
こんにちは。
今日のブログは、私の備忘録と、ちょっとでも皆さんの参考になればと思って書きました。
何かといいますと「自動車の名義変更」です。
自分でサクサクやっている方もたくさんいらっしゃると思いますが、普通は車屋さんがやってくれる内容。何を隠そう、私も今回初めてでした。W211は、父から譲り受けたもの。車屋さんは介さないので、自分でやるしかなかったのでした。
車庫証明手続き。
普通自動車の名義変更は、まず、警察から車庫証明をもらうことから始めます。
ここで一つポイントになるのが、自分の駐車場が借地かどうか。
一軒家で、自分の敷地に停めるなら問題ありませんが、マンションやアパートなど月決め駐車場に停める場合は、地主さん、オーナーさん、管理会社さんに承諾をもらう必要があり、車庫証明の申請時に「保管場所使用承諾証明書」という書類の提出が必要で、その書類に地主さん、オーナーさん、管理会社さんから印鑑をもらう必要があります。
また、住所の記載などに、住民票や印鑑証明に記載されている通りの住所を記載する必要があります。陸運局での名義変更手続きの時に印鑑証明が必要なので、先に印鑑証明を取得しておくといいでしょう。
それから、保管場所の位置を示す保管場所の所在図・配置図に、停める場所の大まかな地図と、詳細な地図を描きます。
私はマンションですが、100台近い駐車場の自分の位置を描くのが大変でしたが、管理会社に承諾書をもらいに行ったら、ちゃんと添付用の地図と駐車場の図面を用意してくれていました。
そして、基本的なことですが、駐車場のサイズがちゃんとクルマが収まるかは、念のため確認します。ちなみに、うちの駐車場は、5,050㎜でメルセデスのSクラスとかBMWの7シリーズとかは無理っぽい(笑)
順番と書類を整理すると、
1.印鑑証明書1通を取得する。(車庫証明では使いません。)
2.自分の管轄警察のホームページなどから、あらかじめ必要書類をダウンロードして用意する。(記入例もあります。)
①自分で所有する土地に駐車する場合
・自動車保管場所証明申請書(別記様式第1号と別記様式第1号の1)
・保管場所標章交付申請書(別記様式第3号と別記様式第3号の1)
上記書類は、警察署に行けば「~の1」が複写になっている1冊になった
用紙があるので、もらってくると楽かも。
・保管場所使用権原疎明書面(自認書)
自分の土地だという書面。今回は未実施なので、添付書類等不明。
・保管場所の所在図・配置図
②マンション・アパート、月決め駐車の場合
・自動車保管場所証明申請書(別記様式第1号と別記様式第1号の1)
・保管場所標章交付申請書(別記様式第3号と別記様式第3号の1)
・保管場所使用承諾証明書:地主さんから許可をもらったという書面。
・保管場所の所在図・配置図
3.保管場所使用承諾証明書に地主さんなどに署名捺印をもらう。
地主さんにもっていく前に、書類の「保管場所の位置」←正確な住所を記載す
る必要があります。例えば私の場合、マンションの敷地の駐車場ですが、その
場合は、印鑑証明に記載されている住所の番地の「番」まで書きます。「号」
は書かないそうです。自信がなかったら、警察署などに確認するのが良い。
管理会社さんのほうが詳しかったりしますので、そちらで確認するのもあり。
相手さんからもらった書類ですから、自分で後から書いていて間違ったりする
と貰い直しになるので、先に書けるなら書いておいたほうがいいかもしれません。
4.申請書を書く。
警察署や色々ネット上にある記載例を参考に書きますが、よくわからない場合は、警察署の窓口で聞きましょう。因みに私の最寄の警察署では、記載要領を頂けましたし、親切に教えてくれました。
特に残しておきたいこととして、
・名義変更前に車庫証明を申請する。
・車台番号の書き方で、アルファベットの部分は下段にレ点を書くルール。
・「自動車の使用の本拠地の位置」欄は、印鑑証明書の記載住所を書く。
・「自動車の保管場所の位置」欄の記載住所は「番」まで「号」は書かない。
・印鑑はシャチハタ以外。
5.いよいよ警察へ申請へ。
書類のチェックをしてもらい、わからないところは聞いてから書くなどして、OKなら「保管場所証明通知申請手数料 2,200円」を、窓口で収入証紙を購入して、申請書へ張り付け、割り印します。
私の場合、警察署での手続きは15分程度。申請したのが木曜日で、車庫証明が出たのは翌月曜日でした。
警察で場所を確認に来るのですが、立ち会うのが本来のようですが、ほとんどの場合は勝手に確認するようです。ただし、表札などが無いと本人確認できないような事は言われました。
6.交付、シール受け取り
車庫証明が出たら、再度警察署へ。「保管場所標章交付手数料 550円」を窓口で収入証紙を購入して、交付申請書へ張り付け、割り印します。
名義変更の手続きまでの有効期間が1ヵ月なので早めに名義変更します。
ここまでで、印鑑証明の取得、管理会社に書類をもらいに行き、警察署へ申請、許可書の交付、書類を書いたり、何日かかかりましたが、均すと1日働くくらい
は時間がかかっていると思われます。
しかも、手続きは平日しか無理で、受付が夕方5時までとか・・・。
今はテレワークで、勤務時間を調整して対応したのですが、普通なら何回も休みを取らないとできないかもしれません。
車庫証明だけで長くなっちゃいました(;^ω^)
次に、名義変更手続き。
手続きは陸運局、ナンバー交付は自家用自動車協会、自動車税名義変更の手続きもあって、それは北海道税事務所と、3か所に渡ります。
陸運局での手続き。
