第4回 妙高はねうまクラシックカーレビュー その6
投稿日 : 2017年06月01日
1
日産・フェアレディZ 240ZG
元々、北米輸出用だった2.4Lエンジンを搭載したのがこの240ZGでした!
Gノーズ、オーバーフェンダーのエアロパーツを備えたモデルで、初代北米日産の社長だった片山豊氏の働きかけにより、日産のイメージリーダーカーとして誕生しました!
車名の由来は、ブロードウェイミュージカルの『マイ・フェア・レディ』に感銘を受けた川又社長が、クルマにも洗練されてゆく美しさを求めた名前といわれています。「FAIRLADY」は貴婦人、「Z」はアルファベットの最後の文字であることから究極を意味します。
2
日産・フェアレディZ―L
こちらはノーマルのZですので、Gノーズ、オーバーフェンダーがありませんが、ボンネット中央部の膨らみも特徴の一つといえます!
これは、設計段階から搭載予定でいたL20型直列6気筒エンジンがはみ出てしまうことが判明したため、急遽設計し直されたものだと言われています。
3
ダットサン・フェアレディ2000(SR311)
俳優・レーサーとして活躍している哀川翔さんも、一世風靡セピアのギャラで買ったクルマが、このフェアレディだったそうです!
国産車初の最高速200km/hを記録したクルマとしても有名で、のちのフェアレディZへの系譜となる一台でした。
4
日産・サニーGX5
2代目サニーとしてデビューしたB110型で、写真のサニーは、昭和47年8月に追加された5速ミッション搭載車「GX5」です!
エンジンは直列4気筒ターンフローOHVのA12型1,200ccエンジンで、5ベアリング4気筒ターンフローOHVを採用していたカローラのK型/3K型エンジンに対抗し、それを凌駕することを目指して改良されたエンジンでした!
特に、レース用にチューニングされたA型エンジンは、燃料噴射装置の効果もあり、自然吸気のOHV1,300cc から、その末期には175馬力/約10,000rpmを搾り出しており、何の変哲もない実用向けの原設計からは想像しがたいほどの驚異的なポテンシャルを見せつけました!
5
日産・シルビア(S11)
当初は、日産製ロータリーエンジンを搭載する予定でいましたが、第一次オイルショックにより、レシプロエンジンへと変更されて、登場しました!
直線的な美しいデザインを持つ初代とは対照的に北米受けを狙った2灯式ヘッドランプや、うねりの強い2代目のスタイルは日本の顧客には共感を得られず、国内販売台数は月2,000台ほどと、ライバルのトヨタ・セリカには遠く及びませんでした。
6
ダットサン・トラック1200
外観が310系ブルーバードに似ていることから「ブルーバードムードのニュースタイル」と、当時の宣伝でうたわれていました!
7
P311ブルーバード
主要部品の多くはダットサントラックとの共用で、十分な信頼性を備えていて、全体に中庸を得たスタイルで機能性が高く、市場の反応は良好だったと、言われています。
リアテールランプの形が柿の種に似ていたことから、柿の種の愛称でも親しまれました!
日本初の女性専用車「ファンシーデラックス」が登場しており、ウインカー作動時に鳴るオルゴール、カーテン、サンバイザー組み込みのバニティーミラー、傘立て、ハイヒール立てなど36点もの専用装備がありました。
8
ダットサン・フェアレディ2000(SR311)
輸出先の北米の安全基準に対応するため、ウインドシールドスクリーンを高くし、日本車初のコラプシブルステアリングシャフトの採用、ダッシュパッドやヘッドレストの追加、シートベルトの3点化、ドアアウターハンドル、スイッチ、リアビューミラーなど突起物の形状の変更が施されていました。
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