フェラーリは、現地時間12日、他チームに先駆けて2009年のF1シーズンを戦うニューマシン『F60』をチームの公式サイト上で発表した。
『公式サイト』
http://f60.ferrariworld.com/
ニューマシンの名称は、1950年から始まったF1世界選手権に初年度から参加していたフェラーリが今年F1参戦60年目を迎えることから『F60』と名付けられた。なお、フェラーリが製造したF1マシンはこれが55台目となる。
当初、内部では『660』と呼称されていたニューマシンは、数多くの変更があった2009年のレギュレーションをフェラーリ独自に解釈して設計したもので、空力面で多くの特徴がある。他チームと同様、フロントウィングは幅広く、低くなり、リアウィングはこれまでより高く、狭くなった。マシンの全幅は前年型よりも大きくなり、カウル表面にはレギュレーションで禁止されたスリット状の穴などは空けられてない。またフロントタイヤ後方にあったバージボードやリアタイヤ前方にあったウィングレットなどの空力装置も禁止されたため、装着されていない。リア下面のディフューザーはより後方へと動かされ、縮小されている。この結果、サイドポッド上部と後部は後方からの排気を容易にするため大型化されている。ギアボックスも空力への影響を最適化するために再設計された。ブレンボ製キャリパーを搭載するブレーキシステムも新設計されている。
今季から導入されるKERS(運動エネルギー回生システム)はフェラーリとマニエッティ・マネリ社との協力のもと設計され、シャーシ後方のエンジン上部中央に搭載される。なお、今季のKERS使用は義務づけらておらず、フェラーリが開幕戦オーストラリアGP(3月29日決勝)から使用するかどうかは未定。
タイヤは、ブリヂストン製のスリックタイヤが装着される。
(モータースポーツ ISMより)
自分が思ってたよりはまともなデザインになりました。
そこらへんはさすがプロ集団なんでしょうね。
2008年モデルに80年代エッセンスを追加した感じでしょうか!
FIAが想定している通り、抜きつ抜かれつのオーバーテイクが増えれば言うことなしです。
確かに低く、幅が広い…
1コーナーで何個落ちるかな!? w
シェイクダウンはマッサが担当@ムジェロサーキット
<フェラーリ F60 主要諸元>形式 フェラーリF60 (660)
シャシー カーボンファイバー、ハミカムコンポジット構造
ギアボックス フェラーリ製縦置(リミテッドスリップ・ディファレンシャル)
トランスミッション セミオートマチック・シーケンシャル電子制御ギアボクス(クイックシフト)
ギア数 7速+リバース
ブレーキ ブレンボ製ベンチレート・カーボンファイバー・ディスクブレーキ
サスペンション 独立懸架サスペンション、前後ともプッシュロッド式トーションスプリング
重量 605kg(液体、潤滑油、ドライバー含む)
ホイール BBS製13インチ(前後)
KERS フェラーリ/マニエッティ・マレリ共同開発
<エンジン>
形式 フェラーリタイプ056
排気量 2,398cc
気筒数 8
Vアングル 90度(鍛造アルミニウム)
バルブ数 32
バルブ駆動 圧搾空気式
ピストン口径 98mm
重量 95kg
燃料供給装置 マニエッティマレリ製デジタル電子制御燃料噴射
点火供給装置 マニエッティマレリ製静電気式電子制御点火装置
燃料 シェル製VパワーULG-66L/2
潤滑油 シェル製
Posted at 2009/01/13 00:09:29 | |
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