名義変更には、まず旧所有者から新所有者への「譲渡証明書」が必要です。
譲渡証明書の車名、型式、車台番号、原動機の型式を記入しますが、これは車検証を見ながら記入します。
旧所有者が手続きに行かない場合、手続きの委任状とともに印鑑証明書も必要で、用意してもらった印鑑証明書を見ながら氏名、住所しての記入と印鑑証明書の印鑑を押印(捨て印も欄外に1か所押印)してもらいます
。
そして、新所有者(今回の場合は私)の氏名、住所を印鑑証明書を見ながら記載します。
普通なら、旧所有者に書いてもらってから新所有者が書くことになると思いますが、書き損じてしまうと貰い直しになるので、できる場合は自分の分を先に書くのがよいでしょう。
委任状は、先ほどの通り、新旧所有者の両方が手続きに行けば必要ないですが、普通は新旧所有者どちらかが行うことが多いでしょうから、その場合は委任状は必要です。
今回は新所有者の私が行うため、委任状の委任者欄に、旧所有者に印鑑証明書を見ながら氏名住所を書いてもらい、印鑑証明書の印鑑を押印してもらいます。(訂正印も欄外の所定の場所に押印してもらいます。)
受任者欄は手続きに行く新所有者が印鑑証明書を見ながら氏名住所を記載します。
ここでも、書き損じが発生すると、書類を旧所有者から貰い直さなければならないので、出来るなら、自分が書く部分を先に書いておくのが良いでしょう。
捨て印がありますが、有効なのは名前などで、クルマの情報を書き損じたら貰い直しになるみたいです。
順番と書類を整理すると、
1.必要書類を準備する。
・譲渡証明書
※各陸運支局のHPからダウンロードできます。(記入例もあります。)
・委任状
・新旧所有者の印鑑証明書
・車庫証明
・自動車税納税証明書
・車検証
2.旧所有者、新所有者ともに、譲渡証明書・委任状に記載と押印をする。
3.陸運局へ申請に行く。
①申請書・手数料印紙等を購入(500円)
私は初めてだったので「名義変更なんですけど・・・。」と言ったら用意し
てくれました。
②名義変更の申請書(OCR申請書 第1号様式)を貰って、記入台で記入例を
見ながら書きます。
OCRなので鉛筆書きです。非常に分かりにくいです。様式の下に新旧所有者の氏名住所を印鑑証明書を見ながら、ここはボールペンで書きます。手続きに行った私のところには印鑑証明の印鑑を押印しました。
③後は陸運局毎の違いがあるかもしれませんが、札幌の場合、発券機から整理
番号票(A票・B票とがあります)を引き、専用のクリアファイルに書類を
入れて、B表を差し込んで受付に提出。
A表は2次元バーコードがついていて、そのアドレスにアクセスすると自分の
書類の受付状況がわかるようになっています。
ここで30分程度待たされます。コロナで密になるので、クルマで待機。
②③まで、よくわからなかったので、相談窓口に行って全部確認してもらい、アドバイスをもらいながら手続きしました。わからないときは相談してみると良いでしょう。
④書類を確認して問題なく審査完了となったら、窓口に行く。
そこで今ついているナンバープレートを外してくるように言われ、ナンバープレート回収書を渡されます。
ナンバープレートを外す大き目のプラスドライバーは持参しましたが、貸し
てくれるかどうかは不明。また、ナンバー封印の壊し方も教えてくれます。
もしかしたら、みんカラで私の姿を初めて見せたかも(;^ω^)
⑤ナンバープレートを外してビスと封印を専用窓口に持っていきます。そこでナンバープレート回収書に印を押してくれます。
⑥再度確認票をもって受付へ行くと、新しい車検証を受け取ることができま
す。
ここで陸運局の手続きは終了です。
ナンバーがないまま、敷地内を走って、自家用自動車協会へ新しいナンバーを貰いに行きます。
自家用自動車協会での手続き。
自家用自動車協会の窓口は、ナンバー封印窓口、希望ナンバー交付窓口、一般のナンバーの交付窓口に分かれています。
今回、私は希望ナンバーにしていたのですが、コロナウイルスの影響で通常の交付よりもかなり時間がかかるらしく、一旦一般のナンバーで交付してもらいました。
1.一般の窓口に行き、車検証等を見せて交付料1,740円を現金で支払うと、出来たてのナンバープレートとビスを渡されますので、クルマへ取り付けます。
ベンツはフロントバンパーの取り付け部分が少しとがっているので、ビスで固定しても浮いてしまいます。
なので、ナンバーの中心付近で少し折り目を付けました。
今度はぴったり。
2.ナンバー封印は職員が行うので、取り付けたら窓口に行きます。
3.職員が車両のフレームナンバーと車検証を確認して、封印します。
これで、自家用自動車協会の手続きは完了。
次は、札幌道税事務所へ行き、自動車税の納税者の名義変更をします。
窓口に行って、車検証と一緒にもらった「登録事項等通知書」を見せると、記載する中身が印刷された申請書を渡され、住所氏名などを記入して提出すると手続きは完了です。
ここまでで手続きに2時間かかりました。
自動車税は、旧所有者が支払っていれば、新所有者が支払うことはありません。ただし、個人で売買するとか譲る場合、自動車税のお金をどうするかはきちんと話し合ったほうが良いと思います。
自賠責保険も、車両そのものに賭けているものなので、次回車検まで何もしなくても有効のようです。
長い長い文面になりましたが、また自分で手続きするときには読み返そうと思います。
ただ、希望ナンバーが受け取れるようになったら、また手続きに行かなければいけません。
その時にはまた書き留めようと思います。