第3回 妙高はねうまクラシックカーレビュー その4
投稿日 : 2016年06月04日
1
プリンス・スカイライン 2000GT-B
昭和38年の第1回日本グランプリで、大敗を喫したプリンス軍団がトヨタ、日産、いすゞに負けないクルマを!と開発されたのがこのスカイラインGTで、ホイールベースとノーズを20cm延長して、グロリアのG7型直6エンジンを搭載していました!
第2回日本グランプリでは、ポルシェ・904を一周ながら抜き去ったという奇跡を起こし、「羊の皮を被った狼」と呼ばれ、スカイライン神話の1ページを刻んだクルマでした!
装備は、ラジオやヒーターは無く、代わりにオイルクーラー、リミデットスリップデフ、ウェーバーキャブ3連装など、バトルマシンには必須といえる装備満載でした!
2
日産・スカイライン1500(KC10型)
2000GTに比べ、ノーズはショートになり、エンジンは日産製ではなく、合併したプリンス製のG15型直列4気筒エンジンを搭載していました!
3
日産・スカイライン2000GT-X(KGC10型)
ハコスカの愛称で親しまれたC10型は、キャッチコピーで「愛のスカイライン」が使われたことは、非常に有名です!
2000ccグレードでは、F:ストラット、R:セミトレーリングアームが採用されていました!
4
日産・スカイライン2000GT-R(KPGC10)
デビュー当初は4ドアセダンでしたが、運動性能向上の為にホイールベースを70㎜短縮し、リアフェンダーにオーバーフェンダーを装着し、太いタイヤを履けるようにしていました!
おとなしいボディに獰猛なエンジンという意味の「羊の皮を被った狼」のキャッチフレーズが、先代から受け継がれていきました!
5
日産・スカイライン 280D GT(EGC211型)
「日本の風土が生んだ名車」であると名乗った広告キャンペーンのキャッチコピー「SKYLINE JAPAN」から、ジャパンの愛称で親しまれ、歴代初のターボエンジン「L20ターボ」が搭載されたモデルでした!
排気ガス規制の波に飲み込まれ、歴代で唯一DOHCエンジンが搭載されなかったモデルでもありました!
ちなみにこのクルマのターボモデルは、石原裕次郎、渡哲也主演のポリスアクション「西部警察」で、マシンXとして登場してきます!
6
トヨタ・カリーナ1600GT・2ドアセダン
「足のいいやつ、カリーナ」と、キャラクターを象徴したキャッチコピーとアクション俳優の千葉真一をイメージキャラクターしたCMが非常に有名です!
初代カリーナは、同社のスペシャリティカー「セリカ」のベースともなり、7年に渡って生産された車でした!
7
トヨタ・1600GT GT5
トヨタ・2000GTの弟分としてデビューし、ベースになっているのは「バリカン」呼ばれた三代目コロナ2ドアハードトップを補強したもので、サスペンション、ブレーキも強化されていました!
搭載されるエンジンは、コロナ1600S用のOHVツインキャブ『4R』型のシリンダーブロックに、ヤマハ発動機がアルミニウム合金製DOHC(1気筒当たり2バルブ)ヘッドを換装した『9R』型でした。
8
三菱・コルトギャランGTO・MR
コルトギャランの基本を流用しつつ、スポーティなハードトップクーペとしてデビューしました。 トランクリッド後端の跳ね上がったデザインはダックテールと呼ばれ、当時の米国製「マッスルカー」のトレンドを、小型車のサイズに巧みに反映させた精悍なスタイリングを誇っていました。
ちなみにGTOとは、「グラン・ツーリズモ・オモロガート」で、イタリア語でGTレース用ホモロゲーションモデルを意味します!
MRとは「三菱・レーシング」を意味し、三菱にとっては栄光の記号で、ランエボⅧMRが登場するまで30年間封印されていました!
タグ
関連コンテンツ( 妙高はねうまクラシックカーレビュー の関連コンテンツ )
関連リンク
[PR]Yahoo!ショッピング