
ご無沙汰しております。
しばらくぶりの更新です。
と言うのも、4月4日から13日まで、東日本大震災によって被害を受けた私が勤める会社の設備の復旧支援で、仙台・石巻・女川に行っておりました。
被災地の状況は、メディアを通じて認識しておりましたが、実際に見ると、ハッキリ言って絶句。特に知り合いが居るわけでもない初めて行った土地なのに、涙が出そうになりました。
コレは現実?夢?映画の世界?と錯覚してしまいます。
同じ町でも、普通に生活している地域と、壊滅的な被害で機能していない地域があって、そのギャップに驚きました。
色々と「何か役に立つことは無いか?」と思ってしまいますが、自分が出来ることを淡々とこなすしかありません。
そんなこんなで迎えた4月7日の大きな余震。私は仙台駅近くのホテルの3階に居ました。
そろそろ眠りに就こうと、部屋の電気を消そうとした瞬間、初めは小さな揺れで「余震」と判りましたが、そのうち立っていられないほど大きな縦揺れ・横揺れに鳥肌が立ちました。トランクスにTシャツ姿でしたが(笑)、大きな揺れの中、部屋のドアを開けて避難通路を確保!
机の上にあったものは、固定されていたTV以外は全て落ち、あっけなく停電になりました。揺れが収まった頃にケータイに緊急地震速報が着信。震源が近かったから仕方ないですね。
廊下を見回しても誰も出てこなくて「あれ?」と思っていたら、隣の部屋の上司が出て来て無事を確認。すぐに着替えて、仕事で使うLEDの懐中電灯を持って、リュックに飲み物などを詰めてロビーへ行くと、慌てて避難してきたパジャマ姿やジャージ姿の軽装の人でいっぱいでした。しかもみんな、慌てて避難してきたからか、オートロックなのに鍵を持って来なかったためインキー状態。そうですよね~。
この教訓から、寝る前に荷物は全部カバンに詰めてフタをして、服も着る順番にハンガーに掛けてすぐに避難できるようにして寝ていましたが、この日からずっと寝不足。
その後も、4月11日の夕方に地震。緊急地震速報の音にもすっかり慣れちゃって。このときはビルの9階のトイレで手を洗っていましたが、やはり立っていられない状態。便器の水が「チャッポン!チャッポン!」と波立って、床にこぼれそうになっていました。
早く地震が収まってくれれば良いのに、次々に攻めてくるのがなんとも不気味です。これまで耐えてきた建物も、こんなに大きな地震が続けば倒壊の可能性だってありますよね。
どうか、地震だけでも納まってくれれば、みんなの心配の一つがなくなるのに、自然現象はそんな都合は考えてくれませんね。
改めて「何か出来ることはないか。」と思っている方がたくさん居ると思いますが、支援に専念できる立場にある方は、精一杯支援することが良いと思いますが、一般の方々は、自分が出来ることを自分のキャパシティを超えない程度に淡々とするしかないと思います。
例えば、貯め買いしないとか、募金するとか。
もう、これ以上被害が拡大するような出来事が無いように祈りたいと思います。
Posted at 2011/04/14 20:26:49 | |
仕事 | 日記