
A110の価格はフランス本国の公式ウェブサイトを見ると€59,700〜となっています。
本日の為替レートは1€128円なので円換算で764万円です。
対してA110(ピュア)の日本価格は799万円〜と欧州価格の35万円高。
そんな程度の差なのね
と思うわけですが、本国ではGTは€69,650〜、Sは€71,750〜とどちらも900万円前後でそれぞれの日本価格を50万円ほど上回ります。
ただ、この本国価格は先日のフェイスリフトで改訂された価格なので、特にパワーが上がったGTとSは日本導入モデルも大幅価格アップは免れないでしょうね。
個人的にはA110が820万、
GTが900万、Sがウイングとスポイラー標準装備で950万と予想しますがどーでしょう。
実は日本導入モデルは本国ではオプションの装備が最初から上乗せされてます。
アピ号に標準装備のオプションでいうと
セラックホイール€1,040
フォーカルのオーディオシステム€620
320mm径のブレーキディスク€1,040(標準は296mm)
スポーツエキゾースト€1,550
フロントパーキングセンサー€660
アルミペダル€130
リアカメラ&センサー€1,240
ストレージパック€520
その他諸々。
これらを加えた本国価格は…
€67,860に大幅アップ。
日本円で868万円也。
ありゃま日本価格より全然高くなっちゃった!
同じようにGTやSにオプション装備を上乗せするとどちらも軽く1,000万円を超えます。
本国サイトのコンフィギュレーターでA110Sを適当にカスタマイズしてみました。
この仕様で9万ユーロを超えて1164万円になりました
たっか!
調べてみたらアルピーヌに限らずポルシェやメルセデスも含めて欧州車は本国で買うより日本で買う方がお得みたいですね。
ドイツやフランスから並行輸入するととんでもない値段になりそう。
もちろん税金の違いもありますが、それを除いて考えても日本価格はお得。
まー一番お得なのはアメリカ価格ですが。
最後に、
今回のフェイスリフトに際して思う事ですが、A110はパワーや速さじゃなくて軽さとスタイリングに魅力のあるクルマだと思ってます。
400馬力や500馬力は当たり前、600馬力オーバーのSUVやワゴンが街を走ってる中で、多少パワーを上げたところで訴求効果はありません。
300馬力にしてGTウイングやフロントスポイラーを付けても410馬力のロータスエキシージには到底敵いません。
その前に同じルノーグループのメガーヌRSの方がサーキットでは速いでしょう。
A110の価値はパワーウォーズから脱却してとにかく軽量なクルマを目指したことと、クラシックアルピーヌのスタイルを現代風に甦らせたこと、結果的にスパルタン過ぎない優雅な車として完成させたことにあります。
走りのステージだけじゃなく、
街中や田舎道でも映えるA110をおかしな方向に弄る必要は無いと思われ。
珈琲の宣伝じゃ無いけど
「何も足さない、何も引かない」
が正解のクルマです笑
なので今回のSを見た時、かつてTTに羽が付いたTTRSが登場した時と少し似た思いを抱きました。
だけどフランスのメーカーの人達は分かってるんだなと感じたのはウイングやスポイラーを標準装備にしなかったところです。
スタイルを損なうスポコンちっくな羽なんかいらん!
という人にもちゃんと配慮しています(日本導入モデルはきっと羽付きだろーなー)
結局、今回のフェイスリフトはカープレイを装着したことに尽きるね!
Appleカープレイ裏山しい…
Posted at 2021/11/30 14:07:53 | |
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