
昨年の夏に温度調整が出来なくなりました。
クルマを始動して数十メートル移動しているときに、センターコンソールの奥からカタカタ、カタカタと音がしていて、なんの音かな?と思っていました。
後で判るのですが、ダンパーを動かすモーターが空回りする音なのでした。
最初にディーラーに行って症状を伝えると「ちょっと見てみます」と言って、調べてくれました。
「コレがグローブボックス外すとポロんと出て来ました。」
「ミクスチャーダンパーを動かす部品の破片と思います。」
部品は出るのかな?
「アッセンブリーになります」
幾らくらいになりますか?
「整備費込みで30諭吉です」(๑˃̵ᴗ˂̵)
自分で直してみます(´∀`)
と言って、ディーラーを立ち去りました。
で
ネットで情報をかき集め、同じ様な事例を探る。
C4ピカソの事例は2件ほどヒットしました。
埼玉のショップと岐阜だったかな?修繕してお客さんに納車しています。
こういうショップが近所にあったらなぁと思いながら、どういう修繕にするか検討。
最初にやってみたのは、ボンディック。
いけるか⁉︎
駄目でした。
PPとかダメと書いていました。
対象物に穴を空けて樹脂を貫通させるなど工夫をすれば接合出来る可能性もあるとか
また、ロッドを取り外さず作業をしたのが間違いでした。
周囲を囲う様な樹脂の塗布が出来ず強度も出ません。
最初の作業をしたのが冬になってからだったので、手動でダンパーを動かして常に暖かい風が出る状態にして難を逃れる作戦にしました。
そうこうしているうちに、春が訪れました。
朝は寒くて昼は暑い日が何日かありました。
Z4ばかり手をかけずそろそろピカソもなんとかしないと。
でもプラを接合できる良いものはなかなか見つからず、考えたのがPPとか大丈夫な接着剤とそのあとを縛る様なもの。固定するワイヤーと ずれない様に溝を切るヤスリ

よし。
コレで修繕出来るんじゃないか?
そして遊びがてらいつもの板金整備を営む知人のところで作業開始。
今回の作業を聞かれたので現状説明と修繕内容の説明をすると、
「PP系はこんなんで固定出来るで」
と出してきたのが二液混合のボンド
「メグミックス」(業務用)
整備手帳には一般には手に入らないとか書いていますが、モノタロウとかAmazonでも買えるみたいです(朗報)
また類似のプラを接合出来るボンドは数種類ある様です。
コレはカートリッジなので押し出すガンとチップを別に購入する必要があります
結局ヤスリとステンレスのワイヤーは使わない事に…
ロッドを外してきて
作業開始
アドバイス頂いてベルトサンダーで耳を削ります。
このボンドは90秒で硬化が始まるので、ちょっと焦りますw
整備手帳にも書いたのですが、ポリエチレンにはつかないので、周りを囲って成型します。
あとはカッターナイフでバリを削ってok
しばらく待つとカチカチ
さっさと元に戻して作業終了
うんうん
ガタもなくビシッと取り付けできました。
外す前の画像でロッドとギア、フラップの位置を同じ状態で戻しておきました。
あとはディーラーでフラップ位置の校正をしなければなりません。
事前に聞いている校正費用は5,000円
多分これで30諭吉は回避出来たはず!
(≧ω≦)b OK!!
Posted at 2021/02/21 00:40:28 | |
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