
午前3時半起床。
外に出るとまだ暗い中、山頂に向かうヘッドライトの光の列が見えました。早!
簡単な朝食を済ませ、アタックザックに最低限の行動食と防寒具を入れて4時半出発。
頂上まで往復6時間の長丁場、無理せず行こう。
一服剱の手前で夜が明けました☀️
昨日、剱岳の勇姿を眺めた別山に朝日が当たる。
剣沢カールのテント場も見えました。
目の前に目指す頂上…ではない。
前剱に隠れて主峰は見えません。
山頂はまだまだ先。
この先が本格的な岩陵帯です。
時折現れる鎖場をヤモリのように両手両足を使って乗り越えつつ約一時間。
前剱{ぜんけん)に辿り着きました。
ここでやっと剱岳主峰とご対面。
道はさらに険しさを増します。
途中、ハイマツの中に雷鳥の親子が。
人を怖がる様子もなく近くまでヒョコヒョコやってきました。
こりゃかわいー
そして上りの最大の難所と言われる「カニのたてばい」
約30メートルのほぼ垂直の壁を鎖と岩に打ち込まれた鉄杭を手掛かりによじ登ります。
下を見るとおっかないけど、下を見なけりゃ何とかなります。
カニのたてばいを過ぎるとその先はそれ程大したことはありません。
とゆーか、登ってるうちに段々と高度感に対する恐怖心が麻痺してくるね笑
テント場を出てから3時間半、ついに登頂!
標高2999メートルの頂上です。
3000メートルに1メートル足りないところが良い(どこが?
頂上は結構広めでそこそこ人もいましたが、渋滞したりすることもなく登ることができたのはラッキーでした。
雲が湧いてきてて360度の大展望とはいかなかったものの、天気も良く、楽しい岩登りでした。
めでたしめでたし、おしまい。
とはいかないのが剱岳。
下山ルートもなかなかにファンキーでした。
垂直の岩壁を横切る「カニのよこばい」
岩壁で上りと下りが交差する「平蔵の頭」
この辺でそろそろ鎖を持つ手が疲れてきました。
鎖場がある山は多々あれど、ここまで長い岩場歩きの山は初めて。
さすがにある程度の体力や腕力がないと危ないかも。
平蔵の頭から振り返った剱岳。
ここを登り、下ってきたのねー
そー考えるとなかなか凄いわw
昼頃に無事、キャンプ場まで下山しました🏕
この後、次第にガスが湧いてきて景色的にはイマイチになってしまったので写真は無し。
予定では2日目も剣沢キャンプ場に泊まって3日目に下山する計画でしたが、まだ時間的に余裕あるしってことで下山することにしました。
が、この先はマジでしんどかった!
1日目と同じルートを辿り、室堂まで4時間、結局2日目は11時間歩きました💦
登山靴の先端が当たって右足の親指の爪が死んだし泣
扇沢の駐車場に着いたのは5時半前。
さすがに東京まで運転して帰る気力は無かったので松本市内に泊まりました。
2日ぶりの風呂は気持ちよかったです。
何はともあれ念願の剱岳登頂を無事果たしました。
ここ10年、毎年登ろう登ろうと思いながら果たせず、もしかして一生登れないかなと思い始めてたので今回登れたことは本当に嬉しいです。
一般登山道の最高難易度といわれる山ですが、その評価に違わない登り応えのある山でした。
さてと、次はどの山に登ろうかな♬
Posted at 2022/09/15 19:46:16 | |
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