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イイね!
2012年08月01日

オイルキャッチタンクの役割

ハンチングの原因、単純な配管間違いでした(^^;




昨日つないだ配管の内容は上記。

B型エンジンはインマニ側にPCVバルブのついた主のブローバイガス還元配管らしきもの(?)と、エンジンヘッドカバーにはPCVバルブのついてそうに無いサブのプローバイガス還元配管(?)があります。


ちなみに

主のブローバイガス還元配管はインマニサージタンクへ

サブのブローバイガス還元はエアクリのサクションパイプの中間部分へ

もどされています。

上の写真ではサージタンクとエアクリのサクションパイプの部分がオイルキャッチタンクを伝って繋がってます。
つまり、スロットルボディを通らずにエアーがサージタンクに進入していくという問題が発生します。
エアー流量っていうのはスロットル開度とインマニ内の圧力センサー等で測っているため、上の写真のようにスロットルを流れる空気量とインマニに入ってくる空気量に違いがあってはまともに制御できないわけです。

てことで、自分が昨日やった配管は間違いです。




正解(?)というか効果がありそうな配管はこっち↓


インマニ側のブローバイ受け入れ側配管をめくら(画像の×のところ)して、ブローバイガスを全てエアクリサクションパイプ部にもどすことにしました。
これで、吸入空気量制御に悪影響を及ぼしていたインマニへの2次エア導入を防ぎつつ、ブローバイガスを減らせるとは思います。

ただ、この配管の心配事は、サクションパイプ内がオイルで汚れそうなこと(最悪エアクリが汚れる?)

まぁこれについては近々オイルキャッチタンクの還元部分にガーゼでもかぶせて予防でもしておこうかと思います。




さて、本題であるオイルキャッチタンクの役割ですが、大きく分けて3つあると思ってます。
(調べたら載ってるかもしれないけどおさらい)



①ブローバイガス(未燃焼ガス)を直接吸気に戻さないことでオイルの劣化を防ぐ
②未燃焼ガスを吸気に戻さないことで吸入空気の酸素密度を上げて充填効率を上げる
③クランクケース内の圧力を逃がすことによって、ポンピングロスを低減する



もともとオイルキャッチタンクで逃がすブローバイガスってのは燃焼室内で燃焼中のガスがピストンリングの間を抜けてクランクケース内(エンジンブロックやエンジンヘッド内)に存在するもんです。
発生の原因を考えると、クランクケース内のほうがエンジンヘッドよりも高い圧力になりそうなのは想像がつきます。
(ピストンリングの下側はエンジンブロック(クランクケース)だから。)


①についてですが、ガソリンの燃焼時には水とか色々発生します。
ガソリンのブローバイガスってのは水分やNOxとか色々混ざっていて、ブローバイガスがクランクケースにもどり、エンジンオイルと混ざるとこれらの要らない副産物と混ざり合って劣化したりします。
劣化すると保護性能とかが著しく低下したり、オイルの酸化によるオイルシールの腐食等が発生します。
ですんで、オイルキャッチタンクを設けて、ブローバイガスの未燃焼成分をオイルキャッチタンクで分離させることでオイルの劣化を防ぐことができます。





続いて②について。
これはブローバイガスを吸気に戻すということは単純に燃焼室内に入る空気の一部に燃えにくい空気を入れるということです。

つまり

空気を100%入れるか
空気90%と排ガス10%入れるか

というイメージです。(%の割合とかは適当)
※排ガスはわかりやすく表現してます。実際はちょっと違います。

こういうと空気100%のほうが燃えそうでしょ?





最後に③について。
ブローバイガスをオイルキャッチタンクで逃がすことによって、クランクケース内の圧力が大きく下がるはずです。
通常のブローバイ経路でも圧力は下がりますが、オイルキャッチタンクを設けることで気化したオイルミストを液体に分離して、普通の配管より圧力を下げれるはず。
イメージとしてはブローバイガスには水分も含まれてるので、気化した時の膨張率が高いはず。
つまり、オイルキャッチタンクで気液分離させたほうが大きくクランクケース内の圧力を下げれるんではないかと思うわけです。

そして、圧力が下がることによってピストンを押し下げるのに邪魔なクランクケース内の圧力が下がってポンピングロスが少しは低減されるのではないかと思います。


ただ、③については推測の域しか出ないのが現状。
元々インマニ負圧でブローバイを引っ張り出してるから、圧力はそこまで低くならないんじゃない?
っていう思いがあるんで。






一応こういった推測をしたにも理由があって、明らかに回転が滑らかに動くようになってる気がするんだよね。




実際はどうなのかは証明はしてないけど、体感できるレベルなのでオイルキャッチタンクはB型エンジンの場合は効果は高いと思います。

なにかわからないこととか、突っ込みどころがあったらどんどん言ってくださいな。
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Posted at 2012/08/01 23:06:47

