
洗車してるおじさんが、クルマをピカピカにして仕上げにタイヤも艶出し剤を使って黒くしてた。アルミもピカピカ。
日本車だと全然気にならないホイールの汚れが、欧州車だとこんなにひどいとは思わなかった。3年目で総走行距離一万キロ未達の乗り方なのに、結構汚くなる。
何が違うのか、パッドに使ってる材料の違いとその特徴を調べてみた。ブレンボをOEMしていると言うアケボノブレーキのホームページによると、一般的な材質は、無機系、金属系、有機系とあるらしい。
有機系の中のノンアスベストのタイプに、ノースチール、ロースチール、セミメタリックが有るそうな。
https://www.akebono-brake.com/product_technology/product/automotive/friction_material/
アメリカで販売するうちの2/3が有機系らしい。
https://www.bridgestonetire.com/tread-and-trend/drivers-ed/ceramic-vs-metallic-brake-pads#
欧州車は、これらの材質のうち、ロースチールというタイプのものが純正で採用されているらしい。
アフターパーツメーカーのウェブサイトに、ライニングの材質と特徴が紹介されてた。
ノースチールが低ダスト。含まれる金属の量が増えると、ダストも増えて、耐熱温度も高くなる。
ノースチールだとワインディングメイン、金属が混ざってきたら、耐熱温度が上がって、初級サーキットと書いてある。
サーキットの方が、ワインディングより平均速度高そうだし、何度も最大減速を繰り返すので、負荷が厳しい使い方。
https://www.project-mu.co.jp/images/2020_catalog_mu_24p_1223p.pdf
https://www.winmax.jp/faq/compound
https://endless-sport.co.jp/EndlessMagazine/mastercatalogue/ENDLESS_PRODUCTS_LINEUP2014_low.pdf
欧州車のロースチールというタイプは、日本のアフターパーツメーカーがサーキット用で売るようなものらしい。ダストが出るけど、耐熱性が良いタイプ。
120iの速度計の最大は時速260キロ。工場の公称最高速度は時速225キロ。時速225キロからブレーキかける様な場面、つまりアウトバーンを走る時とかに、耐熱性が求められる場面が出てくるので、日本ではサーキット用みたいなタイプを純正採用しているんだろうか。
しかし、ダストが出にくいパッドを使った日本車は、彼の地で止まれなくていいのか??そんな事ないはず。
欧州で人気がありそうなスバルなんかどうなんだろうと思ったら、めっちゃ汚くなるという記事を発見。日本車が必ずしも汚れないわけでは無く車種やブランドに応じて状況が違っていそう。
欧州車は走り屋みたいなパッドが、一番小さいファミリーハッチの1シリーズから純正採用されている。
結果、欧州車はダストが酷いと世界中で言われている。ダストは、パッドとローターが削れてコナになったもの。欧州は環境にうるさそうなのにいいんだろうか。
アウトバーンがない地域向けなら、違うパッドにしても良さそう。
ブレーキの鳴きも、ポルシェは良く効くブレーキは良く哭く。と言っている。
https://youtu.be/fUNHb9O52WQ
顧客からなんか言われても、そういうもんだと言って信念を貫く根性。
そういう変えない根性が無いと、ブランド価値は高くならないんだろうか。
自分は走り屋みたいな走り方しないので、低ダストな対策品にしようかな。と思ったけれど、せっかくのスポーツブレーキ。
頑固な欧州車に付き合って、価値が判るようになるまで使い続けたい。
クリープするぐらいの低速時に、ギーと言うし、クリープから止める時、グググと言う、フィーリング。乗り初めから、だいぶ改善してきたものの、止まる直前が余りいい感じがしない。
人間の操作の問題で、本来の価値を見出せていないんだろうか。。豚に真珠。猫に小判。下手くそにMスポーツ。
パッドもローターも交換するのはお安くない。と思ったら、急にダストを見るたび、お金が粉になって消えていくみたいな気分になってきた。
ちょっとした下り坂では確かに安心感を感じる。もう少しブレーキと馴染む期間が必要な気がする。
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Posted at 2021/06/22 21:20:56 | |
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