今年初の山行は日本百名山のひとつ、群馬県の赤城山です。
関越道を新潟方面に向かうと左手に榛名山、反対の右手に大きな裾野を広げてるの山です。
どちらも平地から見ると似たような山容でおそらく群馬県民には馴染みの名山ながら深田久弥が赤城山だけを日本百名山に選んだのは榛名山の標高が1500メートルに届かなかかったことと、赤城山の裾野の広がりの方が広く伸びやかだからと思われ。
ちなみにイニDの走り屋チームアカギレッドサンズの本拠地でもあります。
いつもの岳連メンバー3人で上野駅615発の高崎線に乗り、終点高崎で両毛線に乗り換え前橋駅下車。
駅前でレンタカーを借りて登山口の大洞駐車場まで40分ほど。
9時半着。
ご存知のとおり?赤城山は幾つかの連山の総称です。
八ヶ岳みたいに大昔の火山活動で山頂部が複数に分かれたもので最高峰は黒檜山1828メートル。
大沼を囲む山々の中でひときわどっしり大きく構えてる山です。
当初の予定では登山口を起点に反時計回りに登る予定でしたが、
駐車場から見えた朱塗りの赤城神社が気になり登り始まる前に皆で厄祓い。
登山アプリを見たら既に時計回りに数百メートル進んでました。
戻るのも面倒だし予定変更して時計回りに黒檜山への直登開始。
こちらは標高約1300メートルの登山口から1800メートルの山頂まで岩だらけの急坂をほぼ直登するルートでした。
途中一度の休憩を挟んで1時間半で山頂に着きました。
ひたすら登り道なので心臓や足腰に多少負担かかりますが、
標高差が小さく余計な迂回路なども一切ないのでゆっくり歩けば誰でも登れます。
ただ、この道を下るのは傾斜がキツいので大変かもしれません。
時計回りルートにして正解でした。
山頂はまばらに木が生えていて眺望が得られなかったので
2分ほど北方の小ピーク(展望台)に移動して昼飯休憩。
同じように考えて移動してきたのであろう登山者が多く休んでましたね。
関東平野側は雲が出ていて見通しが悪かったのですが、
北の新潟方向は晴れて眺めが良かったです。
中でも尾瀬の燧ヶ岳、至仏山が目立ってました。
スノボでよく行く上州方面の山々はまだ雪が多く残っていてまるで北アルプスのようでした。
谷川岳なんて標高はこちらと大して変わらないはずが、からっ風吹く関東平野の山と、新潟県の山とでここまで降雪量が異なるのは面白いです。
新しいコッヘル(山用の鍋)でいつものように米を炊き、ツマミのソーセージとビールで乾杯♩
その後に事件発生。
景色を楽しみながら大休止した後、撤収しようとした際、コッヘルが仲間の手から滑り落ち、そのまま急坂をおむすびよろしく転がって谷底に消えて行きました。
一瞬取りに行こうか悩みましたが山道のない急斜面ですし、諦めました。
短い鍋人生でした。
下に登山道があったり人がいるような方向でもなかったのが幸いでしたな。
安らかに眠れ鍋…
下山は登りとは違いしばらく尾根伝いに緩やかに下り、駒ヶ岳のピークを過ぎてからところどころ木の階段が付けられた斜面をジグザグに下り、程なく駐車場の左手に出ました。
何かの記念にとオッさん三人でボートに乗り、
温泉入ってからレンタカーを返してその後は前橋駅前の安居酒屋で乾杯♩
そんな具合で鍋は遭難しましたが天気も良く眺めも楽しめたなかなかの登山でした。
赤城山黒檜山、初心者にもオススメです。
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Posted at
2016/04/24 11:38:24