
今月いっぱいで閉館となってしまう日産ギャラリー札幌。
何かと普段見ることが出来ないクルマ、ディーラーへ行って見るには気が引けるクルマを気軽に見ることが出来て、とても良い場所だったのですが、閉館になってしまうそうです。
今回、ふとした事から閉館の情報を聞き最後に見に行こうと思って、展示車種を見て絶対に行かなきゃと思い立ち、一昨日の休みに行ってきました。
そのクルマとは、
日産R382。
日本のレース史の黎明期に活躍した日産のレーシングカー。
スカイラインを作った桜井 眞一郎氏が作り上げ、
私が好きな、ベストモータリングのキャスターでもあり、この車両で69年日本グランプリを制した黒澤元治さんがドライブした黄色のR382。
父から、当時の日産のレースの事は聞いていましたが、写真にもあるベストモータリングのレーシングヒストリーシリーズを観て、R380から続いた日産のプロトタイプレーシングカーを知ったのでした。
それを一緒に観ていた息子も一緒で、
実車を目の前に、立ち尽くしていました。
このリアクション、
丁度1年前にR381を観たときと同じリアクション。
この頃のレーシングカーは、なんとも言えぬ異様な雰囲気と迫力、危険な香りがしてきます。
私でも見たくてたまらなかったのに、目の前にすると一瞬身構える感じですから、子供はこんなリアクションになってしまうのでしょうね。
69年の日本グランプリの後、アメリカに渡り行方不明となり、ロスのガレージで発見されて、91年に日本に帰国したというこの車両。
自社製6リッターV12、600馬力のモンスターマシンは、このくらいの太さのタイヤが必要だったのでしょう。このタイヤで走っていたというのも時代を感じます。
右回りのサーキットが多かったので、2座席の車両で、重量物であるドライバーを右に置くレイアウトだがシフトレバーは右。
開発にまつわる苦労話は、ぜひこのDVDをご覧になって欲しいと思います。
感動しますよ!
そして、この他にも貴重なクルマがありました。
まずは、このMID4。
このクルマも、ベストモータリングの創刊号で登場した車両であり、当時賑わせていたクルマ。
当時小学生だった私も、このまま市販されたら凄いなぁと思っていました。
とにかくカッコよかった印象が強かったです。
ポルシェ959に似ている気がしません??
このクルマの技術が、後のR32 GT-Rなどに応用されたのはあまりにも有名。
1階のターンテーブルには、
Zロードスター。
そして、35GT-R。
さらに、
34GT-R Mスペック ニュル。
良く知りませんが、貴重なクルマなんですね。限定車だって、息子に教えられました。
最近、父が箱替えしたそうな雰囲気を出していますが、GT-Rとかって言う選択肢も有りなんじゃないかと勝手に思ったりして(笑)
31日最終日に行くと、この文字を模るミニカーをもらえるそうですよ。
いつも、ここを通るとどんな車が入っているか見入ってしまいます。
貴重なクルマを観ることができるココが無くなってしまうのは非常に残念です。
また復活してくれることを心から望みます。
Posted at 2013/03/22 18:23:34 | |
クルマ | クルマ