2009年06月22日
45才生誕記念46台目プロジェクトは一時中断しております。
まったくもって個人的な理由ですが、
13日に亡くなった三沢光晴の四十九日までは喪に服そうと。。。
三沢~~~(T_T)。
改めて、謹んで冥福を祈ります。
さてさて。
福岡のアヤシイ中古車屋さんから「救出」した
「84年式シトロエンBX16TRS(初期型ボビンメータMT)」。
シトロエンが世界に誇るサスペンションシステムである
「ハイドロニューマチック」を搭載した希代の名作でございます。
が、、、。
走り始めたとたんハンドルに45度のアソビがあることに気づくも、
とりあえず前に走るからと、同行の友人Aを従えて帰路へ。
福岡市内を無事に通過し、九州道を南下。
途中、パーキングエリアでトイレ休憩。
万が一のことを考えて、
エンジンを切らずにアイドリング状態を保ったままで。
すると、後ろから付いてきた友人A曰く、、、
「運転してて、気分悪くなってない?
すっごくヘンな上下動しながら走ってたけど、大丈夫?」
少なくとも運転している間は気づかなかったけど???
「見ててコッチが気分悪くなりそうな、ヘンな揺れ。
ハイドロ(ニューマチック)ってこんなにユラユラすんの???」
そのときは初のハイドロドライブで判らなかったものの、
実は「スフィア」と呼ばれるサスペンションの窒素ガスタンクが
まったく空っぽに近く、
LHMというオイルだけがストラットに満たされた状態だったらしい。
感覚としてはクルマというより、オイルの波の上にただようボート。
簡単に言えば、船酔いを誘う揺れ、って感じかな。
ただ、運転していた本人にすれば、そんなこと感じる余裕も無く、
ひたすら「不意に止まらないか」に神経を注いでただけのことで。
後年に同じような状態の他のBXに乗ったときに、
とても運転できるようなシロモノではないと確認しました(^^;)。
そうこうしながらも、なんとか熊本へ到着。
とりあえず我が店の駐車スペースにクルマを置き、
「明日、ゆっくり観察するか」とエンジンを止めたのですが、、、。
エンジンを止めたことによりLHMのポンプも当然停止。
ここで本来なら「スフィア」の窒素ガスがクッションの役割をして
加圧を失ったストラット内のLHMを徐々にタンクへ戻すのですが、
スッカラカンのために車重そのものがダイレクトに圧力としてかかり、
怒濤の激流としてリターンホースへ一気に流れ出したワケで。
結果、その流れの圧に耐えきれなくなったリターンホースが、
経年変化による硬化と基本的材質の劣化によりブチッと破裂!!!
ガクッと下がる車体とともに、
「あーーーつ! 緑色の下血が止まらないーーーーーーー!!」
、、、orz。
緑色に染まるガレージの床を見ながら、一つの言葉が浮かんできました。
「安物買いの、銭失い」
追伸:ちなみにハンドルの45度のアソビは、
ステアリングジョイントが見事に断絶してました。
これで高速道路を100kmも走って来たなんて、、、。
Posted at 2009/06/22 21:27:29 | |
我が車歴/目標99! | クルマ
2009年06月15日
三沢~(T_T) なんで逝っちゃったんだよぉぉぉ~(T_T)
アイルトンセナの訃報に接したときと、おなじ心境っす。
一種の虚脱感というか、放心状態っていうか。
さぞ無念だったことでしょう、、、orz
冥福を心より祈ります。
さて。
中古車雑誌で見つけた「シトロエンBX16TRS(初期型ボビンメータMT)」。
しかも、車検が1年半もついている!
販売していたのは、福岡の小さなクルマ屋さん。
その他の在庫車を見ると国産の10年落ちっぽいものばかりで、
とても専門店とは言えないアヤシイ雰囲気。
おそらく「下取ってはみたものの、、、」なんでしょう。
で、とりあえず「冷やかし」がてら見てみるか~の軽い気持ちで、
シトロエン2CV(6号車)に乗って出かけたのですが、
自宅を出てしばらく走ったところを信号待ちしていると、
偶然、となりに友人A(クルマバカ)のクルマが止まってきたんです。
「よぉ!どこに行くの?」
「ちょっとシトロエンの冷やかしに福岡まで!」
「ぢゃぁ、ヒマだけん、一緒に行こうか! 2CVじゃ高速もツラいだろ?」
今思えば、この時、コイツに会わなければ、、、orz
こうして友人Aのクルマで福岡へ向かう車内。
クルマバカのそいつ曰く、
「ここでオレと会ったのも偶然であり、かつ必然。
きっとそのシトロエンに乗って帰れっていう神の思し召しだよ、たぶん」
「だよね~!だよね~!これぞ運命ってやつだよね~!」
今思えば、せめて、コイツがクルマバカじゃなかったら、、、orz
およそ1時間後。
到着したクルマ屋さんは、「屋」というより、「ヤード」。
目的のBX16TRSはというと、ほぼ放置プレイ状態であるのが見え見え。
だって真っ白のはずのボディが無数の水垢でコーティングされてたんですから。
しかもお店のオッサンがいい加減極まりないオッサンで、
「エンジン掛けてみてもイイですか?」
「う~ん。。。掛かるならヨカけど、掛かるかなぁ???」
おーい!アンタ、そんなクルマに値段つけて売るなよぉぉぉ!
