
セグメントオーディオの参考資料です。
エアコン吹出口の上方に設置されているセグメントオーディオを取り外し、DEH-970を取り付けました。
4
カロッツェリアDEH-970の取り付け状況です。今回のスポットライト!ですね。
工法は多様ですが、当店でよくやるのは、ダッシュボードの形状に合わせて制作するオーディオパネルの中に、1DIN用の汎用オーディオパネルを埋め込むような作り方です。
上段に乗っている360度対応ドライブレコーダー、レーダー探知機と、下方にすこし見えているスマホホルダーはお預かり当初から設置されていたものを同じレイアウトで再度、配置させていただきました。
5
新設コンセントです。
今回取り付けたDEH-970には、ソース入力用のUSBケーブルが2本備わっています。
これらは、コンソールのポケット部分や、グローブボックス内に引き出したりするケースが多いのですが、ロードスターの場合、外部入力用の純正コネクタ(USBとAUX)が設置されているので、コレを活用して接続してみました。
工作内容としては、2本のうちの1本(USB1)を、この既設USBコネクタに繋ぎこみ、これと併せて、デッキ裏にジャックが配置されているAUX2を、既設の3.5mmミニジャックに繋ぎました。
これにて、セグメントオーディオ用として設置されていた外部入力経路がきちんと新設デッキに引き継がれた格好になります。
さらに今回は、お客様のご要望により、もう片方のUSBケーブル(USB2)についても、写真のようにアームレスト内にコンセントを新設して接続してあります。
デッキの仕様上、複数を同時に使うことはありませんが、すべての入力経路を遊ばせずに、整然と開通しておくと、精神衛生の点でいいことあるかもしれません。
6
今回はNDロードスターのデッキ交換の事例をご覧いただきました。
次回は、ドアスピーカー交換をご紹介いたします。
文中でも触れましたように、マツダコネクト装着車ですと、システムからのスピーカー出力「以降」での対応に限られますが、セグメントオーディオのSグレードの場合はやりたいようにやれますので、今回のような施工ニーズがかなりあります。
今回のように、1DINが入るようにパネルを作って、カロッツェリアのDEH-970を取り付けて、サウンドアッププログラムでブルームーンオーディオのSX165にスピーカー交換する内容で20万円程度の予算で収まります。
予算に余裕が持てるようなら、音の厚みを演出するためにパワードサブウーファーを追加する手もオススメです♪
ご希望とご予算に応じて、どのようにでもプランいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください(^o^)
メールフォームはコチラです。
https://www.soundpro.jp/contact/index.php
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連リンク