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この記事へのコメント

2012年8月1日 23:16
なんで学連のC車にはオイルキャッチタンク必須なんですか?
(4年間触れなかった疑問。。)
コメントへの返答
2012年8月1日 23:28
えっ?中四国地区はないならないでOKだったような…
関西学連が規則書読み違えてるか、関西学連特別ルールでは?
2012年8月2日 2:59
JAF第3編 スピード車両規定では、
(第7章 スピードSC車両規定
  第 1 条 安全規定
   1.16 )オイルキャッチ装置)
『クローズドループブローバイシステムの車両を除き』
って書いてあるな。
てことは普通純正は大気開放してないから要らんのじゃなかろーか。

昔はコレ見て付けてたような…
無駄だったか…orz
コメントへの返答
2012年8月2日 18:31
どうもSAもSCも付けても付けなくてもいいみたいですね。
でも、学生特別ルール(排気量制限とか)は存在するのはするんで、そのへんの兼合いかと。
2012年8月2日 9:37
http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Rally/1407/brob/index.html
http://iworks.fc2web.com/hitokoto61.html
ブローバイの話になるたびにはるリンク。

そもそもオイルキャッチタンクの基本はエンジンブロー時にオイルを外にまきちらさないようにするためのモノ。
ブロー=ピストン破損とするなら、ガスがピストンを通過して(=ブローバイガスが大量に発生して)、大気解放の場合は外にオイルやガスをまきちらす事になるので、路面を汚す。
それを防ぐためのモノ。
つまり、昔の名残(笑)
だからクローズドループ主流の現代じゃ別に無くたって良いわけです。

インマニの配管。
インマニ内の圧力を考えてみれば分かる事だけど、スロットルを閉じている間は強烈に負圧。
つまりクランクケースからたまったブローバイガスをインマニが吸いこんで、エンジン経由で外に排出してくれる&クランクケースを負圧にする。
更に、サクションパイプ(インマニより圧が高い)のところからヘッドカバー経由で新気を吸いこんで、エンジン内部を綺麗な空気で満たし、ブローバイガスからオイルパンのオイルを守る役目があるわけ。
だから、インマニの配管閉めちゃうと時間に対するオイルの劣化が早まっちゃう。
よって、1は誤りです。

次。
全開時、スロットルが開いているのでインマニ内圧力はサクション部分とほぼ同じになるか、空気の流速の関係でサクション部分の方が圧が低くなるので、サクション側からブローバイガスを吸い出す。
つまりインマニ側を塞いでも塞がなくてもあまり違いは無い。
よって2の効果はインマニ側を塞ぐ事とは関係ないです。

3もハーフスロットルなんかだとクランクケースからインマニに吸引するので、むしろインマニを塞ぐ事によってクランクケース圧力が上がるのでレスポンス悪化。


というわけで、インマニ側を塞ぐ意味はほぼありません。
エンジンブローした時に確実にオイルをキャッチ出来るという本来の意味の効果はありますが(笑)
コメントへの返答
2012年8月2日 18:43
全くもって自分の参照数の少ないですねorz
自分の頭だけで検討しようとするとどうも事象を見抜けてないだめだめさです…


とりあえずクランクケースとサージタンクにつながれているホースの間にオイルキャッチタンクをつなごうと思います。
あとのはもどしておきます。

圧力を逃がせばいいとだけ思っていましたが、負圧で掃気して新気をクランクケースに導入するとは考えてなかったです。

ひとつだけ疑問点なのは、サクションパイプからヘッドカバーに空気を引き出せるのかどうかっていうところです。
自分としてはクランクケース内の圧力は結構高いものだと想像していて、ヘッドカバーの圧力>サクションパイプの圧力だと思っていて、クランクケース内の掃気ができるのかな?ってのがちょっと疑問です。

てことでちょっとヘッドカバーのパイプ抜いてアイドリングさせてみて、ヘッドカバーに吸引圧が発生しているか確認してみますw

タスクバーさんの前の解説を事前に読んでおけばよかったです(^^;
2012年8月4日 9:39
無知な頃、ブローバイホースを過給後のパイピングに繋いでしまって、クランクケース内まで過給されたせいでエンジンオイルレベルゲージが吹っ飛んだ経験があります><
ちゃんと繋がないといけませんねw
コメントへの返答
2012年8月4日 18:54
クランク室ターボwwww
C車のレベルゲージ取れ防止の針金が役に立ちますねw
やっぱりちゃんと下調べしないといけないとおもった今日この頃(^^;

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大学時代は自動車部というディープでライトな部活にはまり、DC2インテグラ等を乗り回し、2009年ではダート、ジムカーナと2つの学生全日本大会に出場しました。 ...
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