別のクルマからバッテリーをジャンプして、なんとかエンジンスタート。
シトロエン独特のハイドロニューマチックにLHMが循環し、
ペタッと落ちた車体がムクムクと起き上がって準備完了したものの、
アイドリングは安定しないし、LHMはポタポタ漏れてるし、
エアコンの風は辛うじて冷たいくらいだし。
う~ん、いくらなんでも、これはダメだなぁ~と直感。
やっぱり縁がなかったのね、と思いつつ、
「ありがとうございました。じゃぁ、また、、、」
と言いかけたら、、、
そのオッサンが、いきなり、こう言ったのです。
「20万円でヨカけん、持っていかん???」
そう言われたら、商売人として、こう言うのが定石でしょう。
「えーっ!10万円なら持っていくけど!」
ま、こんな個体を売る方も売る方、買う方も買う方。
おおらかな時代だったんでしょう、きっと。
ちなみに中古車雑誌に載っていたプライスは、その5倍でしたけど(^^;)。
で、商談成立。
同行した友人Aは「オッサン、よっぽど金に困っとったんだろ」と耳打ちしたが、
それよりも、この不良債権を誰かに押し付けたかったに違いない、と気づくのは、
代金を支払って走り出した数秒後でした。
「このクルマ、ハンドルに45度アソビがある!!??」
追伸:
、、、ということで、この続きは次回。
そうそう、ブログタイトルは、なんとかまだ45ですのでご安心を(^^;)。
Posted at 2009/06/15 17:19:52 | |
我が車歴/目標99! | クルマ
2009年06月08日
46台目にリーチをかけつつ、なんとかフンばっている今日この頃。
というか悶々としながら過ごしている、っていうのが正解かも。
せめてクロスファイアが嫁いでからじゃないと、との心理的歯止めが、
音を立てて崩壊するのも時間の問題になっています、、、orz
そういえば、7号車を買ったときも、福岡まで取りにいったっけ。
ミラウォークスルー(5号車)とシトロエン2CV(6号車)の2台体制で
商売も私事も済ませてたものの、夏が来て、ちょっと問題が。
理由はカンタン! 2台とも、エアコンが無いのです。
まぁ、無ければ無いでなんとかなるもんなんですけどねぇ~。
ワタシの場合、こんなことが「大義名分」となるワケで、
「とりあえず、エアコンのついたクルマ、買うから!」と。
幸か不幸か、「商売には『経費』という魔法」があることを知ったことも、
多少影響しておりますが(^^;)。
当然、お察しの通り、狙いは1点買い。
2CVでカブれた「ヘヘ菌」感染者としてはこれしかないの選択!!
シトロエンBX 初期型ボビンメーター/MT
すでに市場は後期型がメインで、しかもMTは元から輸入台数も少なく、
滅多に売り物が出ているなんてことはなかったんですが、、、。
たまたま書店で立ち読みした中古車情報誌。
パラパラとインデックスを「シトロエン」の項目にしたとき、
ほんと我が目を疑いました。
あっ!出てる!しかも福岡!
