本当はこのネタ、実行するか相当悩んだんです。
何故かといえば、それほどブレーキに不満がでなかったから。
あと大きくした分重くなるから(笑)
しかし前の神戸MTG後にヨコヤマさんと摩耶を流したのと、先週に摩耶を流した際にやはりこのままじゃダメだなぁと思ったのが経緯。
よくNA6は絶対的キャパシティが不足しているという話が流れてましたが、私にはあまり実感できてませんでした、しかし寒くなってきてタイヤが発熱しにくくなってきた最近ですと、タイヤが路面に食らい付かないからかその傾向が顕著になってきました。
つまり今まではフルブレーキングをしてもタイヤが発熱しており、ブレーキのキャパシティを超えた分を補ってくれていた(特に走るのは夏場が多いですから)。それが発熱しなくなったことで食いつきが悪くなり、今までどおりのブレーキングをすると、タイヤが暖まってないのであっという間にキャパシティを超えてフロントがロックするのかなと推測してます。
元々NA6はフロント寄りなので、それを理解した上でフロントがロックした瞬間ちょっと緩めてまた踏み込むというのを繰り返してたのですが、この前は予想していたポイントで止まってくれず思わずヒヤっとしました(^^;
というわけでまず最初の部品はマルハのリヤビッグローターコンバージョンキット。
もちろん下がそのキット。上はNA8用のキャリパーサポート。
並べてみると結構高さが変わってるのが分かります(いや変わってなかったら困るんですけど笑)
そして次にリアキャリパー。実は私のロードスター、既にリアキャリパーが死んでおりまして、いくらサイドブレーキを調整しても効かなくなってきてたんです。なので某オクでそこそこ綺麗なNB8用リアキャリパーを用意してました。(もしかしたらサイドブレーキワイヤーの可能性もあるんですがまぁ初期NA6のキャリパー不具合の件もあるので…)
左側がNB8のキャリパー、右側に映ってるのはNC用のリアキャリパー。
後述しますがNCのリアキャリパー、流用できないかな?なんて思ってたんですよ。
NA~NBのキャリパーブラケット取り付け部の広さが1250mm
NCキャリパーだと1050mm。この時点で既に絶望的、というかまぁ無理(笑)
何よりこのキャリパー上部の分厚さ。私は14インチに拘っている為、マルハのコンバージョンキットの時点で既にギリギリなのにどう考えても履けるサイズになりません(笑)
というわけで、この落札したNBキャリパーを綺麗にします。
このキャリパー、出品情報で20万キロオーバーの車体から取り外されたと記載されていたんですが、その割にやたらキャリパーが綺麗に写っていたんです。
なので途中で新品に交換されている可能性があると考えました。
そんな訳でピストン部のラバーを除いて全て外しましたが…なんて程度がいいんでしょう(爆) ラバーも若干硬さは感じますがまだまだムチムチです。
プレートも錆び剥がれもなくすごく程度良好。
パッドもこの通りまだまだたっぷり余ってます。
Assy交換されてからおそらく5000kmも走ってないんじゃないでしょうか…。
パッドも面取りされています。何処かのチューニング系ショップでメンテナンスされていた車体だったかもしれません。
うーん、マツダさんで新品のパッドと金具とキャリパーO/Hキット買っちゃったんですが…これそのまま使えそう(^^;
ラバー系はAW時代に相当悩んだラバー復活技術を駆使して(笑)ムチムチに復活させました。再利用しようと思います。新しいローターの兼合いもあるので、多分大丈夫と思いますがパッドだけは新品を利用します。
最近漠然とですが、使えるのに「せっかくだから…」と交換するのは非常に無駄な事なんじゃないかなと考えるようになりました。本当にそろそろまずいからトラブル起こる前に変えておかないと~ならともかく、まだまだ平気なものを交換するのはコストの無駄遣いかなと。なので今回注文したO/Hキットは今後の為の予備として取っておくことにしました。(今回のパッドも予備として取っておきます)
