天才ベッテルのポール・トゥ・ウィンで終わった中国GP
エクレストンは「ルイスは超人だが、ベッテルは… そのうち解るさ♪」と発言
ルイス・ハミルトンすら遥かに上回る逸材だと以前から買っていますよね。
今回も終始雨のレースで、開幕以来なかなかすっきりしたレースが無い今年のF1ですが…
中国GPで見えた事
①マクラーレンの復調
フロントウイングもダブルデッキにするなど、大きく空力をアップデート
全体的なパッケージングにまとまり感が出てきました。
ようやくダウンフォースが効率的に稼げている模様
※円内の図は以前のフロント・ウィングのレイアウト
②BMWの苦悩
重量バランスが偏っており、得意なサーキットと苦手なサーキットがはっきりしている模様
ベースマシンの根本的な減量に集中し、クビサにもKERSを積んだ上でバラストを散らし、バランスが取れるマシンを開発したいようだが…
現状は、まだ戦略的リソースにてカバーしながらなんとか結果を出しているようですね。まぁ、その戦略レベルは逆に言えば相当のものですが。
③ブラウンGPの予算不足と名将の匠さ!
空力パーツの予備も少なく、マシンを壊せない状況が見てとれます。
まぁ、大事に乗る事は結果を確実に残す意味でも重要な要素ですがね。
そんな中、ライバルとの接戦をさけるようにペースコントロールし、ニアミスを避け、無事何事もなく手堅く3位、4位を獲得する辺りは、やはり速さよりも強さを感じます。
MIG(スイスの外国為替ディーラー)という第3のスポンサーも得て、順調のようですが、ボディーサイドの一番大きな場所をまだスポンサーロゴを入れずに空けてます。
大きな資金が入り込めば、将来は明るいですが… 祈るしかないですね。
④フェラーリの諦め
まだまだ早いようにも聞こえますが…
それだけ勝つ為のリソースと経験があるチームだからこそ、先が読めてしまうようですね。
既に来年に向けた開発と、それに活きる2009後半への開発に着手し、前半は焦らず進む模様
⑤トヨタのやる気
毎戦本気で勝ちに来てますね!
先日合法と結論の出たリアのダブルデフューザーも、すでにトリプルデッキに改良
可能な限り開発を進める強い意志を感じます!!
優勝という二文字にも近づく姿勢ですが、この開発姿勢が後半まで好調を持続させそうで、今年もっとも安定感のあるチームだと思います。
中国GPでも19番グリッドからスタートしたグロックが、きっちり2ポイント取って来るあたりに底力を感じずにはいられません。
レッドブル&トロ・ロッソ、ルノー、ウィリアムズはドライバーの力に依存していますが…
それでもレッドブルは優勝を果たすのですから、乗り易いマシンを開発できたのでしょうね。
ルノーはアロンソの技量のみで走っていて… ピケはすでに限界でしょうな(´Д`;)
しかも、政治屋ブリアトーレが乱心気味で…今年も低迷は続きそうですね。チームに集中力が感じられません。
次戦バーレーン、その次のスペインあたりで勢力図が確定しそうです。
いずれししても楽しみですね♪
今回はレッドブルの1‐2フィニッシュとベッテルの2勝目を素直に祝したいと思います!(^^ゞ
第3戦中国GP 決勝結果
01 ヴェッテル(レッドブル)
02 ウェバー(レッドブル)
03 バトン(ブラウンGP)
04 バリチェロ(ブラウンGP)
05 コバライネン(マクラーレン)※
06 ハミルトン(マクラーレン)※
07 グロック(トヨタ)
08 ブエミ(トロ・ロッソ)
09 アロンソ(ルノー)
10 ハイドフェルド(BMWザウバー)※
11 ライコネン(フェラーリ)
12 ボーデ(トロ・ロッソ)
13 クビサ(BMWザウバー)
14 フィジケラ(フォース・インディア)
15 ロズベルグ(ウィリアムズ)
16 ピケ・ジュニア(ルノー)
17 スーティル(フォース・インディア)
※太字はKERS搭載車
Posted at 2009/04/20 18:59:54 | |
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