と、ここまで書いて、、、orz
なんだか、まるで今回の流れを書いているだけのような気がする。
時代がかわって、雑誌がWebになっただけじゃないの。
20年経っても成長、いや、学習能力がないワタシが自分で愛おしい(T_T)。
次回の書き込み時にブログタイトルの台数が増えても、
あまり気にしないでくださいね。
Posted at 2009/06/08 10:07:24 | |
我が車歴/目標99! | クルマ
2009年05月18日
5月もゴールデンウィークを過ぎまして、今年も当然届きました。
自動車税の請求、、、いや、納付書。
思えばピーク時には8枚が束になって来てましたっけ。
丁寧に輪ゴムでまとめてあったのは、郵便屋さんの優しさだっだのかも。
さて。
ゴルフ2を手放し、商売用のミラウォークスルーと一緒に手にした「差額」。
それはそのまま、ずっとずっと欲しかったクルマの購入資金となりました。
子どもの頃から一度は乗ってみたいと思い続けていた、憧れの存在。
最初にシティターボを買うときもホントはコッチが欲しかった、初恋の相手。
とても現実的ではないと最初から諦めるしかなかった、永遠のアイドル。
商売の開業資金は自分で動けばなんとかなると思っても、
このチャンスを逃すと、死ぬまで乗れないと思ったのでございます。
(当時はまさか45台も乗るなんて思ってもいなかったし^^;)
ということで、念願かなって購入したのは、
1988年式 シトロエン2CVっ!チャールストン黒灰カラー(*^^*)!
1年半オチ、チェッカーモータース物で、走行8,000km。
お世話になったクルマ屋さんは、
「パンダあるいはキャトルのほうが、まだ、マシですけど」
と心配してくれましたが、そんな次元の話ぢゃないワケで。
気分はまさに、1/1スケールのプラモデル。
さっそくお約束の、セミトラ交換、すだれトップ、12v扇風機を備え、
休日のお出かけや日頃のお買い物にも大活躍!!
真夏でもウチワ片手に扇ぎながら、アクロバット的シフトチェンジを慣行!
まさにカラダの一部のように、乗り回しておりました。
で、その後、どうしたかと言いますと、、、。
現在、みんカラの「愛車紹介」にアップしているのは、
「ジオ」「クロスファイア」「チェイサー」の3台ですが、
この2CV、ナンバーついたまま、今も手元にあるのでございます。
ただ、この数年の放置プレイにより「土に還る寸前のオブジェ」へと変身。
ハズかしくてお見せできないワケでして。←反省。
しかしながら、所有して今年でちょうど20年という節目でございますし、
先日より「レストア計画」をスタート(といっても依頼しただけですが)。
年内を目標に復活できればいいなぁ~と思っておる今日この頃です。
ということで、今年の自動車税の請求、、、いや納付書は、4枚。
ピーク時に比べて半分と思えば、気にしない、気にしない、、、orz
Posted at 2009/05/18 20:51:43 | |
我が車歴/目標99! | クルマ
2009年05月12日
祖母からの結婚祝いという名目で買ってもらったゴルフ2。
その後は全く何のトラブルもなく、堅実で快適なカーライフが続いてました。
ほんと、新車って壊れないんだなぁ~と、当たり前のことに感心しつつ。
そして、およそ2年ほどたった、25才の晩秋。
勤めていた会社から独立し商売(アマチュア無線屋さん)を始めることとなり、
ゴルフ2も開業資金の一部として手放すことに、、、(T_T)。
知り合いのクルマ屋さんに査定をしてもらいました。
提示された金額は、200。予想していた数字とほぼ同額。
そこで、そのうち70を使って購入した営業車が、、、
ダイハツ ミラ 550 ウォークスルーバン (年式忘れた)
宅配便さんが乗ってるパネルバンのミニミニサイズで、
リアの荷室は見た目以上の大容量を誇る、お仕事用には至極の1台。
しかも、外装をキレイに塗り直し、お店のロゴマークをいれておけば、
ちょっと目立つカンバンとしてもバッチグーな存在なワケですよ。
かわいいアルミを履かせてみたら、ますますキュートで大満足。
調子に乗ってグリルを加工し「VW」マークを取付けてたら、
いろんな人から「ワーゲンの軽自動車ですか?」と言われてました(^^;)。
今で言えば、ルノーのガングーみたいなもんですかねぇ?
とにかく良く働いてくれた思い出が残っています。
で、話を購入時に戻すと。。。orz
本来なら、査定額のうち70を営業車に、残りを開業資金に、のつもりでした。
でも、ゴルフ2に乗りながらNAVIやカーマガ読んでたワタシ。。。
どうしても、どうしても、どうしても、欲しかったクルマがあったんですぅぅぅ。
そこでワタシは、かねてより計画していたセリフを口にしてしまったのです。
もちろん、ヨメにはナイショで。
「残りの金額で買えますよね、アレ、、、。」
ある意味、今に続く泥沼は、ここから始まったのかも知れません。
Posted at 2009/05/12 14:16:01 | |
我が車歴/目標99! | クルマ