
今日は、コペンのオイル交換に行ってきました。
7月10日に納車され、約7ヶ月で1万キロとは、いいペースで乗っています。スタッドレスを試し履きした時に手伝ってくれている例の友達も最近、格安の初代スイフトスポーツを買ったので、雪が積もるとワンコのように走りに行っています(笑)
今回で2回目のエンジンオイル交換になりますが、履歴を確認すると、
新車〜1,000キロ → ダイハツ純正 アミックス 5W30
1,000キロ〜5,000キロ → トヨタ キャッスルSP 5W30
5,000キロ〜10,000キロ → モービル1 5W30
息子に、これまでのオイルでのエンジンフィールや燃費について聞いてみると、
・エンジンフェール
1位 モービル1 → このオイルにしてからエンジンが静かになった。また、高回転は得意じゃないこの車でも、レブ付近までストレスなく回る。交換時期を迎えているけど、そのフィーリングはまだ悪くなっていない。
2位 キャッスル → モービル1に交換してから思った事として、高回転域の苦しさがあった。ダラダラ乗っている分には不満はない。交換した時に抜いたオイルが綺麗だったという作業者の証言あり。汚れないオイルみたいです。これは一体?
3位 アミックス → 初心者だし、クルマもわかっていなく覚えていません。
・燃費
記録は残していないですが、おおむね、
1位 モービル1 16km/l前後
2位 キャッスル 13km/l前後
3位 アミックス ド新車すぎて参考にならない
という事で、今のところモービル1がダントツ首位。昔からオイルと言えばモービル1っていうイメージですから、これ入れておけば間違いないと思います。
で、今回です。
オイルを選ぶ時の基準は、ブランドだったり、値段だったり、化学合成やら部分合成やらと言ったベースオイルの種別だったりしますね。
オイル交換が有償保証に入っていたBMWに乗っていた十数年間、全くこだわっていなかった私。それより以前は、オイルといえば「100%化学合成」が最高に良いと思って選んでいました。
しかし、今、その表記は「全合成油」やら「Full Synthetic」やら「100%化学合成油」だったり、この十数年の間に何があったのかという分かりづらさ。結局、以前のブログで少し記した通り、2000年頃に勃発したカストロールとモービル1の訴訟で、カストロールが鉱物系のベースオイルのものを化学合成油として販売し、モービルが「ちょっと待ったコール」をした裁判があって、カストロールが勝ってしまい、それから化学合成油やら合成油という表記がメーカーで好き勝手に表現してしまうようになってしまったためなのです。
ベースオイルについては、API(アメリカ石油協会)でグループ分けされています。
グループ1 : 鉱物油ベース 溶剤精製 粘度指数80〜119
グループ2 : 鉱物油ベース 部分合成油 水素化分解精製 粘度指数80〜119
グループ3 : 鉱物油ベース 合成油(VHVI)高度水素化精製 粘度指数120以上
※VHVI:ベリーハイな粘度指数 鉱物油ながら粘度指数を上げたもの
グループ4 : 化学合成油(PAO:ポリαオレフェン)
グループ5 : 化学合成油(エステル、その他)
ベースオイルの種類を調べるには、メーカーHPでデータシートの記載を見ればわかりますが、それを見せているメーカーと見せていないメーカー、肝心なとことは企業秘密としているメーカーがある事がわかりました。
ですので、そこはある程度、メーカーが謳っている表記とネットの情報で判断することとして、私は今度から、動粘度と粘度指数にこだわって選んでみようと思います。
ご存知の方はしばらくスルーでお願いしたいのですが、その車の指定のSAE粘度というのが、コペンなら5W30。「5W」の方が低温時の粘度で外気温が何度まで対応しているかという表記であり、始動時に効いてきます。「30」の方が高温時の粘度になり、走っている時のオイルの粘度はこちらがエンジン保護などのオイルの役割としては重要になってきます。さらにその粘度でも動粘度と言って高温側で言えば100℃の時の粘度が規格で決まっおり、「30」であれば9.3m㎡/s〜12.5 m㎡/sとなっています。そこに更に、粘度指数という温度による粘度変化の度合いを示す指数がありまして、数値が大きい方が温度変化に対して粘度変化が少ないとされています。
今まで使ったオイルについて、これらをまとめてみました。
※表記として 動粘度(100℃) / 動粘度指数
1.ダイハツ純正 アミックス 5W30 : 不明 / 不明
2.トヨタ キャッスル 5W30 : 10.5 / 不明
3.モービル1 5W30 : 11.1 / 172
※合成油表記。ネット調べではグループ3?
ここからは、今後入れてみたいオイルのデータ。
・SUNOCO Svelt 5W30 : 10.21 / 160
※データシートで合成油表記。エステル配合と記載されているがグループ3?
・Shell HELIX HX7 AJ 5W30 : 11.0 / 158
※天然ガスを原料としたXHVI。部分合成油とも言われているがグループ3?
・カストロールEDGE 5W30 : 10.0 / 164
※全合成油表記だが?チタン配合。グループ3?
・MOTUL J-01 LITE 5W-30 : 10.6 / 163
※100%化学合成油表記。グループ4、、、だと思う。
並べてみると、モービル1は、グループ3でありながら、動粘度も粘度指数も高いので、熱タレがなく良いフィールが続いているのかな?と思いました。
それ以外の候補は、ベースオイルや混ぜ物が違うと思うし、数値的には一長一短ありますが、そこを踏まえてこの中から今回は、
SUNOCO Svelt 5W30 をチョイス。エステルが入っていて、グループ5っぽいのはどんなものか試してみます。コペンは3リットル弱しか入らないので1リットル缶を3缶購入。楽天で1缶2,000円しました。結構良いお値段なので、さぞ良いオイルなのだと期待して(笑)
交換前にモービル1の汚れ具合を確認。
こんな感じ。
普通の汚れ具合か若干綺麗な方か?
いつも行くGRガレージの隣のジェームスでオイル持ち込みで交換。
料金はオイルフィルターと交換工賃合わせて約2,000円。
念のため、入れたてのオイルの状態を確認。
結構サラサラした感じでした。
さて、これからまた5,000キロ乗るわけですが、息子の評価はいかに?