2016年02月22日
今年もマン島TTレースの時期が近付いてきました。
まだしばらく先ですが。
2016年度のPVを見てて感じたこと。
今のオートバイの最高峰レースがモトGPであることに異論のある人はほとんどいないと思われる反面、
単純にレース場での速さやテクニックを競うのではなくて、
それこそ死と隣り合わせの度胸比べ、そんな中でしか味わえない充実感や高揚感に取り憑かれたライダー達のレースというよりむしろ冒険がマン島TTなんだろうなぁって思う。
モトGPの優勝争いをスペイン人ばかりが席巻する中で
イギリス人ライダーは鳴かず飛ばず。
でもカルクラッチローやブラッドリースミスの走りを見ていると、彼らは安全に管理されたクローズドコースじゃなくて
公道レースでこそ速いライダーなんじゃなかろうかと思うわけで。
スペイン人やイタリア人は陽気で楽しいこと好き、
だけどそれで死んだり大怪我するようなことは望んでない。
あくまで人生を安全な範囲で楽しみたいのが彼らの人生のスタンス、
対して英国人は死の危険と隣り合わせであっても楽しもうとする。
一か八かに賭けて失敗してもそれでいい。
バイクレースは娯楽ではなく戦い、そして人生そのもの。
負けたら意味がないし、それで死んでも本望。
みたいな考え方を持ってるんじゃなかろうか。
じゃなかったらこんな毎年何人も死人が出るような狂った公道レースを100年も続けたりしないだろう。
そして毎年優勝争いを繰り広げる常連ライダー達は大半がイギリス人。
しかもバイク取り上げたら何も残らなそうな中年のおっさんばっか。
マルケスやロレンソみたいなイケメンのモトGPレーサーなんて1人も参戦してない。
だって死にたくないから。
死んだら楽しくないから。
英国の二輪選手権、BSBKも他の国の選手権と毛色が違ってる気がする。
接触や転倒を厭わない激しいバトル。
まるで格闘技みたい。
観客が皆フーリガンとは言わないけれど
鬱屈した労働者階級の不満やストレスの捌け口みたいな側面もあるのかなんて思ったり。
スポーツやレースを国民性の側面からみるのもまたおかし。
Posted at 2016/02/22 20:58:32 | |
トラックバック(0) |
オートバイ | 趣味