高校生の頃に友人から譲ってもらったスポルティーフのクロモリフレームに、夏休みにアルバイトをして貯めた資金でいろいろなパーツを組み込み自作したロードバイク。
小振りなフレームですが純粋なロードレーサーではないのでホイールベースが少し長く、優雅な感じがして、気に入っています。
主要なコンポーネントはSHIMANOの600EXと、今は無きSUNTOURのCYCLONEとの混合。
さらにハンドルに穴を開けて、ブレーキアウターをハンドル内蔵にしたり、ARAYAのエアロリムに段付きスポークを組み、当時の流行だった”エアロ”を取り込んでいます。
G・レモンが使ったことで話題になったAVOCETのサイクルメーターを取り付けたり、それなりに当時の流行を追っていました。
レース参戦には全く興味がなく、この自転車では北陸や京都、奈良など、とにかくあちこちツーリングに出かけました。
転倒もパンクも数えきれないほど経験し、自転車の整備はあらかた自分で出来るようになったのもこの自転車のお陰だと思います。
クルマに乗るようになってから暫く遠ざかっていたのですが、工具類は全て残っていたため、ガレージを建てた2003年頃、実家のバルコニーで半分朽ちていたものを引き取り、購入以来最初のレストアを実施。
フレームはK12マーチ用のアクアブルーに剥離全塗装。
ブレーキレバーはSHIMANO 105に交換、ディレーラーも105にするつもりでしたが、この頃お世話になっていた自転車店でデッドストックのSUNTOUR SUPRBE Proを安価で譲っていただけたのでそれを使用しました。
その後しばらくは嬉しさのあまり、ほぼ毎日20~40km走っていたのですが、ある日チェーンが切れた衝撃でフロントディレーラーのバンドが折れてしまい、駆動系を一新して近代化しようと考えたものの、エンド幅の違いなどの細かな問題もあり、次第に興味が薄れ、再び放置状態に。
2014年に長男次男の自転車を徹底的に整備した勢いで、2度目のレストアを開始。
フレームは初代ヴィッツのライトアクアメタリックに剥離全塗装。
イメージはGOODSMILE RACINGのHMR (http://gear.goodsmileracing.com/hmr/)だったのですが、フタを開けてみればどう見てもチェレステ…。
完成後に見た人々から何度もBianchiですかと聞かれる始末…。(´∀`)
部品は原点に立ち戻り、壊れたフロントディレーラーはデッドストック品のCYCLONEを探し出したり、ペダルやブレーキも当時の物に似た現行品とのニコイチなどで修復。
これまでにクルマいじりで得たノウハウも駆使して、他の部品もモーターツールを駆使して前回以上に磨き上げたり、デカール類を再生し、出来る限り30年前の自転車のイメージを残しました。
この間にGIOS ANTICOを衝動買いするという事件もありましたが、これからもまた、長く大切に乗っていこうと思います。
2014,7月現在:10年ぶり2回目のレストアを開始。
2014,10月現在:2回目のレストア完了に伴い画像とコメントを変更。