そしてキャリパーを洗浄。左が洗浄前で右が洗浄後。
洗浄に使ったのはストレートのキャブクリーナー。まぁ灯油の洗浄剤入りと思えばいいです(笑)
4という数字の部分のシミですが、これはラストリムーバーを試してみた跡。
ネットでラストリムーバーで掃除すると最高!とかかかれてましたが、ちょっと試してみた限りこれはないな~。5倍に希釈してこれです。その情報では3倍で~と書いてたのでマージンを取ったのですが…。
やるならば灯油が一番ですね。
さてここに用意されているのはRSⅡシリーズの大径ローター用キャリパー。
右に置いているのはNCのキャリパー。「おや?もしかして…」と思った方は正解かもしれません(笑)
FSX 16まで同じでKかSの違い、その違いはこのブレーキラインの固定場所です。
RSⅡまではキャリパー上部だった為、14インチホイールはほぼ履くことが不可能に近い状態でした。不可能に近い、と濁してるのは
可能といえば可能だから(笑)あとは昔インテグラル神戸で出されていたキットでも装着可能ですが既に廃盤です。
NCのキャリパーは下部に取り付け位置が付いているためホイールと干渉しません。
ただし、NCのキャリパーサポートとRS2のキャリパーサポートではボルト穴の位置や径が違う為そのまま取り付けできません。別途RS2のキャリパーサポートを用意する必要があります。
ただ今回はまだ全部品が揃っていない為、まずは部品が揃っているリアだけ着手。
まずはローターまで外した図。
この段階でできるだけ錆を取っておいたら気持ちがスッキリします(笑)
次に金切り鋏を用意して・・・(分かりにくい図)
放射状に切れ目を入れます。
その後ペンチで形状を整えて準備完了。
ちなみに今回は切り広げてますが、今後ハブを交換するのでその際に大径ローター用バックプレートに交換します。
新旧比較。NA8からならともかく、NA6からなのでビックリするほどサイズが違います(笑)
重ねてみてもこの通り。なんだか入るか不安になってきて恐ろしいゾ
次にローターを外す際に外しやすい様、また錆防止の為にスレコンを塗ります。(ああ、また外が暗くなってきた…)
ローターとキャリパーサポート装着(もう真っ暗笑)
パッド、キャリパーも装着完了。
うーん、こうしてみると新品のキャリパーサポートとも違和感なく馴染んでて、掘り出し物を手に入れることができたなぁと感慨深いです(爆)
ホイールを装着(まだ洗う前です汚くてすみません)。ギリッギリのパッツパツクリアランスです。多分3mmくらい(笑)
その証拠にキャリパーの存在する部分についていたバランスウェイト。Xの下を見てもらうと当たった跡が見えます(手汚くてすみません)
念のために外しておきました。後日タイヤ屋さんで対策して張りなおしてもらいます。
うーん、ホイール一杯にローターが広がっていて、まるで出来の悪い車のプラモデルを見てる気分…。
きっちりエア抜きをした上で試走したインプレ。
・・・・・・なぜかものすごくペダルストロークが短くなってしかもペダル剛性がもんのすごい(^^;
はてな、交換前は既にエアーでも噛んでたのか? ちょっとこれは謎の現象だゾ(笑)
そちらは置いといて、まだ軽くしかブレーキを踏んでませんがやっぱり踏んだ最初の一瞬は後ろから引っ張られる様に止まります。いつも通りブレーキを踏んだら予想してた停止位置から5mは手前で止まりました。フロントも交換してからでないとなんともいえない部分はありますが、やっぱりパッドの外周移動はかなーり効くようです。
軽く当たりを出したところ。ローターの未塗装部の上半分しかつかってないので、耐熱塗装をしたほうがいいかもしれない?
次のフロント着手は、来週はマツダファンフェスタがあるので再来週になるかな?と思います。