
今回、東京モーターショーは初めて東京ビッグサイトでの開催でした。一度でも行かれた方なら御存知かと思いますけど、ビッグサイトは基本的に東ホール・西ホールと分かれていて、両ホール間はちょっと離れている上、西ホールは階層的に展示場があります。つまり、全館使った今回のような大規模なイベントを全部見て回るとなると、立体的に結構歩くんですよね。
しかも幕張メッセのように平屋でブースがみっちりつまっていれば、見ながら歩きも出来ますけど、ビッグサイトでは純粋に移動のための歩行時間が多く、なんだか余計に疲れました。
まぁつまり、次回は幕張メッセに戻ってほしいなぁ…という願望でした。
気を取り直して(^o^)
昨日に引き続き、「東京モーターショー2011」のレポートです。昨日は国産車メインだったので、今日は輸入車その他を御紹介。
まず海外メーカーのコンセプトカーで一番のお気に入りは、
BMW・i8コンセプト。

2009年のフランクフルトモーターショーで出展された、ヴィジョン・エフィシエント・ダイナミクスの後継と思われる、PHVのプレミアムスポーツ。3気筒1.5ℓ+ツインターボ(後輪)&モーター(前輪)で、0-100㎞/h加速を5秒以下、最高時速250km/hというハイレスポンスながら、30㎞/ℓ以上の低燃費と最大35㎞のEV走行も可能とするエコ性能をも併せ持つ、いわば次世代スポーツカーのお手本みたいなクルマ。
まぁ、そんなスペックは置いといて、前車ヴィジョン・エフィシエント・ダイナミクスから引き継いだカッコよさは健在! 低いシルエットと鋭い目つきのフェイス、まるで肉食獣を思わせつつ、上品な佇まい。さすがBMW! イカス!!Σd(゚∀゚d) このクルマも大人気で、写真撮るのも大変でした…(´Д`)
アウディブースに展示されていた、今年のル・マンで優勝したマシン
R18 TDI。

レース関係にはてんで疎いんですけど、このマシンは見ためにカッコイイ!! 中央からテールエンドにまで伸びる垂直翼(?)が航空機を思わせ、何も知らなくても空力に特化したマシンだと判ります。

こちらも大人気で、常に人だかり。私はクルマの写真を撮る場合、いつも全体が映るようにフレームにおさめるんですけど、周りの人達がソレをまったく許してくれません…。私のコンデジのレンズは35㎜で、全体を撮ろうとするとある程度被写体との距離を置かないとダメなんですけど、そしてカメラ構えているとその間に人が入ってくる入ってくる…。全然撮れません…(´Д`) 散々苦労したんですけど、リアからのアングルは結局スッキリきれいにおさまってる写真ナシ…OTL
やっぱり広角28㎜のカメラが欲しい…。
黒いボディにオレンジのアクセントカラーがオシャレな、
シトロエン・DS3レーシング。
こういうテイストって、国産車じゃ絶対できないですね~。
画像見ると判ると思いますけど、市販車だからか柵も何もないので、もー子供はベタベタ触るわ、どういうマニアか(^_^;)フロントガラスのシトロエンマークまで接写で何枚も撮ってる人もいるわで、コチラもなかなか思うように写真が撮れませんでした…。判らなくもないですけど、周りでみんなカメラ向けているんですから、程々にね(^_^;)
フランクフルトモーターショーで発表された一人乗りのEVシティコミューター、
フォルクスワーゲン・NILS(ニルス)。

日本でも、少人数用のEVシティコミューターが各社発表されてますけど、NILSは思い切って一人乗り。通勤用に、というコトらしいです。駐車スペースの確保の難しさや、クルマに多目的さを求める日本ではちょっと難しいジャンルではありますね。
MINIブースはクルマを壁に貼り付けたり、目立つ展示が目を惹きました(^o^)

以前ブログでもネタにした
MINI・クーペが展示されてました。初めて見ますけど、MINIっぽさをスポイルすることなく低い車高がスポーティさ強調していて、グッドです!
さらにこのブースでは、ケータイでMINIのHPに登録するとMINIオリジナルグッズが貰えるというコトで、特にクルマを見るというコトもなくケータイ操作してる人達で混雑してました。
まったくタダで貰えるからって、もぉ~…。イヤ、もちろん私も貰いましたけど(^口^;) 最後の画像が、いただいたネックストラップとピンズ、それと小さいけどお金かかっていそうなMINIのカタログ。
後で知りましたけど、アウディでも同じようなコトやってたみたいです。チェッ!とか思いつつ(^_^;)、だから混んでたんだな…と納得。
ルノーではジュネーブモーターショーにも出展されたスポーツクロスオーバーの、
キャプチャーが展示されてました。

