えぷしょんです。
昨日のABCミーティングで初めての長距離ドライブ。
今日背中痛いです(^^;;
ABCミーティングに行く前に装着していた、イグニッションコイル昇圧装置の取付とインプレッションです。
イグニッションコイルの昇圧装置として有名な何のアレは少々お高いので、今回は台湾製の物を購入しました。
某オクで売っているD1 spec VSD4というもの。
価格は8800円。安い。
ケースとか考えると自作より全然安く上がります。
早速到着
んあ?VSD5が到着。まあ、どっちでもいいけど日本語がかなり怪しい。
「すいつち」の連呼で車屋さん爆笑。
台湾に行った方は知ってると思いますが台湾では日本語を多用する事は商品価値を上げるのに必至なんです。
いきなり開腹w
ウチでは電源投入前にまず開腹です(^^;
PICマイコンとショットキーバリアダイオード、スイッチング用FET、出力コンデンサで構成されています。
しかし、、、まあ。
何処が
エンジンルームに高効率VSD使用はで安心して下さい。
なのか。
多分エンジンルームに置いても大丈夫だから安心しなさい。
と言いたいんだろうけど、、、
安心できねぇ!w
防水の ぼ の字もありませんし、ホットボンドで留めてあるだけです。
FETなんてリベットで基板に留めてあるだけ。ダイオードは全く放熱されていません。
入力コンデンサも無し。
回路自体はちゃんとしていて、異常時にはリレーでバイパスされる様になっています。
出力テスト
入力12v 安定化電源
出力設定16V
出力電圧16.13V
入力を10〜15V程度まで変化させましたが安定しています。まあ、多少の誤差は許容範囲です。
次に出力設定をもっと上げる
入力12V
出力設定18V
出力電圧18.24V
表示電圧が18.1となってますが、付属の電圧計はリアルな出力を測っているらしく、多少変動します。
最初は1V近くズレてましたが、内部のトリマーで微調整したら、この辺まで精度を出せました。
次は出力電流。
写真がありませんが、大体連続4A以内なら問題無い様です。それ以上の負荷では、出力が低下します。
イグニッションコイルの場合、連続負荷ではなく、パルス負荷なのでもっと大丈夫でしょう。
防水と放熱されていないのは、かなりマイナスポイントですが、回路自体は優秀ではないでしようか。FETも25Aタイプが二つ付いているので、回路にもある程度余裕があります。
さて、このまま付けるのはすぐに壊れてしまいそうなので、えぷしょん流に対策をします。
まず、FETとダイオードの放熱。
さすがに放熱無しでは厳しいです。
負荷3Aと仮定しても、稼働時間とエンジンルーム内の温度を考えるとかなり厳しいです。
なので、ダイオードとFETに放熱板を付けます。
完了。まあ、この位の簡易放熱でも大丈夫でしょう。
次に入力コンデンサの取付。
出力側にはそれなりのコンデンサが入っていますが入力部は全く入っていません。
昇圧回路は構造自体が巨大なノイズ発生源になりますので、入力コンデンサは必ず必要だと私は考えています。
本当はもっと大きなコンデンサを付けるのが望ましいですが、スペースの問題で小さなコンデンサになりました。
しかし、普通のコンデンサで内部抵抗で発熱する可能性がありますから、低ESRのコンデンサを使用します。
このコンデンサで入力部の安定化とノイズ吸収を図ります。
あとは、シリコンコーキングで基板とケースを接着防水。もう分解しないと言うかしたくないのでしっかり防水(^^;;
んで取付。
イグニッションコイルのカプラーを外します。
このカプラーの右側、黒に白線がイグニッション電源です。
切ってギボシ端子を取り付けます。
ギボシ端子は必ずカシメた後にハンダ付けします。抜け防止と接触不良防止で、私は必ず行います。
車両側をメス、カプラー側をオスで作ります。これで、何か問題があった際にも、すぐに元に戻せます。
それでは、ノーマル状態でのイグニッションコイル電圧を測ってみましょう。
アイドリング状態で、エアコン全開時
低いですねぇ。
この電圧が昇圧され、安定すれば強いプラグのスパークにより、完全で安定した燃焼が行えるはずです。
取り付け〜
先程のギボシ端子の間にVSDの線を割り込ませ、VSDの電源をバッテリーから直接取るだけです。
車内に付ける電圧計のケーブル長が足りなかったので、ギボシ端子を揚げて、延長出来るようにしました。でもとりあえずエンジンルーム内に電圧計を設置。
問題無くエンジン始動したら、今度は電流を測定してみます。
出力16.5V設定、アイドリング状態

約2.3A
出力16.5V設定、4000回転位

約1.4A
回転数が上がると電流は下がります。
次はもっと電圧を上げてみましょう。

出力18V設定、アイドリング状態
約2.5A
ちょっとだけ電流が増えます。
とりあえず16.5V設定で、ABCミーティングに向かいました。
インプレッション〜
アイドリングから上まで、非常に安定し、パワーの谷が出ません。
低回転のトルクが上がったのが体感できましたが、劇的に変化を感じるものではありません。しかし、確実に良くなってます。
試しに1速で、平地をアイドリングだけで走行しましたが、アイドリング回転約1000rpmでもエンジンがゴトゴト言わずに走行出来ると言えば低速トルクのアップと安定が分かって頂けると思います(^^;;
何が一番変わったか。
そう、燃費です。
低回転でも力が強いので、オートポリスまでの道中、低回転を長時間キープする事が可能でした。
エアコンスイッチとの併用の効果もあると思いますが、下道オンリーで山越えのクネクネ道も攻めこんでこの結果
19.82km/l !!
普段の街乗りは大体12-13台なので、もう少し落ちると思いますが、とにかく燃費に驚きました。
先に行っておきますが私はコンデンサチューニングや、マグネット、トルマリン等オカルトチューニングや、プラシーボの領域を越えない領域のモノは
一切信用していませんし、絶対に使いません(^^;;
実際に目でみてリアルな結果を知るまでは納得しません。
実際の実験結果のみ掲載します。
今回の実験は
効果アリ!しかも割と(^^;;
予想を超える結果となりました。
欠点は、プラグとデスビキャップの寿命が確実に縮むと思います。
どの位縮むかは、まだわかりませんが、どうせ消耗品なので考えない事にします。
ラジオ関係のノイズも無しです。
本体から少しスイッチングの音が出ますので、車内に取り付けると場所によっては聞こえるかもしれません。いや、この車なら聞こえないか(^^;;
以上簡単なインプレッションでした。
使い続けてみて、プラグその他の様子も見てみようと思います。
質問があればなんなりと〜