いすゞ・ジェミニ ハッチバックOZ

前回のブログから続くようで、ちょっとネタ的には「またかよ」みたいな感じになっちゃうんですが。
『昭和のクルマといつまでも』第３回はいすゞ・ベレット1600GT(しかも左ハンドル！　返還前の沖縄を走っていたクルマだそうで、今や日本では２台しか現存してないそうな。返還前って、たとえ沖縄でもアメリカ式の道交法が適用されていたので左ハンドル仕様なんですね)を30年以上乗るオーナーさんのお話でした。そのオーナーさんは、「いすゞスポーツ」といういすゞのクルマ専門の中古車屋さんを経営されているそうです。10年以上前に乗用車から撤退したいすゞのクルマのみを扱うって、スゴイコトですよね。
そんないすゞ愛にあふれた話を観ていて思い出したコトがありまして。

ブログタイトルのクルマ、知ってます？　コチラがそれです(画像はイルムシャーR仕様)。


画像は検索していたら、偶然にもいすゞスポーツさんで過去に扱っていたクルマでした。
３代目ジェミニは４ドアセダンだったんですけれど、その２クーペバージョンが半年後に追加され、そのまた半年後にその２ドアクーペの車体後部をハッチバック化した３ドアハッチバックバージョンが追加発売されたのです。
２ドアクーペでは、フロントフェイスが違うGMブランドから発売されたPAネロや、２代目ピアッツァとか派生車種があったりしますが、２ドアクーペと違って３ドアハッチバックってあまり馴染みがないかもしれません(イヤ、そもそも４ドアセダン以外は馴染みないかも…)。

でも、この薄く低いフロントノーズ、でもPAネロほどもカッコよくない「ホンワカ」さ加減、使い勝手の良さそうなハッチバック、なんかイイなぁと思っていた時期がありました。EGシビック乗ってしばらく経った頃だったから、買うとしたらすでに新車はなく中古車で、それほど人気はなかったから価格もそこそこだったように覚えてます。
そして、買えたらO.Z.Racingのアルミホイールを履かせ(確か当時新品４本１セットでクルマ本体より高かったような記憶が…^^;)、

ボディカラーが白ならトールギス、赤ならメリクリウス、青ならヴァイエイト、黒ならビルゴと名付けよう…

判る方なら判ると思うんですが、アニメ『新機動戦記ガンダムW』でガンダムに敵対する武装組織がOZ。画像の真ん中の白いのがトールギス、左側の赤いのがメリクリウス、その下の青いのがヴァイエイト、そのさらに下の黒いのがビルゴという名前のMS。
な～んて、買ってもいないのにダシャレみたいな妄想膨らませていたんですわ(^o^)

ですが、このクルマ、タマ数が極端に少なく(知名度が低いのもそのせいなんだろう)、今より断然情報誌も足りずネットで簡単に検索もできない時代、そうそう見つかるモノでもなく、なおかつそれほど真剣に探していたワケでもなかったために、いつか忘却の彼方に追いやってしまいました。
番組で３代目ジェミニがチラリと映った瞬間、20年以上前の下らない記憶がよみがえりました。今回はそんなどーでもいい話(^o^)　
ホンットにどーでもいいですよね、スイマセン。

でも今改めて見てみると、結構カッコイイじゃないですか、ハッチバックOZ。
「ハンドリングbyロータス」とか「イルムシャー」とか、スポーツグレードにはRECAROシートの標準装備したりとか、走りにおいても攻めたクルマ作りをしていたいすゞ。今更ながら乗用車部門の撤退は、惜しいコトをしましたね。