なんていうか、外観にしても、ゴムロープを駆使した内装やハンモック状のシートも、いかにもな感じのコンセプトカーですね(^o^;)
メガーヌやウィンド ゴルディーニなども、自由に乗り込めるように展示され、コチラも人がひっきりなしでしたね。
慶應義塾大学の清水宏教授が興したベンチャー企業、SIM-DRIVEのブースもあり、我がブログでもネタにしたインホイールモーターのEV、
エリーカと
SIM-REIが展示されてました(過去ログ→エリーカ
■、SIM-REI
■)。

エリーカはやっぱり8輪車というコトもあって、結構大きいですね。スポーツリムジンな感じでカッコイイ! SIM-REIは…やっぱりウウム(^_^;) あ、ナンバー隠さないとダメでしょうか?
ヤマハから、オシャレなバイクのコンセプトモデル。

左から125㏄のバイク、
Y125 もえぎ。
ec-Miuは3輪の電動スクーター。右は折り畳み式の電動アシスト自転車の
PAS WITH。どれも肩肘張らないバイクライフを楽しめそうです。
いつもなら、タイヤメーカーのブースは素通りなんですけど(←ヲイ!)、今回面白いモノが出展されてました。

ヨコハマタイヤ(左)からはコンセプトモデル、Shimon(指紋)とHoneycomb(ハニカム)。実際は排水性などの問題がありますけど、グリップ力や強度には優れたパターンだというコトだそうです。ブリヂストンは、今回各社から発表されたコンセプトカーに使われたタイヤを展示。それぞれ面白いパターンです。グッドイヤー(右ふたつ)は、NASAと共同開発したというタイヤを履いた月面探査機を展示。ムーンタイヤと呼ばれるそれは、ゴムも使わなければ空気の充填もなく、800本ものスプリングを編み込んだメッシュボールのようなモノ。耐久性に優れているそうです。

トミカのブースには、映画『トランスフォーマーズ』から何分の1かのバンブルビーと、ホンモノのカマロがありました。黄色が合ってないじゃん(^_^;)
西ホール1階には、映画『カーズ』より、1/1ライトニング・マックィーン!!
カチャ~ゥ!!
ディフォルメされて普通のクルマより大きいみたいですから、結構迫力ありますね。以前、ブログネタにもしましたけど(過去ログ→
■)、ラジコンで実走できるモノがあるそうですけど、コレは走れるのかな?

あ、そうそう、耳カー(過去ログ→
■)もひっそりと置いてありましたよ(^o^) FM東京もスタジオを臨時設置して、生放送をしていたみたいです。
昨日のブログ冒頭で、会期中最高の入場者数(14万人超)だと書きましたけど、全体だと前回より30%以上増の総入場者数だそうです。会場を都内にしたからなのか、クルマに興味を持たれたからなのか、要因は定かではありません。
ただ、会場を見て回ってる時に、聞くとはなしに聞こえてくる会話を聞いてしまうと、どうも暗鬱たる思いが拭いきれないのです。
パターン①BRZの前にて。
男「ハチロクっていうクルマのリバイバルの、スバル版だよ」
女「?」
まぁ、ハズレではいないけど、ハチロクなんて名前のクルマは、今回が初めてなの!
パターン②ポルシェブースにて。
女「なんかスゴーイ、これナァニィ?」
男「ええ? 知らなーい」
…(-"-;)
クルマ業界は、入場者が増えたコトを明るい兆しと勘違いするコトなく、これからも本当にユーザーが欲しくなるような良質のクルマを作るコトを目指してほしいものです!
86やBRZのような純粋なスポーツカーが復活したコトは喜ばしいコトですけど、約1年で失速したCR-Zの二の舞にならないよう祈るばかりです。
…とか、相変わらずチクリとよけいなお世話を呟いて、久しぶりの長文締めさせていただきます。
読んでいただきありがとうございました。